善徳女王 40話・41話・42話 あらすじ・ネタバレ・感想

善徳女王

ユシンは、村長を処刑したトンマンを励まします。
「ご自分が正しいとお信じください。さもないと耐えられません。さもないと前には進めません」

トンマンが村長を処刑しさらし首にしたと聞いたミシルは、若かりし頃、命を助けてもらったこともあり、可愛がっていた郎徒が戦場から脱走し、自らの手で処刑したことを思い出します。
「多くの敵を斬っても震えなかった手が震え、止まらなくなりました。しかし、しばらくしたある日、手の震えが止まり、自分が変わったのを感じました。もう以前の私ではないと。トンマンもそうなるでしょうか」

ピダムは「ミシルのようにならなくていい。ミシルのように人を殺し、口角を上げずとも強く見えます」とトンマンを励まします。

「民たちは経験がないのに急ぎすぎた。土地を開墾し、土地の主になり、その土地を子どもたちに遺せる…まだ、理解できぬのだろう」

「私にはありのままの姿を見せてください。その方が胸が躍る。民たちもその方がわくわくしますよ」

夜、トンマンは安康城の官吏をユシンに一任します。「現地に留まる花郎と郎徒を自ら選び、信頼できる者を随時送り、状況把握をお願いします」

心臓病の兆候が見られた王は、トンマンの婚姻を急ぎます。

ソファは、ピダムとトンマンの関係を心配します。

トンマンの婿候補はアルチョンとみたミシルは、アルチョンの父に贈り物をします。

ピダムがトンマンと親しくしているのを見たソルォンは、「ピダムをトンマンの夫にしては?本来なら真骨です」とミシルに言いますが、「とっくに捨てた子です」とミシルにその気はありません。

同じ頃、ユシンの妻・ヨンモが懐妊したと家族に報告します。セジョンはユシンに「そなたを風月主と兼職で兵部(ピョンブ)に配属することにした」と報告。セジョン一家は、慶事続きにご機嫌です。

トンマンの夫についての会議の場で、トンマンは「私は結婚致しません。自ら王位を継ぐ副君(プグン)となります」と発言。王族も貴族も反対しますが、王は「トンマンは聖骨ゆえ反対できる者はおらぬ」とトンマンへの継承を考え出します。
「トンマンは、ミシルに対抗できるもっとの強い武器、聖骨という身分を使うつもりだ」

ピダムはミシルを待ち伏せし、「王位を目指すなど、璽主様には想像もできないことだったでしょう」とミシルを挑発します。

チルスクは、ピダムとウォルヤの様子を探らせます。

ウォルヤとソルチは「伽耶出身者」を王にするつもりだったのに、ユシンがトンマンを王位に就けようとします。二人はユシンに反発しつつも、トンマンを信じるユシンの気持ち、伽耶の民を想うユシンの気持ちを信じようとします。

トンマンは、まずは民たちに「女王」という言葉を広めます。ヨムジョンは「西域のエジプトは女王が統治していた、あり得ないことはない」とピダムに教えます。

トンマンが王位を目指していると知ったチュンチュ。しかし、チュンチュも密かに王位を狙っていました。チュンチュはミシルに接触します。

副君についての和白会議、ミシルは「王様は以前、あらゆる真骨貴族に副君となる機会があると明言されました。副君に推薦する人物をお連れしました」とチュンチュを連れてきます。

チュンチュは「開陽者であるチョンミョン王女の嫡子」という立場を利用し、そして、「骨品制は下品な制度。中国でも西域でも聞いたことがない」と発言します。

この発言はミシルも予想外でした。会議は終了。

ヨンチュンは、王に「女性よりも、チュンチュの方が納得できる」と言います。

しかし、チュンチュはミシルの親族のポリャンとの縁談が進んでおり、ソヒョンは反対します。

ヨンチュン「ミシルの親族以前に、王様の孫なのですよ。これを機にミシルと王室の和解を考えては?」

「だがヨンチュン公の甥でもあります」

「私が私的な利益のために進言したとでも?」

廊下でヨンチュンたちの会話を聞いてしまったトンマンは「私とチュンチュを敵対させるのがミシルの狙いです。私はチュンチュとは争いません」と王に言います。

ユシンも「チュンチュとトンマン王女の争いになれば、開陽者同士の争いになり、ご自身の基盤と争うことになる。それがミシルの策略だ」と考えます。

チュクパン「他に、セジョン様もソルォン様もいるのに」

その言葉でユシンはミシルの真の狙いに気づきます。

昨夜、ミシルはセジョンにこう言いました。「聖骨男尽、セジョン殿を王位につけるつもりでしたが、トンマン自身が王になると言った以上、名目を失い不可能になりました。セジョン殿への想いは少しも変っていません。信じて同意してください」

「一つだけ約束してください。セジョンの孫・ポリャンとチュンチュの婚姻は止めていただきたい。チュンチュは、我が一族の娘と婚姻を」

「約束します」

ユシンは「我々を分裂させ、王女様にチュンチュと争わせ負担を与えるのは偽の札です。本来の目的は…」

王は「誰であれ、ミシルの傀儡になる者を副君にすることはできない」とチュンチュに釘を刺します。

チュンチュは、次にヨンチュンを利用しようとします。

王室側はトンマン派とチュンチュ派、ミシル一派はチュンチュの妻の座を狙い、セジョン派とソルォン派の静かに分裂を始めます。

そんな中、ポリャンが何者かに誘拐されます。ポリャンを誘拐したのはチュンチュでした。チュンチュは自分が助けたかのようにポリャンを慰め、彼女の心を掴みます。

その頃、ピダムはミシルに会っていました。「此度の策はうまくいかないでしょう。トンマン王女はチュンチュとは争いません。最悪の場合、トンマン王女が身を引くでしょう。王になるため、副君に名乗り出た方です。元々、度量と知略が違うのです。そして、チュンチュも璽主の意のままにならないでしょう。こうして休んでおられる場合ではないでしょう」

「私と遊山に行かないか」

翌日、ポリャンがいなくなったことをセジョン・ハジョンに問うソルォン・ポジョン親子。

ミシルはピダムと外出していました。ミシルはピダムの手を取り歩きます。

トンマンたちはチュンチュを探しますが、その頃、チュンチュはポリャンを伴い王に謁見。チュンチュは、王と重臣たちの前で「ポリャンと婚礼を挙げた。ポリャンを迎える宮殿を用意してください」と王に報告します。

チュンチュは、皆を分裂させ、チュンチュ、ソルォン、ヨンチュンの連合する新勢力を作ろうとしています。チュンチュは、「私がミシルを利用している」とトンマンに耳打ちしていましたし、ユシンも「チュンチュがミシルを嵌めた」と予想していました。

セジョンは、ソルォンがポリャンの誘拐を偽装し、ポリャンとチュンチュを結婚させたと疑い、セジョンとソルォンは分裂。

ヨンチュンは王族派の皆に「チュンチュがミシルを利用した。セジョンとソルォンを引き裂く策でしょう」と話します。

しかし、ミシルが易々と利用されるのもおかしいですし、こんな時に遊山に行くのもおかしい…皆が不思議に思います。

チュンチュに会いに行ったチュクパンは、金を握らされ、チュンチュの望む通り王宮の情報を話してしまいます。

次にミセンがチュンチュに会いに行きます。
「母のチョンミョン王女はテナムボに殺されました。しかし、私は情けをかけテナムボを生かした。ならば、ミセン殿は私にその恩を返すべきです」

ミセンはようやくチュンチュの策に嵌められたと気づきます。

ミシルは「心が乱れた時に来る場所」にピダムを連れて行きます。

セジョンたちが兵を集めていると知ったソルォンたち。ポジョンはセジョンを人質に取ります。それを知ったハジョンはソルォンを人質に。もう和解は不可能です。ソルォンは「チュンチュに嵌められた」とハジョンに言い、ハジョンも少しずつミシルの行動に違和感を持ち始めます。

その頃ミシルは、「王妃になろうとしたことはしがない夢だった」とピダムに話していました。

「時代に逆らい、王妃になるため、息子まで容赦なく捨てた」

「素敵です。当時はそれが夢だったのでしょう?しがなくても壮大で、夢とはそういうものです、全てを捨てさせる」

「わかってくれて有難い」

「師匠は三韓一統の夢の大業のため、生涯をかけて『三韓地勢』という本を書きました。見たところ、璽主様は三韓一統に無関心ですが、王女様は興味がおありです。王女は私を得て大業を成し、私は王女を得て歴史に名を残す。師匠がこの大業を成す者は歴史に名を残すだろうと仰ったのです。これくらいなら夢として大きくありませんか?
これだけの夢を持つ男なら女性は魅力を感じるはず。ですから、璽主様のしがない夢は諦めてはいかがですか?」

「なぜ?」

「私だから」

「それは断る」

「なぜですか?」

「私だから」

「しがない夢だと自らお認めになった」

「それも認める。しかし、生涯この私は、認めても諦めたことはなかった。新たに出発した。それが私、ミシルだ」

王は、体調崩しますが、体調不良を知られたくないので医者を呼びません。

トンマンはミシルの居場所を突き止め会いに行きます。そこにピダムがいたため、疑念を抱くトンマンとユシン。

トンマンとミシルの会話。

「ご自分が小さく感じますか」

「はい」

「我慢できないほどですか」

「はい」

「それで、決心はつきましたか?」

「はい」

「本当にそうするおつもりですか」

「私が負け、王女様が勝つかもしれません。ですが、ただで譲れとは仰らぬように。それは無視が良すぎます。私が持っているものが、千の財物や千の人材ならば、差し上げることもできます。しかし、私が持っているのは時代です。時代を持つ私を避けて通ることはできないでしょう」

「今持っているものを全て失いかねません。私はもとから何もありませんが、璽主は違うではありませんか」

「だから、ここまで来ました。初心を取り戻すために。全身全霊でぶつかり、相手になります。主になるために」

チュンチュがポリャンと結婚したとミシルに知らせが入ります。

都に戻ったトンマンは、チュンチュに会い「そなたの計画は失敗した。ミシルが副君に名乗りを上げる。女の身で王になると言った私と、骨品制は野蛮だと言ったそなたが、ミシルを起こした。眠れる龍が目を覚ました。ゆえに私の手を掴め、ミシルまでは私が相手をする」と告げます。

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