大王世宗 45話・46話 あらすじ・ネタバレ・感想

大王世宗

朝鮮時代最高の君主・世宗の激動の生涯を描いた歴史超大作ドラマ『大王世宗(テワンセジョン)』45話「対馬討伐の宣言」46話「故郷のために」あらすじ。

王は民を守るために出兵を決意。朝鮮の民と敵兵の命、どちらも重んじる世宗の戦いが始まる。

以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆

上王は、倭館の日本人が情報流出していると疑い、倭館を焼き払い、日本人を全員捕らえよと命じますが、
チェ・ユンドクとイ・チョン、チェ・へサンは「間者は捕らえるべきだが、倭館の襲撃はいけない」「倭館には朝鮮人も多くいる」「命令には従えない」「罪なき民を斬ることはできない」と進言します。
命を捨てる覚悟で民のため進言しました。

王ももちろん、倭館の襲撃に反対です。

チョ・マルセンは「今回は上王様が折れるべき。
チェ・ユンドクは兵士から慕われている、
新兵器ではイ・チョン、火薬ではチェ・へサン、
この二人の才能無くして戦は不可能です」と上王に進言します。

「王命を軽んじる者は、誰であろうと許せない」

「新王の命令も王命でございます。王子でも世子でもなく、れっきとした国王なのです」

「未熟な王に軍権まで譲り、余には引っ込んでいろと?」

「私はただ、この国の王は新王だと申し上げただけです。
倭館の問題と情報収集は新王にお任せください。そうすれば、上王様に反抗する者たちの本心がわかります。
彼らが王様の権力に乗じて上王様を倒す気なら、上王様には時間が必要です。彼らを牽制する者を集めなくてはなりません」

上王はチョ・マルセンの言う通りにし、彼を兵曹判書に任命します。
「武官たちの特性や軍の内部情報を誰よりも把握している。
何よりも、余に対する忠誠心は誰よりも厚い。
軍を統率できるのはそなただけだ」

王は、ユン・フェとヨンシルを対馬に派遣します。

ピョン・ドジョンは王に息子を告発します。
「どうか息子をお助けください」
「出兵の成功に命を懸けます。ですから成功した暁には、この国の民にしてください」

「対馬と和解すれば、そなたの息子の安全は保障される。対馬とは平和的解決を築きたい。そのためにも、対馬の挑発はこれ以上許せぬ」

ピョン・ドジョンは朝鮮兵と協力し、日本人の間者21名を捕らえます。
上王は、直ちに処刑するよう王に言いますが、王は「対馬で捕らえられている朝鮮や明の民と交換したい」と上王に申し出ます。

明国も、学者ヨ・ジンを救出したいと考えており、明の利益にもなります。

その頃、ピョン・マンゴは対馬に渡っていました。

集賢殿では、3ケ月の戦にかかる費用で、対馬に3年間も食料援助できると割り出します。

仮に、対馬を制圧した場合は、対馬へ食料援助する必要があり(制圧すれば、朝鮮の民として援助しなければならない)、
それを怠れば、対馬は再び襲ってくる、しかも、その場合、戦の原因は朝鮮にある、それなら始めから食料支援をする方が良いと考えます。

「上王様への反抗は許せない、交渉は断念するべき」と集賢殿に王を説得に行ったパク・ウンは、逆に若い官吏たちに説得されてしまい、上王に怒られます。

パク・ウンは集賢殿の領殿事を辞職すると王に申し出ます。
「集賢殿が上王に反抗しても、上王様は王様を斬れない。生贄として私が必要なのでは?それ以外に、私を集賢殿の領殿事に置いておく理由が他に思い当たりません」
「私も当初は試算上は妥当だと思いましたが、敵の気質も考えるべきです。今回の集賢殿の方針には同意できません」
「私の辞表を受け取ってもらえますか」

「もしそなたが交渉に賛成なら受け入れたかもしれぬ。集賢殿で反対し続けるのだ。反対意見があってこそ、確たる政策となる。そなたの反対は、我々が政策を実現する上で、不可避なのだ」
「今後は余の政敵ではなく、国に奉仕する役人として余の側にいてくれぬか?国への奉仕こそが、そなたが役人になった理由では?」

夜、王は王后の元へ行きますが、王后は冷たいです。

「なぜパクを罷免にしないと私に知らせたのですか?」

「人づてに聞くより良いと思ったのだ」

「私にどうしろと?父を〇した人間を重用する王様を理解しろと?臣下なら、他にも大勢いるではありませんか」

王后の女官は王殿に戻る王に「王后は王を理解しようと努力している」とこっそりと伝えます。

対馬島主、宗貞盛は、幕府の実力者と手を結び朝鮮を牽制しようとしています。倭寇と呼ぶには、敵はあまりにも大物です。ユン・フェは直ちにこのことを王に伝えます。

ユン・フェは、話し合いで解決しようと、対馬の使者を倭館に送るよう手紙を出しますが、倭館に来た宗俊は「宣戦布告する。これは防衛だ」と言います。

「王様は平和的解決を望んでいる」

「倭館のある慶尚道を対馬にください。そうすれば、交渉も考慮します」
「我々には戦う覚悟ができています」
「我々対馬を見くびるのはおやめください」
食料支援もいらないと、宗俊は出て行きます。

もはや道は戦しかありません。敬寧君に背中を押され、王は民を守るため出兵を決意します。

世宗1年(1419年)、朝鮮初となる対馬への出兵が幕を開けます。

対馬との戦が始まります。
ピョン・マンゴは、朝鮮王の暗殺を企てる対馬の潜伏兵として朝鮮に到着していましたが、宗俊が「朝鮮に着いたら、裏切り者のピョン・ドジョンを先に〇す」と部下に命じていたのを聞き、父と朝鮮を守ることにします。

朝鮮兵と対馬兵の戦いの中、マンゴは父を庇い、亡くなってしまいます。
「詫びのつもりだ。父さんには親孝行できなかった。
結局俺は、朝鮮でも対馬でも裏切り者となった。
でも父さんの息子だ。俺にはやっぱり父さんが故郷なんだ。
親不孝ばかりでごめん」

マンゴを無事連れて帰ってくるよう王に言われたドジョンでしたが、最愛の息子を失ってしまいました。マンゴは朝鮮人として弔われます。朝鮮兵はこの戦いで、戦船2隻を失いました。

対馬兵は朝鮮から退却し、周辺の島々の倭寇を対馬に呼びます。
朝鮮兵はそれを狙い対馬を攻撃、朝鮮戦船227隻が対馬に向けて出発します。
王は、朝鮮民の命、そして敵の命も重んじ、敵の戦船を狙うよう命じていました。朝鮮兵は対馬に上陸し、激しい戦いとなります。

王は、対馬と日本本土を引き離そうと考え、本土九州の源道鎮の策士、正祐を呼び、僧侶である正祐を経典でもてなします。

「殺生は仏教で最も禁じられているはず。そなたの主君は対馬に支援すべきではない」

正祐は「主君の考えは王様と同じだが、自由に決定できない立場にある。幕府の決定次第だ」と答えます。

「そなたを信じたい。朝鮮は京都にも勅使を送っており、京都からの使臣が到着すれば真実は明らかになる。万が一、そなたが嘘をついている場合は、九州も朝鮮の攻撃を避けられません」

豆知浦の戦いは、朝鮮兵の圧勝となります。
高麗時代から朝鮮時代にかけ、朝鮮全域で倭寇との争いは絶えませんでしたが、今回の戦いは、そんな倭寇に対する朝鮮からの警告だったと言えます。
敵船の被害は129隻に及びましたが、敵兵の死者は僅か130人。敵兵の被害を最小限に抑えた人道的な戦いであったと言えます。
しかし、この戦いはまだ始まったばかりです。

朝鮮でも対馬でも自分の居場所を見つけられなかったピョン・マンゴが、父を選び、父と、父が信じるもののために戦う決意をする…「父さんが故郷」と言って亡くなったマンゴは、最期に自分の居場所を見つけられたかな…。

朝鮮の民を守るためにやむを得ず戦をすることにしましたが、「敵の命も重んじる」というのは、何とも世宗らしい戦い方ですね。

大王世宗 45話・46話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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