ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 28話(最終話) あらすじ
韓国ドラマ『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』28話(最終話)あらすじ。
デヨプの死。そして、ついに謀反が決行…!陰謀と権力争いの果て、バウと翁主はどのような結末を迎えるのか__。感動の最終話。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 28話(最終話) ネタバレ
デヨプの死
バウと翁主はデヨプのことが気になり引き返します。
「翁主様をお守りするため叔父を殺そうとした。だが、刀を振り下ろせなかった。あの方は私の父だから」「どうかお幸せに」「母上に申し訳ないと伝えて…」デヨプは息を引き取ります。
イ・イチョムはデヨプを手にかけたことを悔やんでいました。死に際のデヨプの言葉を思い出しています。
王に立てる者がいないのに、それでも謀反の準備を進めるよう息子に命じます。
ウォンヨプは西宮を捜索。
翁主も謀反を受け入れる
「西人派に協力するのが後ろめたいのですか?」
「そなたを救うのに…他に手だてがなかった」
「賢明な判断です。今の状況でイ・イチョムを排除する道は反正(パンジョン)しかありません。私のせいで再び旦那様が危険な目に遭うのはとても耐えがたいことです。それゆえ私のための反正とお考えに」
「だが反正を果たせば、王様は廃位される」
「王とは元来、民の父でもあります。ですが父上は権力を守るために娘すら捨てました。そんな人が民を守れますか?過ちは正さねばなりません。すべきことをなさってください」
「すまない」
「旦那様のお気持ちはよくわかります。私のために苦しまないでください」
「何があろうと王様と昭儀様のお命はお守りする」「大丈夫だろうが馬鹿なことは考えるな。私は最後までそなたと共にする。天も私たちを引き裂けぬはずだ。いいな?」
翁主はうなずき、バウは翁主を抱きしめます。
バウは母、妹、チャドルに会い、無事に戻ると約束をし、出かけます。
.
チョ尚宮は泣いていました。
「もう泣かないで」
「せめてお泣きください。今後何が起きるかご存じのはずなのに、なぜ平気なふりをなさるのですか」
「チュンベがいるから、そなたの心配はしない。旦那様を頼む、チャドルも」
「翁主様、どうなさる気ですか」
「旦那様が反正を成功させると信じている。あの方のおそばにはいられぬ。廃主(ペジュ)の娘と大妃様の甥が一緒になる手だてなどない」
翁主はチョ尚宮に拝礼しようとし、尚宮が止めます。「ありがとう…至らぬ私の世話をしてくれて…この恩は一生忘れぬ」
二人は涙を流し、抱き合います。
「すまない。最後まで辛い想いをさせて」
「いいえ、翁主様。翁主様がどちらにおられようと何をなさろうと、いつも私がご一緒します。決して翁主様を独りにはしません」
謀反の告発
反正は12日の夜に決行すると決定。
キム・ジャジョム「決行日にキム尚宮に宴を開かせる。そこで王を捕えよ」
領議政は「訓練大将(フルリョンテジャン)のイ・ホン二プが西人派と謀反を企てていると告発がある」と王に報告します。
王は西人派のキム・ジャジョムとバウに事実確認をするようキム尚宮に命じますが、キム・ジャジョムとバウは口を割りません。「王の婿も同然のこの者が謀反を企てるとでも?」
「信じましょう。ただし、そなたたちが実権を握ったら私の過ちは咎めぬと約束してください」
キム尚宮は「キム・ジャジョムは謀反を企てたりしません。王様の忠臣です」と必死に訴え、王は訓練大将を放免します。
舅と婿
王はバウだけを呼び出します。
「ファインは元気か?」「余は己を守るためファインを見捨て、お前は捨て身でファインを救うのだな。お前は余に偽りを申した。何故偽りを申した?だが余を欺いたのはお前だけではない。ゲシは己の身を守るために余を欺き、ジュンヨンでさえ余を欺きお前に協力を。信じられる者は皆無だ。疲れた…騙し騙され、常に疑ってばかりで誠に嫌気が差す」
「皆、余が過ちを犯したと考えておるはず。臣下も民も…妻も娘も余を恨んで蔑ろにした」
「決して父上のようにはならぬと心に誓ったのに、余は父上以上の怪物になってしまった」
「一人娘まで見捨てて、余は何を守ろうとしたのか、もはや思い出せぬ。誠に愚かなことだ」
「だが余はまだお前の主君だ、最後にお前に命ずる。イ・イチョムを阻め。あやつが擁立する者が誰であれ王になれば、あやつは王を操り全てを牛耳るはず。あやつ以外なら誰が実権を握っても良い」
「ご命令に従います」
「受け取れ、ファインの父として婿に与える酒だ」バウは盃を受けます。
「ファインを…スギョンを頼んだ。余にはできなかったがお前が守ってくれ。これは命令ではなく、切なる頼みだ」
バウは王に拝礼をします。「婿として行う最初で最後の拝礼です」
王は目に涙を溜めてうなずきます。バウも目が熱くなっています。
決行…!
その後バウは、ウォンヨプに捕らえられていた訓練大将を助けます。訓練大将を心配してやってきたジュンヨンに「今から西人派に合流しては?」と声をかけますが、「我が君主はお一人だけだ。今宵は長くなりそうだ、体に気をつけろ」とジュンヨンは王と運命を共にする覚悟です。
「内禁衛将(ネグミジャン)様も…ご無事で」
バウはウォンヨプを監禁し、「偽の告発だった」と左議政に嘘の書状を書かせます。
ウォンヨプはバウに命乞いしますが、バウは聞き入れません。「私の義弟が命乞いした時、無視しただろ。私は必ず仕返しすると誓った」
綾陽君の軍が王宮に攻め込みます。「光海君とイ・イチョムを倒し、国を立て直すぞ」
光海君を守ろうとする者はもう誰もおらず、兵は簡単に王宮に侵入します。
ジュンヨンが謀反を伝えても、王は逃げようともしません。「イ・イチョムを捕えて来い」
キム尚宮は王を見捨て逃げようと金品をまとめますが、キム・ジャジョムに捕まります。「今までそなたに屈してきたのは、この日のためだった」「この者を投獄し、王妃や側室も探し出し捕らえよ」
昭儀はチョ尚宮の元に逃げていました。
バウは王を翁主の元に連れてきます。
「準備が整い次第、私が父上をお連れします」
「今、私と共にするとそなたまで危険な目に」
「私一人で動いても危険なのは同じことです」
「この父が憎くないのか」
「憎いです。ですがいくら憎くても、父上はこの世でたった一人の私の父です」
「私を許してくれるのか?」
翁主は何も答えません。
ジュンヨンは王を守ろうと独りで戦います。西人派の兵を次々と倒し、大奮闘しましたが、銃で撃たれ最期を迎えます。
.
バウは左議政の屋敷へ行きます。左議政は逃げもせず、独り屋敷に残っていました。
「逃げたかと思った」
「ウォンヨプはどうなった」
「私が捕らえた」
「殺したのか?」
「生きている」
「私が下した全ての決定は朝鮮のためのものだった」
「己のための朝鮮だろう」「私の家族を想うと、今すぐにでも殺したいが、我が友の父だと考えて耐えている」
「デヨプ…デヨプの遺体はどうした」
「吉相の地に葬ってやった」
「恩に着る」
綾陽君が即位
こうして光海君は廃位されます。
「廃主・光海は天倫を破り、人倫に背き、国に対して罪を犯し、民の恨みを買った。かような重罪を犯した者が民の父になれようか。また王の座を享受し国の神霊を崇められようか。よって光海を廃位する。綾陽君は愚かな者を討ち、網紀を正し、国を再び安定させた。その功は大きく、神も民も綾陽君に帰依している。よって王位に就き、宣祖大王の跡を継げ」
綾陽君は、永昌大君、臨海君、綾昌君、晋陵君(チルルングン)、延興府院君キム・ジェナムの身分を回復し、彼らに官職を贈位します。
再びポッサム…
廃王の娘となった翁主は、尼になろうとします。尼になるためには、本堂で108回の拝礼をし、俗世への未練を捨てなければなりません。独りになった翁主は、バウとの別れ、己の境遇に涙し、嗚咽します。
いよいよ剃髪の時。「後悔しませんか」
「はい」
「ハサミの刀が傷んでいるゆえ替えてきます。目を閉じてお待ちください」住職が席を外します。
涙を流す翁主。
そこに、初めて翁主に出逢った時のようなならず者の身なりをしたバウが、覆面をつけて翁主の前に現れます。
バウも泣いていました。
お寺の小僧が走って来ます。「住職様大変です!怪しい者が翁主様を…」
しかし、住職は笑顔です。チュンベ、チョ尚宮、昭儀も住職と一緒です。
.
バウは翁主と海に来ていました。脱げてしまった靴を翁主に履かせ、二人は見つめ合います。
♡END♡
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 28話(最終話) 感想
左議政はほんの僅かでもデヨプの死を悲しんでいる(後悔している)ようで、まだ救いがありました。我が子ではなくても、20年以上一緒に暮らし、父親(伯父)に好かれようと努力する甥、可愛いはずですが、左議政や王にとっては我が子さえも政治の道具ですからね…。
バウと翁主は幾度となく死地に立たされながらも、お互いを守り抜き、最後は出逢った時と同じように、尼になる覚悟をした翁主をポッサムするという感動的な場面で締めくくり。ポッサムの取違いにより拉致された最悪な出逢いでしたが、最後は翁主もバウを待っていたはず。
権力や身分に翻弄されながらも、「ひとりの人間」として愛を選ぶ姿がとても美しく、ハッピーエンドで良かったです。
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 28話(最終話)のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆
コメント