壮大なスケールと繊細な感情描写が魅力の韓国時代劇。
その中でも、“胸が締めつけられるような恋”を描いた作品には、時を超えて愛され続ける名作が多くあります。
運命に翻弄されながらも一途に愛し合うふたりの姿、身分や立場を超えて想いを貫く切なさ――
今回は、そんな“胸キュン”と“涙”が詰まった、心に残る恋愛韓国時代劇を5作品をネタバレなしでご紹介します🤍
心を揺さぶる切ない韓国ドラマ時代劇 おすすめ5選
『恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜』
2023年
あらすじ
時代は丙子の乱。イ・ジョンヒョンは一目惚れしたユ・ギルチェを守るため、何度も命を落としそうになりながらも陰ながら戦う。そんなジャンヒョンに冷たく接するもやがて彼への気持ちに気づき始めるギルチェ。
しかし、世子と共に清国へ行ったジャンヒョンが亡くなったと知らせを受け、家族を守るため、ギルチェは他の男性と婚姻…。まもなく、ジャンヒョンが朝鮮に戻って来て…。
時代の荒波は、彼らに試練と別れを突きつけていく――。
見どころ
映像美と音楽の美しさが際立ち、まるで映画のような世界観。
ジャンヒョン(ナムグン・ミン)の深い愛と、ギルチェ(アン・ウンジン)の揺れる心がリアルに描かれ、胸が締め付けられる。号泣間違いなし。
戦争描写がとてもリアルで、キャストの演技も素晴らしく、感情移入しやすい。韓ドラ時代劇初心者にもおすすめ。
『シンイ-信義-』
2012年
あらすじ
高麗時代、近衛隊長チェ・ヨンは、瀕死の王妃を救うため“天の門”をくぐり、現代から女医ユ・ウンスを連れてくる。
異なる時代で出会ったふたりは、数々の陰謀と運命に巻き込まれながらも、互いに惹かれ合っていく。
見どころ
ファンタジー要素×史劇ロマンスの傑作。
チェ・ヨン(イ・ミンホ)×ユ・ウンス(キム・ヒソン)の回を追うごとに深まる愛の描写が胸を打ちます。チェ・ヨン将軍が強くてかっこよくて♡ サブ・キャラの恭愍王(コンミン王)とノグク公主の恋も初々しくも深い愛で結ばれていて心が温まります。
時空を超えた恋という王道テーマながら、時代劇としての重厚さもあり、何度見ても心を掴まれる名作です。
『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』
2021年
あらすじ
“ポッサム”とは、合意のもと未亡人を誘拐して再婚を仲介する風習。
ポッサムで生計を立てていたバウは、ある夜、誤って王の娘スギョンをさらってしまう。
身分違いのふたりの逃避行は、やがて恋と運命を交錯させていく。
見どころ
チョン・イル×クォン・ユリの温かな演技が光る大人のラブストーリー。
政治劇の要素もありながら、ふたりの会話や表情がとにかく切なくて美しい。
“守る愛”を描いた静かな作品で、派手さはないものの、見終えたあと深い余韻が残ります。
『王女の男』
2011年
あらすじ
朝鮮王朝初期。端宗の側近キム・ジョンソの息子スンユと首陽大君の娘セリョンは、運命的に恋に落ちる。
しかし政変によって二人は敵同士となり、愛と憎しみの間で引き裂かれていく――。
見どころ
“韓国版ロミオとジュリエット”とも言われる名作。
パク・シフとムン・チェウォンの圧倒的な演技力が、愛の深さと悲しさを際立たせます。
脚本、演出、OST(挿入歌)すべてが秀逸で、韓国時代劇史に残る正統派悲恋。
感情を揺さぶられる名シーンの連続です。
『恋慕』
2021年
あらすじ
双子として生まれた王女が、性別と正体を隠して“王”として生きる運命を背負う。
誰にも心を開けない彼女の前に、初恋の相手であり臣下となったチョン・ジウンが現れ――。
見どころ
王という重責と“ひとりの女性”としての想いの間で揺れる主人公を、パク・ウンビンが繊細に熱演。
対するロウンの誠実な眼差しが眩しく、ふたりの関係性は息をのむほど美しい。
静けさの中に宿る恋の尊さを描いた作品で、じんわりと涙がこぼれるラストも印象的です。
どれから見るべき?
時代劇ファンにおすすめの順(深い愛と物語性を堪能したい方へ)
①『王女の男』
政変に引き裂かれた恋。ロミオとジュリエットのような悲恋の美しさが心に刻まれる。重厚な脚本と演技が圧巻。
②『シンイ-信義-』
タイムスリップ×史劇の名作。愛と忠義の間で揺れる男女の絆が壮大に描かれます。
③『恋慕』
自らの正体を隠して王として生きる女性の秘めた恋心。静かな緊張感と抑えたロマンスが美しい。
④『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』
運命の悪戯のような出会いから始まる大人の愛。時代背景のリアリティが作品を引き締めます。
⑤『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
激動の時代に芽生える純愛。映像と音楽が美しく、感情の余韻に浸れる新しい傑作。
時代劇初心者におすすめの順(ストーリーがわかりやすく没入しやすい順)
①『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
新作でテンポが良く、映像もモダン。初めての時代劇でも感情移入しやすい。
②『恋慕』
感情のすれ違いを丁寧に描き、現代ドラマのような恋愛描写で見やすい。
③『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』
シリアスすぎず、会話のテンポも良い。人間ドラマとしても完成度が高い。
④『シンイ-信義-』
ファンタジー要素がありつつも、恋の描写が情熱的。中盤以降の展開は涙なしには見られません。
⑤『王女の男』
やや重厚ですが、圧倒的な演出と純愛の深さで“時代劇の真骨頂”を感じられる名作です。
まとめ
時代が変わっても、人を想う気持ちは変わらない――。
時代劇の恋は、制約や宿命の中にあるからこそ、より一途で、より切なく、より美しく感じられます。
今回ご紹介した5作品は、どれも“胸キュン”だけでは終わらず、心に静かな余韻を残してくれるものばかり。
観終わったあと、あなたの中にもきっと“忘れられない恋”がひとつ、増えているはずです💞
最後までお読みいただきありがとうございました☆

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