赤い袖先 4話・5話 あらすじ・ネタバレ・感想

赤い袖先

時代劇ロマンス『赤い袖先』4話・5話あらすじ。

宮中を襲う虎に立ち向かうドギム。一方、虎退治を利用し世孫を廃位させようとする勢力が…。ドギムは世孫を助けるよう王に直訴。「兼司書(キョムサソ)」の正体に気づいたドギムの心は…。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、そんな時にご活用ください☆

ドギムが物語の読み聞かせをするのを嫌う世孫は、ドギムが宮女の祭りで読み聞かせをしないよう、宿直を命じ、祭りに出られないようにしてしまいます。

その晩、世孫は虎退治に出かけますが、虎の足跡が王宮へ向かっていることに気づき、急ぎ帰宅。世孫は、ドギムに物語で皆の気を引き、王宮の外へ誘導するよう命じます。

ドギムは『雲英伝(ウニョン伝)』を読むと皆の前で発表します。

※雲英伝はポッサムで禁書となった小説です。

「その前に、ある練習が必要です。それを終えたら書を読みます。1人ずつ順番に並んで門の外に出る練習です。命を受けました、急ぐのです」

ドギムの友人が手伝います。避難訓練ですね。

その時、王宮に虎が…。皆、我先へと門から出ようとし、大混乱が起きます。ドギムを監督する尚宮がドギムを手伝い、宮女たちは何とかドギムの言う通りに避難し始めます。

幼い見習い宮女が泣きながらドギムの元へやって来ます。「納屋の扉が塞がって、中にいる友達が出られなくなっている」と言うのです。

ドギムは一人で後輩を探しに行きますが、虎が近くに来たため、恐怖で動けなくなってしまいます。そこに世孫がやって来て、虎に向けて火矢を射、ドギムを救います。

その後、世孫は虎を仕留めます。

翌日、ドギムは井戸の前で本物のホン・ドンノに会い、朝報(チョボ。王宮内の動静を知らせる新聞)を見せてもらいます。

朝報には、勝手に兵を動かし、王の狩猟の打囲(タウィ)を行なったとして世孫と東宮の護衛が罰せられるとありました。世孫に反対する勢力は、これを機に世孫を廃位させたいと考えているようです。

ドギムはホン・ドンノに「兼司書の安否」を聞きます。ホン・ドンノは話をしているうちにどうやら「世孫が兼司書を名乗っていたのでは」と気づきます。

「その飾りに見覚えがある。先日すれ違った宮女殿だな。縁があり再び会えたら、どうかそなたの名を聞かせてほしい」

ドギムはホン・ドンノにうっとりします。

「王様の好きな小説を渡す。書を口実に王様に謁見し、兄上を許してほしいと頼む」という郡主(グンジュ。世子の娘)のために、ドギムは徹夜で筆写を仕上げます。

しかし、王は世孫に関する話を聞きたくないために、郡主たちの謁見を断ります。

郡主は「この宮女は謁見を断られていない」と言い、ドギムに王様に謁見に行くよう頼みます。

ドギムは王に謁見に行きます。

王は機嫌がよく、ドギムに1両くれました。ドギムに願いを聞くので、ドギムは「世孫様をお許しください」と言ってしまいます。王の機嫌は豹変、ドギムが届けた本を破き、尚宮に本を燃やすよう命じます。ドギムが「死を以て償います」と言うので、「ならば死ね」とまで言われてしまいます。

「願いを叶える約束ゆえ死ぬ前に望みを申せ」と言われたドギムは、入宮した7つの時から貯めてきたお金が、王様に1両頂いたことで100両になった、目標が叶った、感謝しております。と言います。

「何故100両貯めようとした?」

「私が7つの時、母が私と兄を呼びました。『家が没落し、もう共に生きていけぬ。1人はここに残り、1人は私と共に父上のいるところに行く』 私は1人になるのが怖く、母に私を連れて行くようしつこく頼み、母も『幼い女子1人では酷い目に遭うゆえ、お前を連れて行く』と同意しました。すると兄は怒りました。『ドギムを連れて行かせない』と兄は私を離そうとしませんでした。1人去る母の後ろ姿を見て、私は兄を恨みました。『死ぬまで憎む』と言ってしまいました。兄は私に謝り、必ず私を守ると約束してくれました。その後、宮中に入ったゆえ、兄には会っておりません」

「父上に先立たれたのか?母親は父親の後を追ったのだな」「その話を余に聞かせた意図は何だ」

「生きたいからです。生き延びて、貯めた100両を兄に渡したいのです。そのお金で科挙を受けてもらい、兄が望むことを存分にしてもらいたいのです。『親にはもう会えないが、兄さんに会えて幸せだ』と伝えたいのです。王様、どうか私を不憫に思ってお許しください」

「はなから殺すつもりなどなかった。生意気な宮女を脅しただけだ。お前は今は亡き娘にとても似ておる。お前を見ると和平(ファピョン)翁主を思い出す、殺せるわけなどない」

「チョンヨンとチョンソンには『何事にも頃合いがある、余は今、時機をうかがっておる』と伝えよ」

王は世孫に会いに行き、王宮の禁軍(クムグン)がいるのに、でしゃばり虎退治をしたと責めながらも、世孫が心配だったと抱きしめます。

ホン・ドンノは、突然ホン・ジョンヨに呼ばれます。禁酒令が出されたのに、ホン・ジョンヨは酒を飲んでいました。

ホン・ドンノ「東宮に矢を放った者を突き止めました」

ホン・ジョンヨ「矢文?初耳だ。王様に報告しないということは、内容は世子のことだ。世子様のことは蒸し返さぬようそなたが説得せよ。昔のことは忘れさせるのだ。壬午年のことは、私の過ちか?」

「いいえ、左議政様のせいではありません」「左議政様は世子を殺せる器ではない。誰かの手駒程度でしょう。この場で私を殺めるおつもりがないのなら、これで失礼します」

「そなたの母の顔をやっと思い出した。突然夫を失い、幼い息子と娘を養うために、物乞いをしておったな。ホン一族は皆そなたの母の顔を知っておる。我が家に来た時、私は米を1俵程施してやった。そなたも共にいたはず、昔のことは忘れたか?」

「無論、よく覚えています。左議政様は私の妹を見て仰いました。『数年後、年寄りの後妻にすれば何不自由なく暮らしていける。大きくなったら嫁ぎ先を探してやる』と。私は妹を輝かしい座に据えたいと思っていたゆえ、左議政様の言葉を残念に思いました」

「輝かしい座?まさか世孫に嫁がせるつもりか?」

「東の空から新たな太陽が昇る頃には、妹も立派な女人に」

「こやつめ、野心の大きな奴だな。つまり、私とは志を共にできぬと?」

「同じホン姓ですので、私と志を共にしたくなったらいつでもお申し出を。私の配下になるなら、目をかけましょう」

呆気にとられる左議政。

王が世孫を許したので、「これで兼司書様もご無事」とドギムは大喜びです。

ドギムに御礼を言うチョンヨン郡主。

ドギムは郡主に「近々、見習いから内人(ナイン。正式な宮女)になれる」と報告します。

そこに世孫が通りかかり、チョンヨン郡主はドギムを世孫に紹介します。「この宮女が王様にお兄様を許すよう頼んでくれた」と。

世孫は扇子で顔を隠しますが、池に世孫の顔が映っていたため、ドギムは、「書庫の兼司書」が世孫で、時折、宮中で優しくしてくれたあの男性が、本物の兼司書だと知ってしまいます。

騙されていたと知ったドギムは失望し、東宮の内人になりたくないと落ち込みます。

夜、世孫派の集会。「世孫は矢文のことは証拠がないので忘れる、それよりも、虎を狩る間、私に向けて矢を放った者がいる。犯人はイグィサの兵だ、その者を捕えよ」と臣下に命じます。

書庫に行き、私物をまとめながら「ここで嫌な奴に会った」と独り言を言っていると、なんとそれを世孫に聞かれてしまいます。

「不本意ながらお前を騙してしまったが、その件で恨みを抱いたり、私を煩わせてはならない。私に気を遣わせるでない」そう言い出て行く世孫。

ドギムは扉に向かって塩をかけます。「この噓つき!人を騙すなんて最低ね!」

しかし、世孫は出て行ったわけではなく、書庫でドギムの行いを見ていました。

「お前、命が惜しくないのか?」

ドギムは平謝りするしかありません。

しかし、世孫が「胸の内を話してみよ」と言うので、ドギムは「謝るべき」と言ってしまいます。

「これまでのことは、なかったことにしてやろう。二度と私の前に現れるな」

東宮で働くドギムは困ったことになりました。

常に死と隣り合わせの宮女。郡主の願いを聞かないわけにもいかないですし、王が腹を立てて死罪にすると言えばそれまでなわけで、ストレスで体がもちませんね(^-^; 亡くなった娘に似ていると何とか命拾いしましたが(>_<)

ホン・ドンノが左議政に「私の配下になるなら、目をかけましょう」なんて言うので、思わず笑ってしまいました(笑)イ・サンを視聴済みなので、結末は知っていますが、20歳そこそこの若造が、50代くらいの権力者に向かってこんなことを言うなんて(笑)左議政も驚きのあまり、言葉を失っていましたね(笑)

5話後半では、兼司書だと思っていた彼が世孫だと気づき、噓つきのために命懸けで王に許しを請いに行ったと知ったドギムの失望と怒りは計り知れません。世孫も一言「悪かった」と言えばいいのに、プライドが高く絶対に謝りません(^-^; ここから恋に発展するとは思えないですが、次回以降、二人はどのように関係を深めていくのでしょうか。

赤い袖先 4話・5話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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