赤い袖先 16話・17話 あらすじ
時代劇ロマンス『赤い袖先』16話・17話。
王と思悼世子の約束を記した『金滕之詞』の存在が明らかに…。世孫を助けようと奔走するドギムは、記憶を失いつつある王と老論派から世孫を救えるのか__。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆
赤い袖先 16話 ネタバレ
王の怒りから母を守る世孫
宴の席でケジャン(蟹の醬油漬け)と柿が出てきて王は怒り狂います。火鉢に刺さった箸を持ち、恵嬪に向けます。しかし、世孫は、母を庇い、火にくべられていた火鉢の箸を掴み、王を止めます。「母上ではありません」「私が罰を受けます」
世孫は酷い火傷を負います。
王は退席してしまいます。
王妃は翁主の仕業だと気づいていました。
薬を託すドギム
王宮に戻ったドギムは、チョ提調尚宮に声をかけられます。「パク尚宮は元気か?」「私はお前を大事にしてきた。お前が必要だと思っていたが、もう用なしだ」
ヨンヒから世孫が大変な目に遭ったと聞いたドギムは東宮に急ぎますが、世孫に会うことはできません。通りかかったホン・ドンノに火傷の薬を託します。
「内医院の処方した薬しか使えぬ」
「存じています。お渡しして頂くだけでも…」
「使えぬ薬を渡してどうする?…なるほど…それが宮女殿の処世術か」
そんなことを言われても、ホン・ドンノが受け取ってくれてドギムは喜びます。しかし、ホン・ドンノは、ドギムの薬を渡さなかったどころか、世孫に聞かれても「ソン内人には会わなかった」と答えます。
「許しを得たければ、母親の仕業だと申せ」 王の無茶ぶりを断る世孫に、王は世孫にまたも謹慎を命じます。
ソ尚宮「こんなにお慕いしながら、側室は嫌なんて」
「なぜ、お慕いしたら側室に?そんな生き方は嫌です。側室なんて惨めなだけ、きっと新しい女が次々と入ってくる。皆、若くて美しい名家の息女でしょう。それを見ながら黙って耐え忍ぶ。そんな側室の運命を辿りたくありません。世孫様が愛しいです。でも最も愛しいのは己です。絶対に自分を苦しみに陥れたくありません。独り占めできぬなら、いっそ何も持たない方が…」
世孫が窮地に陥り、ドギムは泣いています。
金滕之詞が示す思悼世子の遺志
パク尚宮から、王が世子と「世孫を最後まで守り、必ず王位に就かせる」と約束を交わし玉璽を押した「金滕之詞(クムドゥンジサ)」の存在を聞いたドギムは恵嬪に会いに行きます。
世子は、3つの手がかりを残しました。パク尚宮の遺した防寒帽子、恵嬪の指輪、ドギムの入れ墨。ドギムの父は世子を守るイグィサに兵だったため、ドギムが選ばれました。
遺された文字は「五」「明」「峯」
ドギムの兄は妹を案じながらも、肩に刻まれた文字の秘密を明かします。
ホン・ドンノは、王に譲位を求めるよう世孫に進言しますが、世孫は受け入れません。譲位を求めれば、王が認知症だと民に知られることになり、世孫は、愛する祖父にそのような辱めを受けさせたくないのです。
ウォレは同徳会会員の名簿を手に入れ、チョ提調尚宮に渡します。
赤い袖先 17話 ネタバレ
朝会の場で責められる世孫
ドギムの兄は、「明」を「日」と「月」に分けます。
「日」「月」「五」「峯」
ドギムは、金滕之詞の隠し場所が分かり、世孫に伝えようとしますが、世孫は朝会の呼ばれ、王の元に行ってしまいます。
世孫は「病に苦しむ王様をお一人にしてしまいました。私がお世話をしてお守りすべきなのに、そうしませんでした。何故そうしなかったか振り返ると、王様を恨んでいました。ですが、恨むことさえ甘えでした。生きているゆえできる贅沢でした。王様は、常に私を守ってくださいました。今になって心残りや恋しさを感じました。私を信じ、これまでのようにお守りください」
皆の集まる席で病について明かされた王は機嫌を悪くします。病のことは王自身も隠そうと努力してきたことなのです。
「どうか信じてください。世継ぎである私を陥れようとする逆徒がいます」
王は、世孫に巻物を投げつけます。それは同徳会の名簿でした。
ホン・ジョンヨ「世孫が側近を集めて作った会です。一日も早く王位に就くために、王様を引きずり下ろすための秘密組織です」
世孫を咎めるうちに認知症の症状が現れた王は、世孫を世子と間違い叱ります。
世孫は涙を流し…。
正気を取り戻し、世孫だと気がついた王は取り乱します。
金滕之詞を見た王は…
ドギムは王妃に謁見し、世孫を助けてもらうよう懇願します。
「新王に恩を施すことができます、世孫様が廃されれば和緩翁主が喜ぶでしょう、王妃様は大妃になられます」
ドギムは王妃の心を動かし、王妃は王に進言に行くことにします。
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王妃がドギムを伴い、便殿へ。ドギムが金滕之詞の在り処を話そうとすると、チョ提調尚宮が慌てて入室、ドギムを監察尚宮の元に連れて行くと言いますが、ドギムも譲りません。前に進み出て、金滕之詞の存在を伝えます。
思い出した王は、屏風を破り、書物を取り出します。「余の筆跡だ。思い出した。あやつの命を奪う代わりに必ず世孫だけは生かし、王位に就けると約束した。あやつの死後、約束の証として余がこの文を自ら記し、玉璽を押した。そして、そこに隠しておいた。そうすることをあやつと約束したのだ」
世孫「誰と約束なさったのですか」
「お前の父親だ。余の息子、思悼世子だ」
「チョン承旨、直ちに、和緩翁主を連れて来い」
譲位
翁主が到着すると、王は翁主に言います。「世孫に玉璽を手渡せ。お前から渡してこそ、ここにいる皆の者が余の意をわかってくれる」
翁主は泣き崩れます。「お父様!何故、私に残酷なご命令をお下しに?世の者たちに噂されてしまいます。『王様はすでにご逝去された』と」
「翁主よ、この父はもう死んだ。王としての余はもう死んだ。すでに命が尽きてしまった」
「皆の者、聞け。この先、余は君主の責務をもはや果たすことができぬ。今この時より世継ぎである世孫に玉璽を託す。余は休むことにする」
「翁主よ、早く玉璽を手渡すのだ」
尚膳が翁主に玉璽を渡し、翁主は泣きながら王に従います。
赤い袖先 16話・17話 感想
ついに金滕之詞が見つかり、王と思悼世子の約束が明らかに。王は譲位することにします。
短いドラマなので仕方ないですが、『イ・サン』に比べ、譲位までの道のりがあっさりとしているように感じました。歴史ドラマとしても恋愛ドラマとしても中途半端に感じてしまい、残り3分の1でどのように纏めるのか、予想がつきません。後半は切ないと口コミが多かったため、もう少し視聴を続けます(^-^;
赤い袖先 16話・17話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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