ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 25話 あらすじ
韓国ドラマ『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』25話あらすじ。
25話は必見!!バウと翁主の二人だけの結婚式。出生の秘密が明かされたデヨプの苦しみ、幼い頃から抱えていた孤独、息子を守ろうとするデヨプの実母。先王の料理人を見つけ出し…。
以下、ネタバレになります。続きが気になる、見逃してしまった、視聴後の確認用にご活用ください☆
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 25話 ネタバレ
衝撃の告白
左議政は跪き、デヨプに剣を掲げます。テチュルも跪きます。
「王子様、今になって真実を告げる私の不忠をお許しくださいませ。
王子様はこの国の唯一の嫡流でございます。
王子様は私の子ではなく、先王の長子であられる臨海君様のご子息です」
ウォンヨプも仕方なく跪きます。
「嘘偽りのない事実でございます」
「父上…」
「私は王子様の父ではありません。お父君は臨海君様です。
残酷非道な王によって無念の死を遂げた臨海君様の唯一の嫡流、それが王子様です」
いつも優しくしてくれたあの方が母だった
へインダンを責めるデヨプ。
「息子と世間を欺いていた。ここまで非情な方だとは…」
「お父上が亡くなった日、自害しようとした。
しかし、そなたの伯父は、手の者に私を見張らせた。
死ぬこともできず、私は生き残った。
お父上のことが知られれば、そなたも命を落とすゆえ、口を閉ざした。
それからは地獄のような日々だった。
1日に何十回、何百回と悔やみながら先立ったそなたのお父上を恨んだ。
それでも、息子と離れることなくお乳をあげられるだけで幸せだった。
たとえ『息子よ』と呼べなくても、母だと名乗れなくても、
そなたと同じ家に暮らし顔を見られるだけで心から感謝した」
「何を言おうと私を騙していたことには変わりない。
死ぬまで、いや、死んでも許しません」
デヨプはへインダンの部屋から出て行き、へインダンは泣き崩れます。
帝王無恥
翌朝、まだ薄暗い頃、左議政がデヨプの部屋にやって来ます。
「今の王が先王を殺害しなければ、王位にはご長子の臨海君様が就いておられました」
「先王は永昌大君をお考えだったと」
「それは西人派の主張です。
永昌大君はまだ幼かったゆえ、明はご長子の臨海君様を望んでいました。
それゆえ王は臨海君様に謀反の罪を着せ始末しました」
「臨海君の息子だと言って誰が信じると?」
「王子様が臨海君様のご子息だと立証する手立てがあります。
臨海君様のご正室がまだご存命です。息子と立証してくれるでしょう」
「私のことをご存じで?」
「いいえ、私家に追いやられ寂しく暮らす女人を大妃の座に就かせて差し上げるのです。
決して拒まぬでしょう。
必ずや私が王を追い出し、奪われた王座を取り返して差し上げます」
「結構です。王になるつもりはありません。放っておいてください」
「王子様が王位に就かれればファイン翁主が手に入ります。『帝王無恥』と言います」
怒りから、壁に掛けてあった刀を抜き、左議政に向けるデヨプ。
「じっくりお考えください」左議政はそれくらいで動揺する人間ではありません。
自暴自棄になるデヨプ
左議政が出て行き、今度はへインダンが。
「そなたの伯父がなぜお父上の話をしたのか、それが気になるのだ。
今まで隠し通してきた秘密を今になってなぜ明かすのか」
「私を王位に就かせると」
「何を驚いているのです、王位は臨海君様のものだったと。
私は唯一の嫡流ゆえ王になって当然」
「駄目よ、デヨプ!そなたは伯父に利用されている」
「構いません、私も己の利益のために伯父上を利用する」
「最後まで翁主様はダメだと…」
「反対した理由がわかったでしょう」
「はい。翁主様と私がいとこだから…。
ですが、そのお考えが間違っているとお見せします。
『帝王無恥』王は恥を知らぬと言う。
いとこを側室にしても構わぬはず」
「そなたの伯父の入れ知恵か?」
「見ていてください、必ず王位に就きます。
王になって、翁主を手に入れます、死ぬまで離さない。
母上は大妃になれます」
「私が大妃の座を望むと?死んでもそのようなことはない」
「物事は望み通りにはならない。
母上の息子として生まれたかったとでも?」
へインダンはデヨプを殴ります。
「私ではなくお父上が叩いたのだ。
私を死ぬほど恨み、決して許さなくても構わない。
だが、お父上の名を汚すな」
「どのみち謀反人です!」
「何もわかっていない!
お父上が誰のせいで無念の死を遂げたか…」
「どういう意味です…私の知らぬ事実が?」
「何でもない。お父上のことは理性を失い口が滑っただけだ。
伯父の話を決して信じてはならない。
この通りだから自重して考え直すのだ」
父・臨海君を亡き者にしたのは…
へインダンは左議政の部屋へ急ぎます。
「王位に就くことがなぜ事実になるのですか、意のままに操れる王が要るのでしょう」
「デヨプは王位を継げる嫡流だ、私の意思に関係なく王位に就く運命である」
「デヨプを王位に就けて思い通りにならなければ、また殺しますか?」
「デヨプはダメです。王位の話も二度としないでください。
デヨプを利用すれば、兄上がまだ隠している秘密をデヨプに明かします。
デヨプの父親を誰が殺めたかお忘れで?」
「江華島に流刑された臨海君様に刺客を送り、殺めたのは兄上でしょう」
「我が子を守るためなら何でもします」
デヨプは翁主の書いた絵を大切に保管していましたが、それを燃やしてしまいます。
バウの夢
デヨプはバウに会いますが、元気がありません。
「父親の謀反を阻めなかったな」
「そうだ、失敗した」「すまない」
バウ「夢を見たんだ。お前と友になり、妹を嫁がせ義兄弟にもなっていた。
俺が訪ねるとお前は酒を振る舞う、二人して賭場で暴れ、傷だらけなのに笑ってた。
馬鹿げた夢だ」
「正夢かもしれんぞ」
「俺たちが友になると?」
「来世では友になってるかも」
「儒学を学んだ奴が輪廻転生の話を?」
「…現世は地獄のようだ」
「親に恵まれたくせに」
「そうだな…親に恵まれた。誠に立派な父親だ」うつろなデヨプ。
デヨプ「身分の回復が取り消される。次は翁主様を狙うはず。
だから逃げろ、いっそ朝鮮を離れろ。
この国に残れば私の父と王に利用される」
「朝鮮を発ったら…お前は翁主に会えないぞ」
「あの人が幸せなら構わない」
「可能ならお前と入れ替わりたい」
「急にどうした?何かあったか?」
「朝鮮を離れなければすぐにわかるさ」
「助けが要る時は言え。友ではないが私たちは仲間だ」
「さっきの夢の話だが、お前の夢の中で私は幸せだったか?」
バウは少し微笑み、頷きます。「たぶんな」
デヨプも力なく微笑み返します。
バウは人を使い先王の料理人を探します。
幼い頃から抱えていた孤独
デヨプは、左議政の話に乗ったふりをします。
「私のための反正なら計画を教えてほしい」デヨプはそう言いますが、
左議政は「王子様は知らなくてよいことです。私にお任せください」と答えます。
「やはりか。父上にとって私は息子ではなく道具なのですね」
「ずっと気になっていました。母上は兄上たちには優しかった。
『私の何がいけないのだろうか』と考え続けていました」
「誤解です。そのようなことは…」
「言い訳は結構。父上も同じでした。
ただし父上は母上とは正反対でしたね。
兄上たちが過ちを犯せば叱り、私の過ちには寛大でした。
それを私は父上に愛されているのだと、兄上たちが冷たいのは私に嫉妬しているのだと。
ですが、すべて私の勘違いでした。
父上と母上の息子でないから態度が違った、違いますか?
甥も息子同然なのに、なぜですか。
いずれ利用する時が来たら利用する道具でしかなかった、違いますか!」
王はストレスから酒の量が多くなります。
バウの母の心配
バウの母は、息子と翁主が夫婦の真似をしているのでは?と心配し、翁主を呼び、話をします。
「デソクのことを夫として慕っているのよね?」
「誠の夫婦なのよね?」
「私は心配なのよ。王様がそなたを連れていったらデソクはまた独り身になってしまう」
「それはありません。お義母様の嫁であるように、夫にとって私は翁主ではなく妻です」
「偽りは言わぬはずだ。そなたを信じる」
「チャドルの弟もすぐに見られるわよね?」
帰宅したバウは、翁主の部屋で読書をし、翁主は縫物をしています。翁主は何か話したい様子。
「何か話でもあるのか」
「いいえ」
寝る時間になり、バウは自室に戻ろうとします。
「あの…今日はこちらで。すぐに布団を敷きます」
そう言われて戸惑うバウ。「いや、だけど…」
「私が嫌なのですか?だから別の部屋へ?」
「そんなことはない。私はただ…」
「父上から命じられたのですか?」
「いや、そうではない」
「なぜですか?私たちに問題があるのではとお義母様がご心配を。
なぜ私のことを避けるのですか?」
「避けていない。守っているのだ」
二人だけの婚礼
バウは翁主を庭に連れて行き、プロポーズします。
「私があげられるのは心しかない。
それでも一緒にいてくれるか?
妻になってください」
翁主は嬉しさで胸がいっぱいで何も答えられません。代わりに涙が。
「なぜ泣いている?嫌なのか?」
「いいえ(アニョ)、違います(アニョウミダ)。そういたします。
許されることなら生涯を共にしたいです」
バウは翁主に指輪を贈り、花冠を被せます。
「粗末な婚礼だから冠もない。こんな物ですまない」
「とんでもない」「この世で最も美しい冠です」
二人だけの婚礼が執り行われます。拝礼をし、抱き合う二人。
夜、厠に起きたバウの母は、二人が同じ部屋で寝ているのを見て大喜びです。
先王の料理人を発見!
バウとチュンベは先王の料理人を見つけます。
追われていることに気づいた料理人はある屋敷に逃げ込み、バウも料理人を追い、屋敷に入ります。
そこには何と左議政がいて、何やら集会が開かれていました。
ウォンヨプに刀を向けられ止む無く出て行くバウ。
料理人も出て行きます。
「次の十五夜が吉日です。反正はその日でいかがでしょう」
不穏な空気を感じ取ったバウは、チュンベを家に帰し、王宮へ急ぎます。
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 25話 感想
25話は特にデヨプ、左議政、へインダンの役者さんの演技が素晴らしかったです。
デヨプは両親や兄たちの態度に違和感を覚え、ずっと孤独を抱えて生きてきたのですね。
父親は王以上の権力者、財産も豊富、それでも家族からの愛情を感じられなければ幸せではないですよね…。
気になったのは、どうやらへインダンは臨海君の側室なのに、デヨプが「嫡流」ということ。
嫡子と嫡流は違うのでしょうか?調べてもそのような情報はネットにはなかったので、モヤモヤです。正室の子がいなければ、側室の子が嫡流に?なんてことはないと思うのですが、どなたかお詳しい方がいらっしゃいましたらコメントで教えてください。
ちなみに史実では、臨海君には跡取りがいなかったようです。
バウと翁主の結婚式はとても美しく何度でも見られます。
特に、翁主が、「アニョ」から「アニョウミダ」と丁寧語に言い直すところが、バウを夫として敬っているのが伝わり素敵な演出でした。
義母さんのお節介のお陰で、二人が正式な夫婦になれ、こういうお節介おばさんは必要だと思いました(笑)
デヨプがバウを「仲間」と言うところも良かったです。
ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 25話のあらすじ・ネタバレ・感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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