赤い袖先 27話(最終話) あらすじ・ネタバレ・感想

赤い袖先

時代劇ロマンス『赤い袖先』27話(最終話)あらすじ。

ドギムが亡くなっても、主君としての人生を歩み続ける王。民のための政治を行い、務めを果たしたのち、夢の中でドギムと再会する__。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆

ドギムは友を待つことなく亡くなります。

大妃もドギムの死を悲しみます。

「新たに側室に選ばれた綏嬪(スビン)がドギムに一つも似ていないのを見て、なぜか嬉しかった」とカン武官に話すソ尚宮。

ドギムを忘れ義務を果たし生きていくと誓う王。

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時は流れ、ある日、王は齢90になる老人(演:イ・スンジェさん)に会います。老人はこう語ります。

「四人の王が治める世を見てきたが、今ほど太平な世はなかった。今は老いて目も良く見えぬが、人間らしく生きておる。国が面倒を見てくれるのだ。以前なら想像すらできなかった」

王は、訓練の視察で気に入ったソン・グンミンを禁衛営(クミョン)従事官(チョンサグァン)に任命します。奇しくも彼はソン・シクの息子でした。

久しぶりに宜嬪を思い出す王は、宜嬪を覚えている宮女を探します。宜嬪の知人として王の元にやって来たのは、今は提調尚宮となっていたギョンヒでした。

「宜嬪様の遺品をお探しと聞きました」

「そなたは宜嬪の友だったな。長い間それすら忘れていた。ペ尚宮、そなたの他に宜嬪の友は二人いたな。一人は早くに死んだ。もう一人はどうした?」

「尚宮キム・ボギョンは一昨年、病によりこの世を去りました」

「そなたも独りか」

「独りではございません。前に友と約束したのです。必ず再会しようと。それゆえ友は私を待っているはずです。宜嬪様も同様に待っているでしょう」

「何故、宜嬪がそなたを待つのだ。余の側室だ、余の女人だぞ。時が経とうと余のものだ。他の者には渡さぬ」

「宜嬪様をお忘れかと思っていました、違ったのですね。遺品は文孝(ムニョ)世子が過ごされた東宮殿にあります、すぐにお持ちします」

遺品を持ち、再びやって来るペ尚宮。遺品を保管していたペ尚宮に褒美を取らせると王が言いますが、ペ尚宮は断ります。

「褒美は望みません。己が望むことをしたまでです」

「宜嬪のような口ぶりだな」「友だからか?宜嬪は最期にそなたらを呼んだ、だが、余が現れて失望していた。余を見て来世では声をかけるなと申した。見かけてもそのまま通り過ぎろと」

「王様、それは宜嬪様のせめてもの強がりです。強がりでもしなければ耐えられぬと申しておりました。宜嬪様もまた心から王様を…」

「黙れ。そなたの口から宜嬪の本音を聞けと?他の者からは聞きたくない。出しゃばるな」

ペ尚宮を下がらせ一人になった王は、宜嬪の遺品を開けます。筆写した本、大量の反省文、見習いの頃の女官…。ドギムとの思い出が蘇ります。

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いつも王に反対していた役人が左議政になっていました。今夜も奴婢解放について議論を重ね、その後、左議政はこう言います。「王様ほど民を大切になさる聖君は二人といないでしょう。臣下シム・フィウォン、王様を主君として戴けて光栄です」

反対ばかりしていた左議政も王を認めていたようです。

王は夢の中でドギムに会います。「ここにいたのか」

「先ほどからおりました。ずっと私の膝枕でお休みに。政務が滞ります、もうお行きに。お務めを果たさねば」

しかし、夢の中の王は、去ろうとせず、ドギムの手を取り花を見始めます。

「また咲いたな、二度と見られぬと思っていた」

「お花見は後で、急がねば、皆が王様を待っております」

「ドギム、長い歳月の中で時折、己でもわからなくなった。そなたが恋しいのか、それとも過ぎた日々を美化していたのか。今ならわかる、そなたが恋しかった、共に過ごした日々も。この手はもう二度と離さぬ」

「それはなりません、まだお帰りになれます。王様がおられるべき場所へお帰りください。これまでのように立派は王でいなければ」

「余の居場所はここだ。考えてみたら時がなかったな、待つ余裕も。ゆえに余を愛せ、頼む。余を愛してくれ」

王に抱きつくドギム。

“これが過ぎし日でも構わぬ、夢でも良い、死であっても構わぬ。ただそなたと共にいるこの瞬間を選ぶ。そして願うだろう、この時が変わらぬことを。この時が永遠であることを”

2年程前に大流行していた『赤い袖先』をようやく見られました!結論としては、私は史劇が好きなのだと再確認(^-^; 恋愛メインのドラマで、政争も中途半端(短いので仕方ない)で、期待外れではありました(>_<) お好きな方にはごめんなさい。

『イ・サン』で英祖役を務めたイ・スンジェさんをこちらのドラマで拝見できるのは、粋な演出でしたね!

「ドギムが(あの世で)待っている」と言うギョンヒに対して、「余の側室なのに、何故、お前を待っているのだ?誰にも渡さない」って、王様、余裕なさすぎませんか(^-^; そんな束縛するような態度だから、ドギムからの愛の言葉を聞けなかったのだと思います…。この王様は、最後まで好きになれませんでした。

『赤い袖先』全体の感想は前回の25話・26話に記しましたので、もしよければそちらもご覧ください☆ 

最後までお読みいただきありがとうございました☆

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