王になった男 16話 あらすじ
ヨ・ジング主演『王になった男』16話あらすじ。
想いを寄せていた「王」が偽物と気づいた王妃は王宮を出て行ってしまい、廃妃の危機に。ハソンは王妃を探しに行くが…。王不在の中、後金との外交問題にも緊張が走る。
オリジナルは全16話ですが、テレビ版全24話で視聴しています。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆
王になった男 16話 ネタバレ
王妃が「道化」に気づく
「王様、私の名は何ですか?」
ハソンは答えられません。
王妃は後退りし、手に持っていた紙を落とし、ハソンはその紙を目にします。
「誰だ。お前は誰だ」
倒れそうになる王妃をハソンが支えようとしますが、王妃はハソンの手を振り払います。
「触るでない」ハソンは何も言えません。王妃は出て行き、涙を流します。ハソンも泣いていました。
チョ内官が大殿に戻ってき、床にある紙を目にします。「王妃様に気づかれたのですか?」
「あんな目は初めてだ。笑顔にしてあげたかったのに、傷つけてしまった私が愚かだった。私が想いを寄せたせいだ」涙が止まりません。「私を見る王妃様の目が、あまりにも冷たくて胸が締め付けられる。でも王妃様はもっと辛いはずだ。私が王妃様を地獄に突き落としたのだ」
王妃も部屋に戻り、声を殺して泣きます。
チョ内官は都承旨にこのことを伝えます。翌朝、都承旨は王妃に会いに行きます。
「罪の告白に参りました」
「大殿にいるのは、一体何者ですか」
「王様と瓜二つの道化でございます。私が見つけて王様に報告し、玉座に座らせました」
「王様は、今どこにおいでなのですか」
「ご存知の通り王様は王座についたあと体調を崩されました。
徐々に薬が手放せなくなり、ついに薬なしではいられぬようになりました。
代わり役が現れたのを機に、王様は王宮を出られ療養なさったのですが、時すでに遅く、幻覚に苦しめられた末、自らを傷つけ、変事が起きたのです」
「ですが、私の記憶が確かならば、一度戻られたことがあったはず」
「はい、その日の晩に倒れられ、崩御なさいました」それを聞いて王妃は涙を流します。
「王妃様、全て私の罪でございます。私を罰するのであれば罰を受け、あの者を追い出せと仰るならそうします。しかし、さすれば王様の変事が知れ渡り、玉座を巡り血の雨が降るのは明らかです」
「都承旨、私は王様の崩御を今知りました。後日を憂い、私を脅しているのですか」
「脅しではなく、哀願しているのです。私が何を申し上げようと、弁明にすぎません。王妃様のご決断に従う所存ですが、どうか私の罪のみならず情勢を見極めたうえでご決断ください」
王妃は王宮を出て行ってしまう
御前会議に出席するハソンは、心ここにあらずで、王妃を想って泣いてしまいます。
シン・チスは道化を探し続けます。
王妃は王宮を出ようとします。女官にそれを聞いたハソンは、王妃殿へ急ぎます。
「お許しを。お話がしたくて」
「無礼だぞ。下がれ」
「どうか王宮から出て行かないでください。むしろ私に『出て行け』と、私が出て行きます」
「いつからだ。父上を救ったのはお前か?私の代わりに猟犬に噛まれたのもお前か?市中で一緒だったのもお前だったのだな」王妃は涙を流します。
「〇してください」
「お前の罪など知らぬ。苦しむ王様を助けることもできず臨終にも立ち会えなかった。私の罪は重い」
「今何と仰いましたか?王様が亡くなったと?」
「知らなかったのか」「もうよい、下がれ」「罪を犯した身ゆえ出て行くのだ。止めるな」「二度とお前に会いたくない。だから私を探すでない」
ハソンはチャン武官を使い、都承旨に状況を報告します。
都承旨「出て行かれてはお命も危険です」
王妃「王宮に残ったら何をするかわからない。それでもいいと?」
「ソウン、思い留まれ。お前を后にするのを府院君は反対なさった。『剛直な性格ゆえ、王宮暮らしは性に合わない』と。それゆえお前にした。揺らぐことなく国母の務めを果たすと思った。どうか頼む、王宮に残ってくれ」
王妃は出て行ってしまいます。
王宮を去った王妃は廃妃の危機に
王妃の様子を知った大妃は王を呼び出し、「王妃に賜薬を与えよ」と言います。
「王妃は私の正室で、私の女人です。私が処分を決める故、大妃様は口出しなさらぬよう」
都承旨は王妃を救うため、王妃を廃すると言います。このままでは賜薬を与えよという声が大きくなってしまいます。しかし、ハソンは廃位に反対します。「王宮から出たことが問題なら、私が今すぐ王妃様を連れ戻します」
都承旨は止めます。「軽率な行動を取るな。『王座とは命をも差し出さねばならぬ残酷な座だ』と言ったはずだ」
「それならご自分が王になっては?」
「王はなりたいからと言ってなれるものではない。私利私欲ではとても務まらぬ。なぜお前を王に据えたか分からないのか?」
「傀儡が欲しかったのでしょう?だから王様の死も隠したのでは?」
都承旨はハソンの襟首を掴みます。「私はお前を王にし、守り抜くと誓った。お前となら政争に翻走されることもなく、民が幸せに暮らせる国を築けると思ったのだ。私が見誤ったのか?」
「その国には、王妃様も必要なのです。私が必ず王妃様を連れ戻します。行かせてください」
都承旨は手を離します。「3日後、明の使者が都に到着する。それまではお前の不在を隠す故、3日以内に必ず戻ってこい」
ハソンは都承旨に約束し、チャン武官と出て行きます。
都承旨は、王が王妃の件で乱心したということにして、大殿への臣下と女官の出入りを禁ずるようチョ内官に命じます。
「ですが、ご乱心ぶりをどう表現したらよいか…」
チョ内官は、王殿で一人、物を投げつけ、椅子を動かし音を立て、王を止める演技をします。
「王様、いけません。アニョウミダ、チョーナー」
外交問題
そんな中、都承旨は後金の兵士が辺境を侵攻していると報告があったとチョ内官に言います。
都承旨は後金の役人と密会します。
「我が国を侵攻しないと約束したはずだ」
「ヌルハチは、朝鮮が約束を破ったと」
「明の使者の来訪が原因ではあるまい。明との戦を決めたということか」
「ヌルハチに伝えろ。『明と後金が戦ったとしても、朝鮮は後金の敵ではない。中立を保つ故、これ以上朝鮮を攻撃するな』と」
「信じられません。裏で明に援軍を送るやも。朝鮮は明と冊封体制を結んでいるが、我が国とは違う」
「和親は両国の信義により成り立つものだ。このように挑発されては、私とて後金との関係改善を王に上奏できぬ」
「私を説得しても無駄です。朝鮮は母の祖国で、私が生まれたところです。私も平和を願っているのです」
「どうすれば信じる?」
「王様のお言葉なら信じます」
大妃の暴走
シン・チスは、王の乱心を利用して、明の使者の前で王に恥をかかせ、晋平君に王にしようと考えます。「その前に王の乱心が事実なのか、本当に大殿にいるのか確認しよう」と言います。
大妃が大殿に入って来、王がいないことがばれてしまいます。都承旨が大殿に戻ります。
「都承旨、玉璽と兵符(兵を動員する際に使う割り符)を持って参れ」
「理由を伺っても?」
「王と王妃が王宮を出て行ったのだぞ。私が国事に責任を持たねば。兵乱に備えるのだ」
「恐れ入りますが、命令には従えません」
「無視するつもりか?」
「大妃様のためです。王様がお戻りになり、大妃様が玉璽と兵符をお持ちだと知ったら?想像するだけで冷汗が出ます」
「王様の不在を狙って王殿に押しかけて、『玉璽と兵符を渡せ』と命令することは二度となさいませぬよう」
大妃はたっぷり嫌味を言い出て行きます。
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王になった男 16話 感想
真面目な王妃は、務めを果たせなかったこと、「本物の王」以外の男性に想いを寄せてしまったことを悔い、王宮を出て行ってしまいます。
そして、そのことが、王と王妃を嫌っていた大妃や、王を邪魔に思っていたシン・チスにとっては、またとないチャンスとなってしまいます(>_<)
都承旨は、本物の王が亡くなったと言いますが、実は、〇してしまったとばれたら、どうなるのでしょうね?
全体的にシリアスでくらい16話ですが、チョ内官が、大殿で王が暴れていると偽装工作するシーンは面白かったです。
王になった男16話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆




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