オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。
19話
捕虜市場から逃げるもすぐに連れ戻される
捕虜市場から捕虜たちが逃げ出します。捕虜ハンター、カックァが捕虜を捕らえようとしますが、モンゴルからの帰国途中に通りかかったジャンヒョンが邪魔をします。
チョンジョンイの衣に矢が刺さり捕まりそうになりますが、ギルチェの鍛冶場にいた老人が、「孫を助けてくれてありがとう」と囮になり、ギルチェとチョンジョンイが逃げるのを助けます。
女性たちの中には、捕まって身を汚されるより良いと崖から身を投げる者もいます。チョンジョンイもそれに続こうとしますが、ギルチェは「私が守ってあげるから大丈夫」と止めます。
しかし、直後に捕まり、捕虜市場に連れ戻されてしまいます。ギルチェは殴られ、チョンジョンイは別の者に連れて行かれ、二人は別々になってしまいます。
捕虜として捕まれば…
ク従事官は藩陽に行く途中の宿で「捕虜市場に出されたのなら、もう傷物になっているはずだ。それでも良いのか?」と言われてしまいます。
ク従事官は、その夜、同じ宿に泊まった老人に金を盗まれます。
老人は「捕虜となった息子を助けるためです。傷物になった奥方を連れ戻してどうするのですか?妻は再び娶ればいいですが、息子の代わりはいません」と必死に許しを請います。
漢陽では、ギルチェは「女のくせに出歩くから、こんなことになった」と噂されます。
心の綺麗なウネは、ギルチェの無事を祈ります。
ヨンジュンは役所に相談に行きますが「証拠がない」と相手にされません。
ヨンジュンはその後、以前投獄された際に助けてくれた儒者にギルチェの救出を頼みに行きますが「大義名分がない」「捕虜ではないと証明することは難しい」と断られてしまいます。
ユ家の奥様
ジャンヒョンは「モンゴルで良い牛を選んできた」と世子館の皆に褒められます。
「お陰でモンゴルに行かなくて済んだ」と言う同僚に、ジャンヒョンは「御礼として紙100巻を譲ってくれ」と要求します。
しかし、同僚は「世話になった方の娘が新王の下女になっている。救い出さなければならないので、すぐには用意できぬ」「一か月前に新王の屋敷に行った時、ある下女が『ユ家の奥様がここにいる』と言うのだが、誰に伝えればよいか聞いておらず、通訳官たちに尋ねたところ、この者の知人だったのだ」と言います。
皇女
その時、皇女の輿が現れ、皇女はジャンヒョンの前で輿を降ります。降りてきたのは、カックァでした!
なぜ捕虜を捕らえる?と聞くカックァに、ジャンヒョンは「イングルダイ将軍に命じられたまで」と答えます。さらにカックァは「お前の時が欲しい」と言います。
「大抵の男は、私の前では口ごもるか、目も合わせられぬというのに、私を何とも思わぬのか?」と言われ、ジャンヒョンはギルチェを思い出し笑います。
「なぜ皇女が捕虜を捕らえているのか」と聞くと「私は、幼い頃から朝鮮に行き、朝鮮の内情を陛下にお伝えしてきた。しかし、陛下は女人が出歩くのを嫌がるようになった。皇府の女人を総べるよう命じられたが、退屈ゆえ捕虜狩りをしている。私ならば、我が国が戦に敗れて捕虜になるくらいなら死を選ぶ。捕虜になったのに生きようとあがくのは見苦しくてならぬ」と言います。
ジャンヒョンは「これまで全て意のままになってきたようですね。世の中には意のままにならぬこともあります」と理解を示しません。
「朝鮮の者は、私たちを恐れるか、蛮族と見下すかどちらかだが、お前はどちらでもない」と言う皇女に、ジャンヒョンは「かように美しく聡明な方を見下すわけがありません」と答えます。
皇女はそんなジャンヒョンにキスしますが、ジャンヒョンは拒否します。
「私と共寝せよ」と言う皇女に、ジャンヒョンは「私は捕虜でも皇女の下男でもありません。朝鮮の通訳官ごときが皇族に関われば無事では済みません。どうか私の命をお助けください」と頭を下げ、その場を去ります。
ク・ウォンムは捕虜市場へ
ク従事官は、藩陽の世子館に来ていました。
捕虜の名簿にギルチェの名はありません。
「捕まった捕虜のうち3人は踵を切られ、残りは清国での主に返された。捕虜の引き取りを望む主人はここに届けるが、引き取りを望まぬ場合は名簿には名が載らぬ。手の施しようがない」「捕虜市場に行ってみなさい。先日、ある女人が捕虜市場に送られたそうだ。とても美しいが、自らの額を傷つけたそうだ」と聞いたウォンムは捕虜市場に行きます。
ウォンムは、捕虜市場の惨状に驚きながらもギルチェを探し続けますが、捕虜市場で「もう売られた。今頃、男と一緒だ」と言われ、一人で漢陽に戻ってしまいます。
朝鮮の民との義理を守る
世子は、清国から毎日のように兵糧を催促され疲弊しています。
「恥辱に耐えなければならないのか」と言う世子に、ジャンヒョンは「捕虜市場の捕虜たちは、恥辱に耐えているのではなく、生き抜くと決めた者たちです。一日生き伸びれば、その一日の戦いに勝利した戦士になれるのです」
「儒者たちは世子様に明国との義理を守ることを望んでいますが、世子様は朝鮮のお世継ぎです、清国の意を汲むことも義理を守る行いです。世子様のお陰で再び戦が起きずに済んでいます。また、民の負担を少しでも減らそうとなさることは、まさに民との義理を守ることになるのです」
「微力ながら兵糧を運ぶ荷車と荷担ぎを確保するために尽力します。私は臣下として世子様との義理を守ります。私は世子様に、世子様は朝鮮の民に義理を果たすのです」と進言します。
皇女の側近はジャンヒョンを見張り、「ジャンヒョンは世子の寵愛を受けている。交際している女性はいない」と報告します。
ウネは自分がギルチェを連れ戻すと屋敷を出ようとしますが、ヨンジュンに止められます。
それを見たリャンウムは、ジャンヒョンのためギルチェを連れ戻そうと再び藩陽に発ちます。
ギルチェは清国人の男に売られますが、男の耳を噛み、自分の身を守ります。
感想
カックァの正体に驚きです!カックァにはギルチェに似たところがあって、ジャンヒョンがカックァにギルチェの面影を感じて…なんてことがあるのかもとハラハラでしたが、今のところカックァにはなんの感情もない様子(良かった)。
チョンジョンイはどうなったのでしょうか?
ク・ウォンムはプライドが高そうなので、ギルチェが身を守り通したとしても、一度捕虜として捕まった女性を妻としておくのは耐えられないだろうと思います。ジャンヒョンなら、生き抜き耐え抜いたギルチェを誇らしく思ってくれるはずなので、ギルチェにはやはりジャンヒョン様がお似合いですよね!ジャンヒョン様、早くギルチェを助けてほしいです。
恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 19話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆