大王世宗 56話・57話 あらすじ・ネタバレ・感想

大王世宗

朝鮮時代最高の君主・世宗の激動の生涯を描いた歴史超大作ドラマ『大王世宗(テワンセジョン)』56話「ファン・ヒの不祥事」57話「真の役人」あらすじ&感想。

ファン・ヒの署経で明かされる衝撃の不祥事…。王はファン・ヒを守ることができるのか__。
その頃、ヨンシルとヘサンは天門技術を盗むため明国へ渡る。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆

世宗4年(1422年)、ヨンシルとチェ・へサンは明にいます。猿を買ってきたと見せかけ、箱の下に回回暦を隠し、持ち込みます。

朝鮮では、上王の葬儀を終えます。王という立場では悲しんでばかりはいられません。

王は「朝廷と地方官庁において大規模な人事を行う、書雲観(ソウングァン)の拡大と改編、算術に長けた官吏を登用するための別試(ピョルシ)、地方監営と軍営の人事も同時に行う、人事案を出すように」と重臣たちに命じます。

その前に、国葬で延期になっていたファン・ヒの署経(ソギョン。官吏の任命時に司憲府サホンブと司諫院サガンウォンの署名を得る制度)も行わなければなりません。

マルセンは、キム・ムンを使い、署経の資料にファン・ヒの重大な不祥事を告発文を紛れ込ませます。

チョン・インジとチェ・マルリは、何も知らずその上奏を見…驚きます。
それは、ファン・ヒがパク・ポの妻を奪ったという内容でした。

チェ・マルリは「王様が三顧の礼をして連れてきた方だ。朝廷に必要な方だ」と不正を隠そうとしますが、チョン・インジは真っ直ぐな性格で、隠蔽を拒否します。

マルセンは、キム・ムンに「集賢殿の副校理になってお前が仕切ればいい」と言います。

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王后は、娘を連れ、父親の墓参りに行っていました。

王は「子どもたちが先王と余に反感を抱くような行動はしないように」と王后を注意します。

インジは集賢殿の大提学から署経の質疑応答を任されます。

困り果てたインジは、その後に辞表を提出します。
「ファン・ヒ様は朝廷と王様にとって必要な人物です。しかし私は、隠蔽や黙認はできそうにありません。役人の身分を捨てて、口を閉ざします」

王は辞表を受け取りません。
「隠蔽するために辞表を受け取ることは余の信念に反する。戻ってそなたの職務を果たせ」

王は何も聞かなかったふりをし、ファン・ヒに会いに行きます。

ファン・ヒは「もし、私が落馬した場合は、私に任された人事はホ・ジョに引継ぎを。短気で気難しい男ですが、意思が強く公正ですのできっとやり遂げてくれます。
議政府と六曹の長の特徴もなるべく早く把握し、一人ずつ呼び出して王様の信頼を見せるのです。
人をどう使うかが政治の全てです。臣下たちを恐れても牽制してもなりません。王が先に信頼を見せてこそ臣下は忠誠を誓います」

「落馬することなどあってほしくない。だが万が一、そなたが落馬したら権道(王の絶対権力)を使ってでも守りたいと思っている」

「それはなりません。王様が常に正しいとは限りません。王様に反対する臣下が現れる度に権力を振りかざせば臣下はさらに反発します。そうなった時に王様が使えるのは刀だけです。世間はそのような王を暴君と言います」

王はファン・ヒの助言通り、ホ・ジョを呼び出し、彼を吏曹判書に任命します。
「そなたは公正な精神を持っている。どうか余の頼みを断らないでくれ」
ホ・ジョは頭を下げ、これを受け入れます。

チョン・インジは、なんとかしてファン・ヒを守りたいと考えます。
「一度だけなら原則を破っても大丈夫だ…」

いよいよファン・ヒの署経の日。チョン・インジは、パク・ポの件の上奏を隠しますが、質疑が終わろうとした時、耐えられなくなり口を開いてしまいます。
「質問を一つ抜かしてしまいました」

「平素より参賛様を深く信頼し尊敬しておりました。しかし、署経を準備する中で信じがたい事実を発見しました。どう考えても認めたくない不義でした。
しかしながら、参賛様は朝廷にとって不可欠な人材です。そこでこの事実を隠蔽しようとしました。いえ、隠蔽をしてでも守りたかったのです。
しかし、できませんでした。なぜならば、民から預かった俸禄で民を治める政治家にとって道徳性を備えることは単なる美徳ではなく義務だからです」
「権力を乱用し、パク・ポの妻を寝取ったのは事実ですか」

会場がざわつきます。

「全て事実だ」

「この書状によると、ファン・ヒ様は権力を乱用しパク・ポの妻を拉致し、隠れ穴を掘り、女を監禁した上、陵辱を続けたとあります。この内容は事実ですか。答えないのは全てを認めるということですか」
「非倫理的な事実を隠して政治に携わってきました。発覚さえしなければ今後もこのまま朝廷にいるつもりだったのですね」

「おそらくそうだろう」

重臣たちは一斉にファン・ヒを罵ります。

チェ・マルリが「真相を話してください」と懇願しますが、ファン・ヒは何も語りません。マルリは、パク・ポの妻を署経(ソギョン)の場に連れてきます。

パク・ポの妻は真相を語ります。
「私は嫁いだ日から、夫に虐待されてきました。後先も考えず逃げ出しました。その時、ファン・ヒ様に会いました。ファン・ヒ様は穴を掘って匿ってくれました。ファン・ヒ様はとても情け深い方です。私からすがりました。もとと言えば許嫁でした。上王様が私のために、このことは表沙汰にしないと、だから安心して暮らせと仰いました」

「私が武術に長けていたら拳を振るっていたかもしれません。そして、一度は心に想った女性をもっと早く救えていたかもしれません。遅すぎたことに後悔しています。時間が戻ったとしても同じことをするでしょう。
しかし反省はしています。女性を暴力から救うことと、その女性と通じることは別問題です。もしかすると彼女を軽んじる気持ちがあったのかもしれません。そして同じように民を軽んじていたのかもしれません。
私に許されている命があとどれほどかわかりませんが、許していただけるならやり直したい。
今度こそ私は民に仕える正しい政治を行いたい、真の役人として生きたいのです」

ホ・ジョはファン・ヒを擁護します。
「道徳性を問うなら辞職すべきは我らです。相手の弱みにつけ込んで、政敵を追放することも不道徳でしょう。役人としてあるまじき行為です」

マルセン「ファン・ヒは危険人物だ」

「それは朝廷で争えばいい問題です。危険だろうが不道徳な過去があろうが、ファン・ヒは朝廷に必要です。政敵であっても優秀ならば認める道義を我らは持っているはずです」

重臣たちは結論を出します。
「どんな事情があれ他人の妻と通じるなど役人として許されません。不適切な行為だったと重臣会議は判断します。
しかし、過去の一度の過ちがその人の全てではありません。十分に反省しているなら、その過ちがその後の人生において足かせになってはならない。これが会議の最終的な判断です。よって拒否権は行使しないものと決定しました」

ヨンシルはダヨンから、欽天監(きんてんかん。天文観測や暦法を担当する明の官庁)の入庁証を受け取り、ダヨンに伝言を残します。

ヨンシルはヘサンを巻き込まないために、明後日に欽天監に忍び込むとヘサンに告げながら、その前日に一人で任務を遂行していました。

ダヨンはそのことをヘサンに伝えます。
「ヨンシルは今夜欽天監に入ります。失敗すれば命を落とします。そなたは集めた資料を持って今夜中に北京を脱出し帰国しなさい」

世宗が王になってから、シム・オンとカン・サンインの死、対馬との戦、パク・ウンの失脚、大妃と上王の死、色々なことがありましたが、まだ世宗4年なのですね。

ファン・ヒの王に対する助言はとても勉強になりました。こちらがまず信頼を見せること。
しかし、ファン・ヒの不祥事には驚きですね💦そんなタイプには見えないからこそショックです…💦

チョン・インジは潔癖ですね。「民から預かった俸禄で民を治める政治家にとって道徳性を備えることは単なる美徳ではなく義務」日本の政治家にも聞かせたい名台詞です(笑)

マルセンの件をもみ消すなら、ファン・ヒの件も公表しないでほしかったなぁ(>_<)

大王世宗56話・57話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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