赤い袖先 12話 あらすじ・ネタバレ・感想

赤い袖先

時代劇ロマンス『赤い袖先』12話あらすじ。

冤罪を晴らすため、暎嬪の弔問の際の出来事を王に聞かせるドギム。それを聞いた世孫は、幼き日に出逢った宮女がドギムだと気づき…。宮女の秘密組織「広寒宮」、チョ提調尚宮が思悼世子を憎む理由とは__。

12話は陰謀が激化し、ようやく韓国ドラマらしい面白さが!

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆

暎嬪の弔問に行った際に王様に書を賜ったと王妃に説明するも信じて貰えないドギム。

ドギムの件を聞いた世孫も駆けつけますが、世孫はドギムを庇おうとしません。

ドギムは証人である王様に謁見し、無実を証明させてほしいと懇願します。

王は覚えていないだろうと思った世孫は、「宮女のことで王様を煩わせるわけにいかないし、盗みを断定できないため、流刑にしよう」と言いますが、ドギムは無実を訴え続けるため、王妃はドギムを王に会わせることにします。

やはり、昔のことは覚えていない(些細なことは覚えていない)王は、断筋刑(タングン刑。足の腱を切る刑罰)にしようと言いますが、世孫がドギムを庇い、ドギムは王に暎嬪の弔問に行った際の話をする機会を得ます。

ドギムの話を聞き、王は涙を流し、「達筆な宮女になりたい」と言ったドギムに書を下賜したことを思い出します。

そして、ドギムの話を聞いた世孫も、あの日、自分を励まし、助けてくれた幼い宮女はドギムだと気づきます。

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大殿から出たドギムと世孫。世孫はドギムに問います。「暎嬪の弔問に向かった夜、お前は1人ではなかった」

「何故そのことを…」

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夜、ホン・ドンノの妹は、ドギムから貰った匂い袋を喜びますが、ホン・ドンノは「王族の衣の端切れで作ったそのような物で喜ぶな」と野心を秘めています。

ホン・ドンノ、カン武官、ソ・ミョンソン参判は王に呼ばれ、世孫を守るよう命じられます。

眠れないであろうドギムを気遣い、友人たちが部屋にやって来ます。

ヨンヒはパク尚宮から聞いた昔話を聞かせます。「誰にも話すなと言われたけれど、みんなには教えたい」

「昔々、月にハンアと呼ばれる仙女たちがいて、広寒宮(クァンハングン)で何不自由なく暮らしていた。ある日、ハンアたちが地上を見下ろすと立派な王が国を治めていた。ハンアたちは王に仕えたくて地上へ降りて宮女になった。

王は大喜びで、ハンアたちを大切にすると約束した。太平の御代では約束が守られ、ハンアたちは幸せに暮らした。しかし、突然戦が起こり、王は王宮を捨て逃げた。民を捨て、ハンアたちを捨て、護衛の強い男たちのみを連れて遠くに逃げた。

王宮に戻った王はハンアたちを咎めた。『王の女でありながら貞節を失った』と。そして追放してしまった。『新しいハンアがいくらでも降りてくる、老いたハンアは追放し、若いハンアを入れれば済む』と。

王はハンアたちを追い出し、王宮に一人残ったが、ハンアたちが必要だと気がついた。1人では何もできなかった、生活の全てにハンアたちの世話が必要だった。ハンアなくしては王ではいられないと悟った。

王は老いたハンアたちに王宮へ戻れと命じた。仕事に戻ったハンアたちは、若いハンアの指導をした。王は無事に解決したと満足したが、老いたハンアたちは過去を忘れなかった。そして若いハンアたちに教えた。『決して王を信じてはならぬ』と」

同じ頃、チョ提調尚宮も配下の尚宮と宮女たちに同じ話をしていました。

チョ提調尚宮の集会に、拉致されたソ尚宮が連れて来られます。提調尚宮は、ドギムを配下にするため、そして東宮に人を送るため、ソ尚宮を抱き込むことにし、無理やり仲間に入れます。

ソ尚宮は連判状に手印を押してしまいます。

「広寒宮(クァンハングン)への仲間入りを歓迎する。そなたの教え子のことも待っておる。愚かなそなたにも、己の役割はわかるだろう」

パク尚宮は拷問を受け続けていました。

「なぜ邪魔をする。私は宮女たちを守るため聖君を選ばねば。同じ宮女でありながら私の苦労が分からぬのか。世孫は思悼世子の息子、罪人の子に味方するとは」

「世子様をご乱心させたのは、そなたではないか!父子の仲を裂き、ついには父である王様が息子を憎むように仕向けた。壬午年のことは全てそなたの計画であろう」

「広寒宮の長である私に食ってかかるのか」

「知っておるぞ。そなたがそこまで世子様を憎むわけを。暎嬪の唯一の息子だからだ。王様は卑しいムスリの息子、取るに足らぬ王子をそなたが王にした。王様は約束なさったことだろう、そなたを己の女にしてやると。だが、王様は即位するやいなや暎嬪をお選びになった。そなたと一番仲のよかった暎嬪を。

結局、復讐を果たしたではないか。王様と暎嬪の子を〇した」

「やはり、そなたは同志にはできぬ。いくら機会をやっても変わらぬ。広寒宮の長となった日、全ての宮女を守ると誓った。その誓いを破るわけにはいかぬ。私の自負心のため今回もそなたを生かす」

翌日、ドギムたちは行方不明になったパク尚宮を案じていました。

ホン・ジョンヨたち重臣は、座り込みをし、代理聴政(テリチョンジョン)の命を取り下げるよう諫言します。

世孫は、左議政を罷免にし、世継ぎを陥れる者は厳罰に処すよう上奏するよう配下に命じます。

「左議政には、私が王となる日に私から賜薬(サヤク)を下す」

翁主は恵嬪に「世孫に代理聴政を取り下げるよう言え。世孫が王になってもそなたは大妃にはなれぬ。しがない嬪が偉ぶるな」と暴言を吐きますが、

恵嬪は「しがない嬪で、大妃にはなれぬ私に、世孫は将来、宮号(クンホ)を授けてくれるそうです。尊称まですでに決まっています。『恵慶宮邸下(ヘギョングンチョハ)』、私はそう呼ばれます。翁主は何と呼ばれますか?世孫が即位すれば、翁主の爵位は剥奪され、ただの平民に没落する。亡くなった夫がチョン氏ゆえ、チョン氏の妻、正(チョン)妻と呼ばれるでしょう」と言い返します。

翁主は恵嬪に暴力を振るおうとしますが、一緒にいたチョン承旨(スンジ)が止めます。

「恵嬪は私を恨んでいる。好きで実の兄を害したとでも?心を病んだ兄が人を殺めるゆえ、仕方なかったのだ!」

12話にして、一気に韓ドラらしく面白くなってきました。恋愛描写ばかりでなくて、謀略がなくては(笑)

チョ提調尚宮、やはり!でしたね!幼いドギムに「王の側室になれ」と言っていた理由もこれで納得です。

王に捨てられたハンアはチョ提調尚宮だったのですね…。提調尚宮がここまでの権力を持てるのかは疑問ではありますが…(^-^;

ソ尚宮について「愚かなふりや役立たずのふり、知らぬふりをして長年生き延びてきた」と言うチョ提調尚宮。そうしなければ王宮でなんて生きていけませんよね(>_<)王宮でも現代社会でもそうやって生き延びるのが一番賢い方法。ソ尚宮が入会してしまったので、ドギムの身も危ぶまれます。

拷問を受けても逆らうパク尚宮の執念もさすがです。保姆尚宮だったなら、母親同然だったので、パク尚宮の恨みも相当のものですね…。

恵嬪は、翁主なんて相手にせず、言い返さなければいいのに(>_<)

赤い袖先 12話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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