オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。
17話
朝鮮に逃げた捕虜を捕らえる
清国の勅使から「朝鮮が逃げた捕虜を捕らえぬゆえ、王自らが藩陽に出向き皇帝に釈明せよ」と伝えられ、朝鮮では逃げた捕虜を捕らえることに躍起になります。
逃げた捕虜の中には自害する者、手足を切って免れようとする者、褒美を貰おうと捕虜ではない者を差し出す者までおり、朝鮮は混乱します。
ヨンジュンは、捕虜を送り返すことは仕方のないことだが、捕虜の家族の救済と、捕虜の買戻しをするよう上疏を書きます。
ギルチェは清国へ連れて行かれる
ギルチェの鍛冶場で清国から逃げてきた捕虜が働いていたため、ギルチェは役所で聴取を受け「捕虜と知らずに雇っていた、私に非はない」と弁明します。
役所から帰ろうとするギルチェは、新王の逃げた下女を探すチョン・ミョンスに目をつけられてしまいます。チョン・ミョンスは、逃げた下女を見つけられないので、新王が好みそうな女性を拉致し、捕虜と偽り、藩陽に連れて行っていました。
鍛冶場で働いていた捕虜に「孫だけは助けてほしい」と言われたギルチェは、金を払い、捕虜の孫のダジムを買い戻しますが、屋敷に帰る途中、チョンジョンイと共にチョン・ミョンスの手下に連れ去られてしまいます。
ギルチェが目を覚ますと、藩陽に向かう捕虜の列の荷車に乗せられていました。逃げようとした者、歩けなくなった者は容赦なく〇されます。
ギルチェとチョンジョンイは仕方なく歩くことになります。チョンジョンイが疲れて意識を失いそうになり、ギルチェは装飾品を渡しチョンジョンイを荷台に乗せてもらい、自分は歩きます。
道端で泣いているダジムを見つけたリャンウムは、ギルチェの屋敷にダジムを連れて行きます。
「奥様とチョンジョンイが満洲語を話す男に連れ去られた」とダジムが告げますが、ギルチェがジャンヒョンと逃げたのではと疑っていたク・ウォンムは、ジャンヒョンの手下のリャンウムが来たことで疑いが確信になったとリャンウムを信じません。
リャンウムとダジムを信じたヨンジュンはギルチェを探し藩陽に行くことにします。
ギルチェを思い出し一人で酒を飲んでいたジャンヒョンは、偶然、捕虜ハンターのカックァに会います。
世子は捕虜市場へ行く
日照りが続き兵糧が不足しているため、世子館の食料は自ら用意するよう皇帝に命じられます。
農作業をしなくてはならなくなった世子は、「捕虜を買って農作業の働き手として使おう」というジャンヒョンの進言により捕虜市場に行き、物のように扱われる朝鮮人捕虜の現実を知ります。
大勢の前で服を脱がせられた女性を見た世子は「なぜ自害しないのか?朝鮮の恥だ」と言いますが、ジャンヒョンに「朝鮮の王は敵の前で9回も頭を下げる恥辱を受けても自害せずにいます。ある者は恥辱を悲しみ、なぜ別の者は自害しなければならないのですか?捕虜たちは真に〇んで恥辱を免れるべきだと思いますか?そうお考えでしたら、この場で私をお斬りください」と言われてしまいます。
ジャンヒョンに刀を向けていた世子は、刀を捨て、帰ってしまいます。
その後、ジャンヒョンは再び世子に呼ばれます。
「不忠なお前が私と藩陽に来た理由はなんだ」
「随分前に私の知り合いが恥辱にまみれるのを恐れて自ら〇を選びました。私には到底理解できず腹が立ちました。私が藩陽に来た理由は、世子様の運命が知りたかったのです」
感想
ギルチェとチョンジョンイが清に連れて行かれてしまいました(>_<) ジャンヒョンと駆け落ちしようとした前科があるので仕方ないのですが、ギルチェを心配せず、疑うばかりのク・ウォンムは酷いですね。
捕虜が酷い目に遭っているのを見た世子も、同情ではなく、「なぜ自害しないのだ、朝鮮の恥だ」なんて、やはり、世子様ずれてる(^-^; 民を想う気持ちは微塵も持ち合わせていないのですね…。
恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 17話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆