大王世宗 53話・54話 あらすじ
朝鮮時代最高の君主・世宗の激動の生涯を描いた歴史超大作ドラマ『大王世宗(テワンセジョン)』53話「朝鮮の空は民のもの」54話「太宗の敗北」あらすじ。
朝鮮の暦を作ろうと動き出す王を、マルセンが軍を動かし妨害する。マルセンに対抗できる人物として、ファン・ヒを朝廷に呼び戻そうとする…。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆
大王世宗 53話「朝鮮の空は民のもの」
世子の帝王学
上王が世子に弓を教えますが、「他の者を呼び、代わりにやらせます。臣下の力を集めて使う者が帝王だと学びました」と投げやりです。
そんな世子に、上王は手を添えて手伝ってやります。しかし、上王の力を借り弓を的に命中させても心は満たされない世子。
「未来の王たる者が、他人に踊らされたり、漁夫の利で得た成果を喜んだりすれば、王となる資格はない。まずは己を鍛えるのだ。そうせれば臣下を選ぶ力も、お前に弓を向ける政敵を打ち取る力も手に入れられる。忘れるな。この朝鮮で最も強い者が国王になれる」上王は優しく教えます。
動き出す朝鮮の暦作り
ヨンシルは、朝鮮と明の空が違うことに気づき、王も「朝鮮の天文を元に、朝鮮の暦法を作ろう」とヨンシルに言います。
まずは天文を観測する天文儀器を作るため、誰かが明へ行き、技術を盗む必要があります。
朝鮮独自の暦を作ることは、明を敵に回す反逆行為です。「天を支配するのは明」これが当時の考え方でした。そのため、王はこのことを秘密裏に進めるつもりでしたが、マルセンが集賢殿に送ったキム・ムンがマルセンに報告します。
マルセンは、王がチェ・ヘサンを明に送らないよう、兵判の権限を使い、ヘサンに下三道(ハサムド。全羅道チョルラド、慶尚道キョンサンド、忠清道チュンジョンド)に船と大砲点検に行くよう命じます。
チョ・マルセンは、集賢殿の大提学ピョン・ゲリャンを呼び出し、妻を領議政に取られたことをネタに、集賢殿の動きを探るよう脅します。
ピョン・ゲリャンがチョ・マルセンと密会していたところを目撃したチョン・インジは、「どこまで知っているのですか?ヘサンやヨンシルのことも…」と何も知らないピョン・ゲリャンに話してしまいます。
翌日、王は「明で新しい火薬製造技術が開発された」「明の学士ヨ・ジンから、命の恩人に恩返ししたいので、明に来てほしいと書状が届いた」と重臣たちの前で発表します。
ヘサンは朝鮮で唯一の火薬職人であり、また、ヨ・ジンは命の恩人のために国家機密である火薬開発について教えてくれるかもしれません。こうなると、二人の明行きを阻む理由はありません。
幼い世子は上王に「朝鮮の暦法を持つことは罪なのですか?」と聞いたため、王の秘密が上王に知られてしまいます。
「朝鮮が独自の暦法を用いるというのは、明との断絶を意味する」
「明には隠すつもりです。父上が私をお斬りになると仰っても諦めません」
怒った上王は、自室に戻るなり脳震盪を起こしてしまいます。
意識を取り戻した上王は、「チョ・マルセンと戦う」
敬寧君に「お前は朝鮮の王子だ。父の身を案じるよりも国の行く末を案じよ。マルセンを討つための大義名分を探せ」と命じます。「それが王の助けになる。それこそが、私と朝鮮の未来のためにもなる」
イ・スは「チョ・マルセンに太刀打ちできる者が必要です」
ユン・フェ「ファン・ヒが必要です」
ファン・ヒは、一村人としてのんびりした生活を送っていました。そこにマルセンがやってきます。「時が訪れました。今こそ私と共に力を合わせ、この国を立て直す時です」
大王世宗 54話「太宗の敗北」
マルセンの暴走
マルセンは、ファン・ヒに会い「譲寧大君を王にしよう。臣下が王を選ぶべきだ」と話します。
上王にマルセンを探るよう命じられていた敬寧君は、二人の会話を盗み聞きし、上王に全てを伝えます。
ファン・ヒは何も答えず、藁を編んだ贈り物を渡しますが、マルセンは帰り道にそれを捨てます。「無駄足だったようだな」
同じ頃、チョン・インジ、チェ・マルリは「王様の政敵を増やすのは良くない。反対する者は斬り捨てたらいい」「反対する者は、罷免にして排除したらいい」と、ファン・ヒの復職に反対しますが、王は「ファン・ヒに会ってみよう」と言います。
上王は、パク・シルを呼びます。「次期兵判の座はお前にやるから、マルセンを捕えろ。謀反の罪だ。今晩中にやれ」
しかし、左軍将パク・シルも、右軍将イ・スンモンも、マルセンを捕えようとはせず、上王に逆らいます。軍部と軍権はマルセンに奪われてしまいます。
「私はまだ上王様の忠臣です。王様を警戒して軍権を譲らなかったのも、王様を牽制するよう私に命じたのも上王様です。
何もよりも明の皇帝に反旗を掲げ国を窮地に追い込もうとしたのも王様です。
家族を脅かしたというだけで刀を向けるなど一介の武官でもしません。ましてや王の刀です。
王の刀は、国を脅かす者に向けられるべきものです。上王様、朝鮮を脅かす一番の敵は誰ですか。
私の刀はその敵だけに向けます。
帰って、上王様のご命令をお待ちします」
さらに、王が上王の陰に隠れて刀を振り回したとして、領議政ユ・ジョンヒョン、礼判ホ・ジョや重臣たちが賓庁(ピンチョン)から出て行ってしまいます(ストライキ)。
世子と王子が行方不明に
そんな中、世子は何も言わず、弟を連れヨンシルのいる軍器監(グンギガム)行ってしまい、王宮は王子の行方不明に混乱します。
「軍部が上王様に盾突いたとか、彼らが子どもたちをさらったのでは?子どもたちを探してください」王后は心配しますが、疲れた王は酷いことを言ってしまいます。
「そこまで余の役目か?子どもたちの面倒を見るのは王后の役目だろう」
世子と大君が見つかりますが、家族間に不和が残ります。
三顧の礼
チョン・インジとチェ・マルリはファン・ヒに会いに行っていました。
「朝鮮の天は朝鮮の民のもの、ならば当然、朝鮮の暦法が必要なはず」
「しかし、天は天子が治めるもの、小国の王が治めるなど不敬です」
そこに王もやって来て、ファン・ヒに一冊の本を置いて行きます。「また来る」
敬寧君が王の元にやって来ます。「マルセンを謀反の罪で討つのです」
「そうすれば臣下たちは譲寧兄上を討てと言うでしょう」
「やむを得ません」
「この国の兵権は全てマルセンが握っています。王たる者が、国と民を守る兵士を相手に戦うことはできない」
「このまま父上を逝かせて後悔しませんか。部下に裏切られた恨みを抱いたま逝かせても悔やみませんか?」
王はここでようやく上王の体調が良くないことを知ります。孝寧大君も上王を見舞います。
重臣たちがストライキしたため、朝廷ではあらゆる業務が滞ります。
ユン・フェが重臣たちを説得に行きますが、「王様には朝鮮の暦法を断念させ、上王様には兵権を含む全てに権力を手放し完全に隠居していただく。この二つが解決するまで我々が登庁することはない」とマルセンに言われてしまいます。
酔った王はファン・ヒの元へ。
「そなたは余の手で始末する。次はチョ・マルセンだ。やつを捕えるためなら兄上を殺しても構わない。何でもしてみせる。
むやみに父上に盾突き侮辱しようとする者を捕えるためなら世の果てまで行く。
余も知っている、刀が一番の早道だとな。
だから余も、厚かましくも王権に挑み反対する者は全て殺すつもりだ。
この国の主は王と王室であり、民ではない。だから無駄な抵抗は止め素直に服従しろ。こんな余をそなたは受け入れられますか」
「難しいでしょう」
「しかし、世に出るつもりもないのでしょう。政という泥沼に入るのはうんざりでしょうから」
ファン・ヒはうなずきます。「それもまた合っています」
「だからそなたは余の最大の政敵なのです。反対する者より悪質なのは傍観者だ」
「余がぶち壊してしまった。『三顧の礼』というのは、こうではない」
上王とファン・ヒの会話
帰宅する王を見送り、振り返るとなんと3回目の訪問者は王ではなく上王が!
「頼りなく思って、王位を譲ってからも軍権だけはこの手で握ってきた。
しかし、今日はあの子を見直した。人を見る目だけは確かだ、息子をそなたに託してもよいか?
もしかすると、いや、そなたはきっと余よりあの子と気が合うはずだ。
今日、あの子が言ったことは気にするな。本心ではない。ただ、死期が迫った父が憐れで言っただけだ」
ファン・ヒは跪きます。「上王様は長生きなさいます」
「その癖は治せ。できもしないのだから希望を抱いてはならん。明日、官服を届けさせる」
「恐縮ですが、その命令だけは従えません」
「またもや反旗を翻すのか?」
「私には資格がございません」
「譲寧を支持して後悔を?」
「それなら命令に従い復帰しております。恐れながら、譲寧大君は私にとって息子のような存在でした。
父親は、我が子が奈落の底に落ちたら、自分も死ぬと分かっていても後を追って助けようとするものです。
後悔はしません。しかし、反省はしています。
政治家たる者は、いかなる場合であっても私情に負け判断を誤ってはなりません。しかも未来の王を決める問題でした。
ご訪問頂きありがたき幸せに存じます。しかし私には戻る資格がございません」
「仕方ないな。そなたの決意は誰にも曲げられまい。
しかし、余は知っている。表向きは譲寧を支持していたが、そなたは常に苦言を呈し続けていた。
いくら歳が若くても、息子のように思えても、譲寧はそなたの息子ではなく、主君だった。
だから責任はそなたではなく、譲寧にある。
お願いだ、工判、一度でいいから王にも機会をやってくれ。
あの子は、王は、父である余が知っている、譲寧とも余とも全く違うのだ。
民を慈しむことを知っている。何よりも人の話によく耳を傾ける。
どうかこの国の王にあまり長い間寂しい想いをさせないでくれ」
上王の想いに触れ、翌日、ファン・ヒは登庁します。「王様は朝鮮の天の主になるべきです」
「余は、国王の主はこの国の民だと思っている」王は笑顔でファン・ヒを迎えます。
大王世宗 53話・54話 感想
54話もめちゃくちゃ良かったです!!!
三顧の礼の三度目は、王ではなく上王が赴きファン・ヒを説得するところが素晴らしかったですね。
孤立し追い詰められた王の弱さ、最後の力を振り絞りファン・ヒの説得に試みる上王の息子への想い…上王とファン・ヒの会話で少し光が差したように感じます。
パク・ウンと大妃が退場してしまいましたが、また面白くなってきました。
三顧の礼は、『トンイ』でも出てきましたよね?クムの師匠になってほしいと頼みに行った時のシーンです。
一方で、マルセンに軍権を奪われ、上官まで上王の命令を無視しマルセンの配下になる有様には、カン・サンインを生かしていれば、若き王のために働いてくれたのに…と思わずにはいられません。
そして、また一つ韓国語を聞き取れました。責任は「チェキニン」 日本語と同じ漢字、同じ意味で、発音だけが違う単語を聞き取るのも韓ドラを見る楽しみの一つとなっています。
大王世宗 53話・54話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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