暗行御史(アメンオサ) 20話・21話(最終話) あらすじ・ネタバレ・感想

暗行御史 ~朝鮮秘密捜査団~

『暗行御史』~朝鮮秘密捜査団~20話・21話(最終話)あらすじ。

イギョムとイボム、兄弟の運命と正義の結末は。民のために戦う御史の信念、そして新たな出発__。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆

イギョムは捕虜市場に行き、「捕虜を全て買う」と言います。捕虜市場の捕虜の中には「自売文記(チャメムンギ。自分自身の身を売る契約書)を書かされた」と言うスネの姿も。

イボムは檄文を撒きます。「民の救済を行なってきたチョン・ゲスが命を落とした。これまで暴政を行なってきた観察使に制裁を加える。これに賛同する者は、今月の末日、全羅の市場に集合せよ」

裨将(ピジャン)は観察使に「暗行御史が現れて奴隷市場に向かった」と報告。

観察使は、奴婢市場で奴婢を買おうとしていたイギョムを捕えようとしますが、逃してしまいます。

いよいよ身に危険が迫り、イギョムはダインをチェ武官と一緒に漢陽へ帰すことにします。

しかし、帰宅の道中、檄文の存在を知ったダインは、「御史を助けることが王様のためになる。御史は王の真の忠心」とチェ武官を説得。漢陽に帰らず御史をサポートすることに。

観察使は、イギョムがイボムと異母兄弟だということを理由に、イギョムを盗賊の後ろ盾だとして捕らえます。イギョムを捕らえた観察使は、「ここには何の問題もなく、平穏に回っていると王に報告してくれれば、「御史が盗賊の後ろ盾をしていることには目を瞑る」と言います。

「私がいつ、そなたの後ろ盾に?私がここで見た盗賊は、罪のない民を傷つけ、身分と財産を奪ったそなたと部下だけだ」

観察使は、スネを連れてきます。スネは顔中血だらけで、暴行を受けたあとでした。

観察使は、「天主教徒だったこの女を許す代わりに囲おうとした。しかし、この女は最後まで拒み続けたため、殺そうとした。しかし、お前の弟がこの女と逃げたため、罪人を処刑できなかった」と言います。
イギョムは、スネがイギョムと逃げた真相を知ります。イギョムが科挙に行く前、「私の大切な人だから、守ってほしい」とイボムに言った約束を弟は果たしてくれたのです。

イギョム、チュンサム、スネは投獄されます。

キム・ビョングンは「御史が盗賊と結託している」という文を漢陽へ送ります。

官軍の頭領は、イギョムたちを牢から出し、イギョムの側につくことにします。彼は以前からイギョムを慕っていましたし、観察使や裨将(ピジャン)に酷い言葉をかけられていました。

村に戻ったダインとチェ武官は、流刑になったキム・ビョングンが輿に乗っているのを目にします。

イボムたちは蜂起し、観察使に制裁を下そうと役所を襲います。

翌朝、兵を連れ役所に行こうとしているイギョムのところに、ダインが到着。キム・ビョングンが観察使と繋がっていることと、檄文の存在を伝えます。

イギョムたちはまず、奴隷市場にいる者たちを救います。観察使の手下が証拠隠滅のために奴隷市場の人間を〇す直前に彼らを救うことができました。

次に、役所へ行くと、怪我をして倒れたイボムが。イギョムは弟に近づき、医者を呼ぼうとします。そこに観察使とキム・ビョングンが現れます。

観察使「御史の兵よ、よく聞け。見ての通り、御史は盗賊と内通した。御史は盗賊の仲間だ。御史に同調する者は同罪と見なし罰する」

キム・ビョングン「乱を起こしたこの者は極刑になるだろう。お前が潔白なら罪人の首を斬り、関係のないことを証明せよ。そうすれば、ここにいる皆がお前を信じるだろう。できないのなら、自らの罪を認めることになる」

イボムの表情は穏やかです。「兄上、〇してください。他の者の手にかかるより兄上の方がいいです。それで全て終わります」

「私とお前は過酷な運命を背負った兄弟だ」イギョムは弟を斬ることができません。

その時、ダインとチェ武官が、奴隷市場の責任者に縄をかけ、兵と共に役所にやって来ます。

奴隷市場の責任者は観察使と結託して行なったと罪を自白しますが、観察使は官軍にイギョムたちを捕えるよう命じます。

官軍の頭領「もういい加減にしてくれ!恥ずかしくないのか!いつまで酷い命令に従い、自分を責めるのだ!
我々は、あの者たちの悪行を見てきたし、全て知っているだろう。一体、我々は、あのならず者たちと何が違うと言うのだ!」

観察使「あの者は官軍を裏切った!打ち首の刑とする!」

イギョム「腐った役人ではなく民のために働きたい者は、その場で武器を捨て、我々に着け」

「私は御史に従うつもりだ」官軍の頭領が武器を捨てると官軍たちも次々と武器を捨てます。観察使とキム・ビョングンは捕らえられます。

イギョムはイボムと抱き起します。連行されるキム・ビョングンは、兵の手を払い、胸に隠し持っていた短刀でイギョムを〇そうとします。それに気づいたイボムが兄を庇い…短刀はイボムの胸に。

「兄上、すみません」それがイボムの最期の言葉でした。

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イギョムは民に宣言します。「乱を起こした首謀者は死んだ。加担しただけの者を罪に問うことはない。牢に入れられた者は全て釈放し、奴婢にされた者には身分を返す。観察使と取り巻きには相応の罰を受けさせる」

漢陽に戻るイギョムの前にスネの姿が。イギョムは一行を先に行かせ、1人スネの方へ。そこには、イボムの姿も!

なんとイギョムはあの混乱の中、弟が死んだことにして、密かに生かし、スネの元に行かせるという判断をしたのです。

「ありがとうございます」

「達者でな。私たちが夢見た世のため、努力していくつもりだ。お前もいい世を作ってくれ。そうすれば、また会える日も来るだろう」

都に戻ったイギョムは、王と重臣たちの前で、乱の首謀者が異母弟だと認めます。
「王様、民が乱を起こしたのは、自分たちの声を聞いてほしかったからです。
望む世の中にならなければ、また乱は起き、全国に広がるでしょう。
民が望むのは人らしく生きられる世です。
王様、民の声に答えてください」

王は、乱に加担した者を罪に問わないと宣言します。

観察使は離島に流刑、家族も辺境の地へ。キム・ビョングンは極刑になります。

事件が解決し、イギョムはダインに求婚しようとしますが、王に呼ばれ「地方で、暗行御史ソン・イギョムのふりをし、民から搾取する者が多発している」と聞かされます。民が苦しむのを知り黙っていられないイギョムは、またも暗行御史を引き受けます。

それを聞いたダインは「待てない」と怒ってしまいます。

イギョムは、チュンサムを免賎します。「これからは自由に生きろ」 泣いて感激するチュンサム。

翌朝、1人での暗行を少し寂しく思いながらも出発するイギョムの目の前に、チュンサム、そして、ダインも。結局、3人での暗行は終わりそうもありません。

END♡

予想通り、またまた3人で暗行に(笑)最高のラストです!

免賎する点は『御史とジョイ』と同じで嬉しかったです。

イボムを死んだことにして生かすのは、イギョムのこれまでの精神性とは違う気がして、少しモヤモヤ…。ハッピーエンドではあるし、スネが一人になってはラストの扱いに困るからなのでしょうが…『相棒』の右京さんにように、「罪を償って新たな人生を精一杯生きて」という方がイギョムらしいと思います。イボムなりの正義なのですが、悪は悪(>_<)

ドラマの構造が素晴らしく、完成度の高い作品でした!これから人気が出てほしいドラマです☆

暗行御史 20話・21話(最終話)のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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