赤い袖先 15話 あらすじ・ネタバレ・感想

赤い袖先

時代劇ロマンス『赤い袖先』15話あらすじ。

チョ提調尚宮の胸に秘めた過去。ドギムは広寒宮の隠し通路を見つけ…。反世孫派は、世孫を陥れるために、王の最も嫌うあの料理を王の前に…。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆

世孫は、信号凧を出した褒美を与えると言い、ドギムは千里鏡を希望します。

「ドギム、書庫で会いたいと言っていた人は誰のことだ?涙を流していた。これ以上想いを隠せぬし、隠したくもない。もしも、お前も同じ気持ちなら…私は…」

「それ以上は仰らぬように…」

「なぜだ」

「もう一つの望みは世孫様のご即位です。成し遂げるまでは雑念はお捨てください。良き王になられるには他に気を取られる暇はないはず」

「それがお前の望みか?」

「はい」

「わかった」

「どうかご無事で」

世孫はドギムの額にキスします。

王はチョ提調尚宮を呼びます。

チョ提調尚宮「なぜお顔色が優れぬのですか?世孫のことを憂いているのですか?世孫が兵を率いて…」

「チョ尚宮、朝鮮のことは口にせぬと余と約束したであろう」

王は、「チョ提調尚宮に北村(プクチョン)の屋敷1軒と100両を下賜する、王室の私財から出すゆえ、重臣たちには文句を言わせない」と約束します。

「余は近頃、多くのことを忘れていく。そなたまで忘れてしまう前に言っておきたいことがある。誠に申し訳ないことをした。余に残された時は僅かだ。余への不満は全て忘れてくれ」

「恐れ入ります、王様。私は己の心すら知りませんでした。今、悟りました。長い歳月、私はそのお言葉を待っていたようです」

「1つ伺っても?とても口に出せず、数十年間、心に秘めていたことです」

「申してみよ」

「何故、私ではなく暎嬪をお選びに?」

「そなたは余の映し鏡のようだ。そなたは余ととても良く似ておるのだ。暎嬪は心優しい人だった。そばにいると心穏やかになれた」

「私のそばでは安らげなかったのですね」

「すまない」

「いいえ、むしろ幸いです。長年の疑問が解けました」

大殿を出たチョ提調尚宮は、独り言のようにチョン承旨に語ります。「今宵は満月ですね。満月の日は宮女が自害することが多いのです。あの月を見ると悟るようです。宮女の人生がいかにつまらぬものか」

「下賜された北村の屋敷は翁主様に捧げます。その代わり一言お伝えください」

「嫁いだ翁主は本来、王宮を出るべきですが。これまで王宮で過ごされました。ひとえに王様のご寵愛のお陰です。しかし、近々、世孫が即位する故、すべてが変わります。『王宮を出ることになる故、心の準備をなさいませ』」

王の娘である自分が王宮を追われると、翁主は激怒。出て行く気はありません。

ドギムは、ウォレがソ尚宮を脅しているのを聞いてしまい、離宮で起きた謀反の黒幕は広寒宮(クァンハングン)ではないかと考えます。ドギムは、チョ提調尚宮の留守を狙い、ソ尚宮を守るため、連判状を手に入れ、ソ尚宮の名前を消そうとします。

チョ提調尚宮の部屋を探るドギムは、広寒宮への隠し通路を発見し、中に進みます。広寒宮の広場に着いたドギムとソ尚宮は引き続き連判状を探します。

チョ提調尚宮の玉座のような椅子の下に、隠し通路と、そして、パク尚宮が持っていた、世子の防寒帽子がありました。

パク尚宮は、チョ提調尚宮に荷物を奪われた日から行方不明に…。隠し通路を進むと、酷い拷問を受けた血だらけのパク尚宮が…。ドギムとソ尚宮は、パク尚宮を助け出し、山の中の隠れ家で看病します。

翁主は、世孫を廃する術を考えるようチョ提調尚宮に懇願。淑儀ムン氏と共に、宴の席で世孫を陥れようとします。

宴が始まり、王は機嫌が良く世孫を気遣います。

王妃は「ここに集う皆が王様のために料理を用意したので、誰がどの料理を用意したか当ててみてください」と言い、王はその提案を気に入ります。

料理が運ばれてきます。…ケジャン(蟹の醬油漬け)と柿が…。王は、この料理で先王を〇したと長いこと噂されてきました。

ずっと停止ボタンに指を置いて見ていました(>_<)

広寒宮のセットは、『オクニョ』のチョノクソのセットでしょうか?

悪役のチョ提調尚宮ですが、少し同情してしまいました。英祖が即位する前から、つまり60年以上宮仕えをし、仲の良かった友人は正1品の嬪になり、その息子と孫は世子と世孫に。一方の自分は、正5品の尚宮(尚宮はどんなに偉くなっても、正5品止まりです)、王には忘れられた女。名目上は、王の女ですが、夫もいなければ子どももいない家族もいない、宮女を侍らせ、権力を握ることで寂しさを紛らわせるしかなかったのだろうと思ってしまいました。

筆者は、結婚や出産・子育てだけが女性の幸せではないと思っていますし、筆者自身も未婚の人生を選択しています。暎嬪と比べてしまうチョ提調尚宮目線で書いています。筆者は結婚願望がなく、この生活を選んでいますが、チョ提調尚宮のように、愛する人がいて、その人が別の女性と幸せそうに暮らし、息子たちも最高権力者の座が約束されている、そんなのを見せつけられては、相当苦しい人生だったと想像します。

翁主は宴の席で、王の嫌うあの料理を出します。世孫を陥れるためにしたことですが、万が一、自分がやったことだとばれてしまうことを一切考えない、父上に愛されている私は疑われることがない、という絶対的な自信はさすがだと思ってしまいました(笑)

赤い袖先 15話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました