赤い袖先 8話・9話 あらすじ
時代劇ロマンス『赤い袖先』8話・9話あらすじ。外出を知られ、王の怒りを買った世孫は幽閉され…。孤独な世孫に寄り添うドギム、二人の心の距離が大きく縮まる…。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆
赤い袖先 8話 ネタバレ
恵嬪の思惑
笄礼(ケレ)の日、新しく内人になった宮女が世孫に挨拶をします。恵嬪の指示で世孫に挨拶をする宮女の順序が変更され、それに気づかない世孫はドギムの前で母との会話を続け、「取るに足らなぬ宮女ではなく、名家の息女と正統な世継ぎをもうけるのが私の務め」と話してしまいます。
世孫がドギムに恋心を抱いていると気づいた母の策でした。
落ち込むドギム。
外出を知られ、王の怒りを買う世孫
そんな時に、世孫が妓楼へ入り浸っていると和緩翁主が王に告げます。
王は世孫を幽閉し、書物も読まず反省するよう命じます。
部屋から一歩も外へ出られない世孫に、ドギムは廊下から『詩経』を読み聞かせていました。
世孫はドギムにケレの件を詫びます。
宿直日誌を見た王は世孫の部屋にやって来て、世孫を殴ります。「毎月1日か2日に、イグィサの兵が王宮の外へ出るそう。間違いなくそなたの護衛のためだろう。どこへ行っておった?」「女人に溺れて学問を疎かにし、余が叱れば不平ばかり言う父親のようになってはならぬ!」
世孫は泣いていました。
何かできることがあるかと聞くドギムに、世孫は「ただ側にいて、書を読んでほしい」と答えます。
誰も部屋に入れるなという王命に背き、ドギムは世孫の部屋に入ります。「世孫様が王位にお就きになるまで私がお守りします。ゆえにご安心ください。世孫様は必ずお志を成し遂げられます」「力はなくとも世孫様の味方です。一生お側で世孫様に尽くします」ドギムはそう言って拝礼しました。
苦しむ民のために、王の理不尽な暴力にも耐えている世孫の痛みにドギムは寄り添う覚悟です。
ドギムは王妃に助けを求める
次の日の夜、部屋から出られない世孫に代わり、ドギムは同徳会(トンドクフェ)の会合に出席し、世孫の命を伝えます。「和緩翁主の養子、チョン・ベギクの動きを探れ。謀に長けた男だ。王様に諫言できる者を探せ」
ドギムは王妃を尋ね、世孫への力添えを頼むことにします。
王妃は、内命婦の長の自分を差し置いて権力を振るう和緩翁主を疎ましく思っていました。
ドギムは東宮へ行き、王妃との会話を世孫に伝えます。王位に就くためには王妃の力添えが不可欠、しかし、祖母に容易に会うことはできないため、ドギムの働きは役に立ちました。
「ドギム、ご苦労であった」世孫はドギムを初めて名前で呼びます。
王妃もドギムを気に入った様子です。
赤い袖先 9話 ネタバレ
和緩翁主を懲らしめる
王妃は、和緩翁主を抑え込む方法を探せば、世孫に味方してもよいとドギムに言います。
翁主が親蚕礼(チンジャムネ)で清国最高級の絹で仕立てた衣を着ると聞いたドギムは、そのことを王妃に伝えます。
親蚕礼の準備をしていたドギムたちは、恵嬪が自分より上座に座ることに腹をたてた翁主をチョ提調尚宮が慰めているのを聞いてしまいます。「この国で翁主様より高貴な方はいません。恵嬪も王妃もたまたま妃に選ばれただけの成り上がり、臣下の血筋です」
親蚕礼の日、翁主は清から仕入れた絹を自慢しています。
王妃「翁主は跪きなさい。跪き許しを請うのです」
「はい?なんと仰いましたか」
「跪かせよ」尚宮が翁主を跪かせます。
「お父様がお知りになれば…」王妃は翁主を平手打ちします。
王に呼ばれた王妃。
「15歳で王妃になって以来、多くのことをうやむやにしてきました。特に和緩翁主のことです。7つも年下である私が母として口を出してもいいものか、躊躇った結果、母の務めを忘れておりました。
親蚕礼の目的はただ一つ、朝鮮の女人は当然朝鮮の絹を身につけるべきであると示すことです。ですが翁主は、参加した夫人たちの前で清国の絹を自慢していました。これにより夫人たちも我先にと清国の絹を求めることになるでしょう。翁主の過ちは、躾を怠った私の過ちです。私が母の務めを忘れたゆえです。心からお詫び申し上げます」
翁主は𠮟られて当然のことをしたと、母は子を教え導かねばと王も納得します。
「心のうちを話してみよ」と言われた王妃は「世孫をお許しください。王様は世孫へのこの上ない愛ゆえ厳しくしていると私は存じております」と王に訴えます。
王は世孫の幽閉を解きます。
ドギムがホン・ドンノといるところを見て腹を立てる世孫
ある夜、ムスリと間違えられ王宮の門で門前払いされた少女をドギムが助けます。少女は、ホン・ドンノの妹のダンでした。
世孫の湯あみの際、担当の年配の尚宮が倒れてしまい、ドギムは世孫の湯あみの世話を頼まれます。
世孫は、前日、ドギムとホン・ドンノが一緒にいるところを見てしまい、腹を立てていました。
赤い袖先 8話・9話 感想
8話は二人の関係が一気に深まる回でした。辛い時に優しくされて好きになってしまうパターン(>_<)ドギムのことを名前で呼んだり、ホン・ドンノと一緒にいるところを見て嫉妬したりと、世孫はドギムのことをかなり意識しています。ドギムは、世孫を主として守ろうとしているのか、特別な感情があるのか、まだわからないですね。
9話では、王妃が和緩翁主を制する場面が。『イ・サン』での和緩翁主はもう少し頭が働きそうで、力を持つ王妃を立てていましたが、『赤い袖先』の和緩翁主は、頭があまりよろしくない、プライドが高く、横暴で、王妃とは対立します。王妃と翁主の関係が今後どのように発展するかも気になります。
赤い袖先 8話・9話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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