客主 41話 ネタバレと感想

41話

開港により商人たちは日本人に対して品物を売るようになり、朝鮮には品物が無くなり物価が高騰します。

ボンサムと契約していた元山(ウォンサン)の客主は、日本人に売りたいがためボンサムに商品を回してくれません。

ボンサムのところへ辛家(シン家)のノ書記がやって来「奥様を〇したのは大行首ではない」「大行首様が会いたがっている」と言うので、ボンサムはソクチュに会いに行きます。

ソクチュは「金も権力も失ってもユギジョンだけは守らなければならない。お前がユギジョンの大行首になれ」「ユギジョンを守れば朝鮮の民も守れる」と言います。

その後、ボンサムはケトンのお堂に行き食事をします。「ソリンを〇したのは大行首じゃない」「大行首は俺みたいな悲しげな目をしていた」ボンサムが急にそう言い出すので、ケトンは動揺します。

大行首はミン・ギョムホに会いに行き、500両渡します。2万両の儲けが500両だけだとミンは怒り、ソクチュに硯を投げつけます。

「開港に伴い今までのように暴利を貪ることができなくなった」と言い、ソクチュは先に席を立ちますが、ミンは「入用な金が20万両になった。7日後までに持ってこい」と言いつけます。

ソクチュはソリンが亡くなった事ですっかり気を落としています。

ソクチュがソリンの墓参りに行くとそこにはケトンがいました。「ソリンを〇したのはお前だろう」と言いますが、ケトンは「大行首の噂は宮廷にまで届いています。お子様のことで恥をかいてから妄想が激しいようですね」と言い返します。それでもソクチュには確信があるようです。

ケトンはソゲに「ソクチュが財産を密かに処分した。ミン氏に命じて権力でシン・ソクチュを押さえつけろ」と言います。

ソクチュはウォルを呼び、ユスに全財産を譲ると言います。

ソクチュの金を狙っているミン氏、ソゲ、キム・ボヒョンはソクチュを呼び出します。

ソクチュは「今は5両しかない、全て使ってしまった。これは私の葬式代です」と力なく言います。

ミン氏は「お前が財産を築けたのは私のような高官のお陰だ。勝手に財産を処分することは許さぬ」と憤ります。

ミン氏によってウォルは指名手配されます。

ウォルは託された物をボンサムに渡す為一人歩き続けます。

元山に来ているボンサムもウォルが追われていることを知ります。

8日経ってもウォルを捕まえることができず、ミン氏はまずソクチュを捕らえ財産を没収しようとします。

王妃とミン・ギョムホ、王妃の甥達が話をしているところにケトンが来ます。

感想

王妃の甥、ミン・ヨンイク都承旨(トスンジ)が「このような者を傍に置くから批判されるのです」と王妃に言ってくれてほんの少しすかっとしました。なぜほんの少しなのかというと、ケトンがこの後、都承旨に「都承旨様は不慮の死を遂げるでしょう」「巫女は占いを外すことはあっても、嘘をつくことはありません」と脅すのです。「外すことはあっても、噓をつくことはない」なんて、何でも言いたい放題言えますよね。

今作の王妃は悪役メイクではなく、涼しい顔をして清廉潔白そうしていますが、民から大変嫌われ最期は民に惨〇された欲深く性格の悪い皇后ミン妃がモデルなので、相当の悪者です。

客主41話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 40話 ネタバレと感想

40話

ボンサムには「またいつか会えるから泣かないで」、ユスには「お前が私の代わりに父さんを喜ばせてあげて」と言い、ソリンは逝ってしまいました。

皆が止めるのも聞かずボンサムは斧を持って出て行きます。

シン・ソクチュの屋敷では、キム・ボヒョンとシン・ソクチュが、二人を裏切ったソゲを〇そうとしています。そこにボンサムがやってきます。

ボンサムはソクチュを〇そうと斧を振り下ろしますが、その時、ソクチュがユスの為に用意した子ども服を目にし、ソクチュがただの哀れな老人だと気づきます。

ボンサムは「金持ちは人を残すというが、あんたは独り孤独に〇んでいくんだな」と言い出て行きます。

ソリンが亡くなったショックとあまりの騒動にシン・ソクチュは、キム・ボヒョンもソゲも追い出します。

ボンサムのお陰でソゲは命拾いしました。

ソリンが突然亡くなり、シン・ソクチュはすっかり気力を失ってしまいます。

そんなシン・ソクチュの元にミン・ギョムホが財産目録を持ってやって来、自分の財産を増やすのを手伝って欲しいと言います。

しかし、数日後、シン・ソクチュはミン・ギョムホの金を増やさず、元々の額のまま返します。長年商売をしてきたソクチュは、ミンとソゲがソクチュの財産を全て奪うつもりだと気づいています。

ソリンを失いボンサムもすっかりおかしくなってしまいました。うつろな目でソリンの幻を追いかけ、酒を飲み、忘れ形見のユスを見ようともせず、何も手につきません。

夢の中でソリンの霊が「私はあなたの心の中に共にいます」「思い出とも別れようとしないで」と話しかけます。この日を境にボンサムは正気を取り戻し、いつかソリンに会える日まで精一杯生きると心に決めるのでした。

ウォルはソリンを〇したのがケトンだと気づいており、ケトンに「ユスの母親になろうと欲を出すな」「必ず真相を明かします」と釘を刺します。

感想

苦労の多いソリンの人生でした。美人薄命…。美しいがため金のために二度も実家から売られ、やっと結ばれた愛する人との生活も束の間、ケトンに付きまとわれ、子どもを奪われ若くして亡くなってしまいました。

「金持ちは人を残す」は、『商道(サンド)』で主人公のイム・サンオクが湾商(マンサン)のホン・ドゥクチュに教えられた名言でもあります。『商道』は一昨年くらいに視聴済みですが、同じ商人をテーマとするドラマなので、『客主』でも『商道』で出てきた教えが散りばめられていて面白いです。

『商道』は、『客主』と同じく物語の序盤で主人公の父親が陰謀により亡くなってしまい、その後、人を残す商いを学んだ主人公が結果として朝鮮一の大商人になり官職まで得た一方、主人公に嫉妬心を持つチョン・チスは悪事を働きひたすら利益を追い求めるが最期には何も残らないという対比を描いています。『客主』がお好きな方は是非。『チャングムの誓い』『トンイ』『イ・サン』などのイ・ビョンフン監督の作品です。ちなみに私は、イ・ビョンフン全作品を完走しています(^^)

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客主 39話 ネタバレと感想

39話

帰宅したボンサムは、ケトンがユスを拉致しシン・ソクチュに渡したことを知ります。

ケトンにソリンを〇すよう頼まれたソゲは馬房に刺客を送ります。

翌日、元山(ウォンサン)の客主たちがシン・ソクチュとの契約を破棄し、次はボンサムと契約しようと馬房にやってきます。客主たちは、干しダラ、生糸、昆布の流通をボンサムに任せます。

シン・ソクチュは、ケトンがユスを連れてきたのはソゲの策略だと気づきます。

ソゲがキム・ボヒョンを裏切りミン・ギョムホについたとキムも気づきます。そのことに気づいたシン・ソクチュはキム・ボヒョンと手を組もうとします。

馬房に来ている大勢の来客のためソリンと女性たちは料理を準備しています。

ソリンが一人になったところを見計らい、ソゲの送った刺客が毒蛇を放ち、ソリンは蛇に噛まれてしまいます。

マンチが毒を抜き、医者を呼びます。ボンサムに知らせようと周りの者が言っても、ソリンは「大切な契約の最中だから」と我慢します。契約が終わった時には、毒が全身に回っており、ソリンは意識がなく危篤状態でした。

ソンドルはケトンにソリンを助けて欲しいと頭を下げに行きます。ケトンが治療に来ますが、それに気づいたソリンは恐怖のあまり震えています。ケトンはボンサムに席を外すように言います。

マンチ達が蛇を捕まえ、それが飼われていた蛇だと見抜きます。

ソリンは、毒蛇を放ったのがケトンだと気づいており、ケトンもソリンに罪を告白します。「チョン・ボンサムと一日だけでいいから一緒に過ごしたい、だからやった。どうか〇んでください」と。そして蛇の毒を飲ませ、ボンサムと息子にソリンの最期を伝えます。

感想

なぜケトンがソリンの部屋に入るのを誰も止めないのでしょう。つい数日前にユスを誘拐したケトンをですよ。寝ているソリンが、ケトンが部屋にいると気づいたときの怯えた表情が可哀そうでした。〇ぬ間際に自分を散々苦しめてきたケトンに会うなんて…。ボンサムも相変わらず鈍感過ぎる。ケトンに言われるままにソリンを置いて部屋から出て行くし、あり得ないです…。

客主39話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 38話 ネタバレと感想

38話

ケトンはソリンの目を盗みユスを連れ去り、ソゲの命でシン・ソクチュの屋敷に連れて行きます。

ソリンとマンチ、馬房の者はケトンのいるお堂に行きますが、ユスはシン・ソクチュの屋敷に連れ去られた後でした。

シン・ソクチュは喜び、ユギジョンの客主たちとキム・ボヒョン、ミン・ギョムホに息子をお披露目します。

ミン・ギョムホがソクチュの妻の姿が見えないのを心配すると、シン・ソクチュに変わってメン・グボムが「奥様は産後に体調を崩し亡くなった」と言います。

しかし、ユスのお披露目中にソリンとマンチ、馬房の仲間がソクチュの屋敷に押しかけます。

宴会に招かれた客達は、たった今〇んだと聞いたソリンが生きていて、貧しい身なりをしていることに驚きます。

更に、ユスを返さないシン・ソクチュに、マンチは「ユスの父親は他にいる」と言い、ソリンとシン・ソクチュがユスを取り合っているところを皆に見られてしまいます。

結局ソリンがユスを取り戻し、シン・ソクチュは体面を失い、ショックのあまりに倒れてしまいます。

ソゲはシン・ソクチュにユギジョンの大行首を退くよう言います。

千家(チョン家)干場の干しダラに粗悪品を混ぜたのは、ソゲと元山(ウォンサン)のマ・チスンだとわかりました。

最悪なことに粗悪品にはヒ素が塗られていました。

ボンサムはマ・チスンに会うため待っていましたが、マ・チスンは到着するなり辛家(シン家)での出来事を報告します。

驚いたボンサム一行は急ぎ馬房へ帰ります。

ユギジョンの客主達からもシン・ソクチュに不信任案の書信が届きます。

ソゲはシン・ソクチュの財産目録を見せ、ミン・ギョムホに取り入ります。

感想

様々な策略で朝鮮一の商人の座に上り詰めたシン・ソクチュが、息子(ソクチュは、血は繋がらなくとも自分の子だと思っている)のことになると何も見えなくなるのが妙にリアルでした(笑)

客主38話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 37話 ネタバレと感想

37話

ソリンは大行首をケトンのお堂に呼び出します。

お堂ではケトンがチョ・ソンジュンとパングムの冥福を祈っていました。

ソリンは大行首に「二人はあなたのせいで〇にました。二人に謝ってください」と言い離縁状を渡します。

ソクチュは「私を敵に回せば馬房は潰れ、お前も息子も債権者の下僕に成り下がるのだ」と怒りをあらわにしますが、それでもソリンはユスを譲りません。

怒ったシン・ソクチュは、千家(チョン家)干場の干しダラを買った客主たちに、ボンサムを相手に訴訟を起こせと命令します。

馬房の返済の締切日になり、ソゲが馬房に来ます。

千家干場の干しダラを買った客主たちも、シン・ソクチュに命じられ明日馬房を訴えると言います。

売物が無くなったボンサム達は成す術がなく、馬房を明け渡し、債権者の下僕になるしかありません。 ソゲとは、返済できなければボンサムは行商人の身分証をソゲに渡し、商売を二度としないと約束をしていました。

ソゲに身分証を渡したその時、干場の火災の日から行方が分からなくなっていたマンチが200万匹の千家の干しダラを持って馬房に現れます。

万が一のためにチョ・ソンジュンが干しダラを洞窟に隠していたのです。 ソンジュンからマンチへの最期の頼み事は、騒ぎが落ち着いたら、その干しダラを馬房に運ぶことでした。パングムが〇に傍に居たかっただろうマンチはボンサムのためソンジュンの頼みを受け入れたのです。

干しダラ200万匹を売り、ボンサムは身分証を取り戻し、辛家への馬房の代金30万両と利子9万両を返済します。 そして、馬房の権利書を取り戻し、ボンサムとマンチは和解し、ソンジュンとパングムの霊前に報告します。

怒ったシン・ソクチュはソゲを解雇します。

ケトンは王妃からの信頼を勝ち取ります。

ソリンの侍女ウォルは、赤子を抱いたパングムが銃〇されたことに疑問を持ち、殺したのはケトンで、ソリンの身代わりに〇されたのではないかと気づきます。

ソリンはボンサムにこのことを話そうとしますが、「千家の干しダラ」と偽った粗悪品が出回り、干場の危機を救うため働く夫に相談できません。粗悪品の出処を探る為、遠方に発つ夫に後ろから抱きつくのが精一杯でした。

ボンサムの出発を見計らって、ソゲに「ユスを奪ってこい」と命じられたケトンが馬房にやってきます。

ソゲはシン・ソクチュを蹴落とそうと作戦を練ります。

感想

巫女は白丁と同じく卑しい身分の一つとされていましたので、いくら世子の為に祈祷を捧げたからと言って、王妃と食事をしたり、王妃の側によることができるのはおかしいと思います。 何話か前に宿にケトンが泊っているときに「高貴な方が泊っているので…」と一般客を断っていましたが、「卑しい者がいるので、両班の旦那様に泊まっていただくのは申し訳ない」の方が正しいでしょう。

客主37話のネタバレと感想でした。 最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 36話 ネタバレと感想

36話

干場に討伐隊がやってきます。

チョ・ソンジュンを恨んでいたマンチですが、ソンジュンを逃がそうとします。

討伐隊がソリンに暴力を働いたことを引き金に、討伐隊と干場の人間で争いが始まります。

騒動に紛れて討伐隊の一人がユスを抱いたをパングムを銃〇します。ソゲからソリンを〇せと命令されていた男が、子どもを抱いたパングムをソリンと間違い〇したのです。

パングムはチョ・ソンジュンに「あなたを尊敬していた、大好きだった」と言い、ソンジュンの腕の中で〇んでいきます。

マンチはパングムを撃った討伐隊員に仕返しをします。

ソゲは混乱に乗じて干場の倉に火をつけます。

騒動を収めるためチョ・ソンジュンは自首し、チョ・ソンジュンとワンバルは役所に連行されます。

役所に行く途中、ソンジュンはソゲに会い、全てはソゲが仕組んだことで、狙いはボンサムだと気づきます。

ソンジュンはソゲに「お前の父親がなぜ〇んだか知っている」と言い、崖の淵に誘い出します。

「お前の父親は罪深い男だ。お前の父親はキル・ソゲという怪物を育てた。私はもうこの世に未練はない。お前をボンサムの前から永遠に消してやる」ソンジュンはソゲに掴みかかり、ソゲを道連れに崖の底に身を投げました。

一部始終を見ていたボンサムはソンジュンを助けようと崖の下に降りますが、ソンジュンは助からない様子…。

「悲しむことはない。人間にとって〇ぬのは悲しいことではない。何も成し遂げずにこうして〇んでいくことが悲しいことなんだ」とソンジュンは言います。

「松坡(ソンパ)馬房を作り上げたじゃないですか、多くの働き手を養ったじゃないですか」と言うボンサムに

「私はチョン・ボンサムを育て上げた。一つくらいは事を成し遂げたと言えるかもしれない」

「最期の頼みがある。チョン・ボンサムは松坡馬房の客主である私の宝だ。私がこの世に残した財産と言われる男になってくれ。そうすれば私の人生も意味のある物になる」

「立派な男になるため天の意に従え」と言い、ソンジュンはボンサムや馬房の仲間に見守られ息を引き取ります。

父親が〇に姉と生き別れ荒れていたボンサムを商人として育て、千家(チョン家)客主の再興という生きる目的を思い出させてくれた父親同然のチョ・ソンジュンを弔い、ボンサムは山を下ります。

悪運の強いソゲは生きていましたが、チョ・ソンジュンがソゲを〇すと決めたので、ボンサムはソゲを助けません。メン・グボム達辛家(シン家)の人間もソゲを見捨てようとしますが、ケトンが救出に行きソゲは生き延びます。

干しダラが焼かれてしまい、千家干場の干しダラを買ってくれた全羅道(チョルラド)の商人に商品を納めることができなくなりそうです。ソリンは千家を救うため大行首に会いに行く決心をします。

感想

密売商として始めに登場した時は「悪役?」と思ったチョ・ソンジュンは、ボンサムの父に出逢ってからは善良に生きようとして、その後、ボンサムの師匠となり父親代わりとなり、そんなチョ・ソンジュンの〇がこのドラマの中で一番悲しい場面でした。マンチに裏切られパングムに捨てられてからは寂しい人生でしたが、最期にパングムから「あなたを尊敬していた、大好きだった」と言われて、ソンジュンは少しは救われたかな…

ソゲが生きていたなら、なんのためのソンジュンの〇だったのかと思ってしまいますね。本当に残念です…

客主36話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 35話 ネタバレと感想

35話

干しダラを買いに全羅道(チョルラド)の商人が漢陽(ハニャン)にやってきます。商人らは以前からシン・ソクチュと取引している者です。

シン・ソクチュが商人らをもてなす食事に、千家(チョン家)の干しダラを使った料理を出すようボンサムが手を回します。食事をしていたメン・グボムが、料理に使われている干しダラは千家の物だと気づきます。

するとボンサムが会食の場に入っていき「目先の利益だけでなく今後の事をお考えください。今年千家の干しダラを買わなければ千家は潰れ、皆さんは来年7両で干しダラを買うことになるでしょう」と商人たちに訴え、

更に辛家(シン家)に寝泊まりする商人たちを説得するため家に入り込み「千家の干しダラを買ったことで大行首に嫌がらせをさせたら、あなたたちが干しダラを作ったら良い。ノウハウをお教えします。このままでは庶民は干しダラを買えません。適正な値で商売するべき」と説得します。

商人は千家の干しダラを5万4千両分契約してくれました。

それを知ったシン・ソクチュは、千家の干場を潰しにかかります。

「ミン・ギョムホとキム・ボヒョンが王妃の命で祈祷に参加する」とケトンの元に情報が入ります。

王妃の親戚のミン・ギョムホに取り入る為、ケトンは真冬に肌着のみという薄着で祈祷をしているところを見せつけ、ミン・ギョムホが到着したところを見計らって、疲労と寒さで倒れたふりをします。

シン・ソクチュよりもキム・ボヒョンよりも権力を持ったミン氏に取り入ることで更なる権力を得てボンサムを得る、とケトンは言います。

祈祷を終え山から下りるケトンは千家干場を見かけます。千家干場に立ち寄ったケトンは、干しダラを買い、厚かましくも千家干場に泊まっていきます。

ケトンはソリンに「ボンサムと離れて欲しい」と頭を下げますが、ソリンは相手にしません。

翌朝ケトンが出立しようとすると、ボンサムとソリンが結婚式を挙げると言います。

チョ・ソンジュンとワンバル、チェ・ドリが式を執り行い、ケトンは花嫁の付添人に名乗り出、ソリンを精神的に追い詰めます。

千家干場の場所を探しているソゲに、ケトンは「場所を教えるからソリンを〇せ」と言います。王妃から信頼を得て権力を握ったケトンは「女を〇したら、ソゲをユギジョンの大行首にしてやる」と約束します。

結婚したボンサムは、姉が預かっていたという母の形見のサンゴのかんざしをソリンに贈ります。

馬房を預かっていたマンチとパングムが干場にやってきてチョ・ソンジュンと鉢合わせします。マンチはチョ・ソンジュンに復讐を誓います。

ケトンからチョ・ソンジュンの居場所を聞いたソゲは、干場に海賊討伐隊を送ります。

ボンサムは、タラを提供してくれたパク氏に、仕入代2万両と、利益の50%の3千両を渡しますが、パク氏は2万3千両をそのまま千家干場に投資します。

感想

ソンジュンとマンチは、今までよく鉢合わせせずにやって来れたなぁと思います(^-^; ボンサムの商才を信じていたソンジュン、ボンサムに復讐を考えていたマンチ、二人ともボンサムの協力者になっていたんですよね。

ソリンの花嫁付添人をするケトンが怖すぎます(>_<)

客主35話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 33~34話 ネタバレと感想

33話

難産の末、子どもが生まれました。

ケトンはシン・ソクチュにもらった毒をソリンに飲ませようとしますが、寸でのところでソリンの侍女が「毒見」と言って全て飲んでしまいます。

ケトンの侍女カンナンはシン・ソクチュに「息子が生まれた」と報告します。ボンサム一行もカンナンがお堂を抜け出したことに気が付きます。

辛家(シン家)に異変が起きたと感づいたキム・ボヒョンはソゲに真相を聞きます。ソゲは「シン・ソクチュの妻が逃げた。シン・ソクチュは子供が作れない体で、父親は他にいる」と明かします。

シン・ソクチュがお堂に到着しますが、ソリンは既に逃げ出した後でした。「妻は死んだことにするから息子だけは返して欲しい」という大行首にボンサムも「自分の息子だ」と譲りません。

(干しダラのことをすっかり忘れていましたが)シン・ソクチュはボンサムがタラの干場を作ったと気づきます。大きな客主から品物を売ってもらえない貧しい行商人達も干しダラを売って欲しいと、まだ干しダラが完成していないにも関わらずボンサムの干場に押しかけます。

ソリンは大行首が付けた“ユス”を息子の名前にします。()れる()

名前だけでも大行首が付けてくれたものにしようと言い、ボンサムもソリンの考えに従います。

ボンサムが干場に発った隙を狙ってシン・ソクチュが子どもを奪いに来ますが、マンチが立ち向かい子どもを取り戻します。

34話

ボンサムは子どもに恥ずかしくない仕事をしようとこれまで以上に仕事に精を出します。

世子が病気になりケトンは王宮の王妃に呼ばれます。ケトンを山に籠り、100日祈祷を捧げると王妃に約束します。

冬なのに雪が降らない高温が続きボンサムの干場のタラが腐ってしまいます。かなりの量を廃棄しましたが、のちに雪が降り、ボンサム達は干しダラで有名な「元山(ウォンサン)産の干しダラ」と同等の品物を完成させました。それを元山の半値の20匹3両で売る事にします。

シン・ソクチュはボンサムに対抗して、千家(チョン家)より安い20匹2両で元山産の干しダラを売り出します。

子どもの100日祝いが近づいてきているのにお披露目がなく、また、ボンサムを目の敵にするシン・ソクチュの様子から、キム・ボヒョンは、子どもの父親はボンサムではと疑い始めます。

感想

ボンサムは父親になり、子どもにメロメロなのですが、平穏な日々はやって来そうにありません(^-^; ソクチュがこのまま諦めるはずがありませんよね。

客主33話、34話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 32話 ネタバレと感想

32話

ソリンの身を案じた侍女のウォルが、ボンサムに助けを求め馬房に行きますが、ボンサムは不在です。侍女は「必ずボンサムに」と手紙を預けて去りますが、その手紙をパングムが見てしまいます。

手紙には、シン・ソクチュは、出産が終わればソリンを〇すつもりだということ、父親はボンサムだということが書かれています。

文字を読めないマンチに伝えるため、パングムが言葉を話します!自分達のせいで馬房がめちゃくちゃになってしまったことや、かかとを切られたことで情けなくて話す気もなくなり、声を失ったふりをしていたそうです(^-^; 

マンチはボンサムの元へ急ぎます。

手紙を読んだボンサムはソリンの元に急ぎますが、急ぎすぎて足をくじいてしまい、ソリンの救出にはソンドル、マンチで行くことになります。

辛家(シン家)では出産に備えケトンとケトンの付き人以外の者の屋敷への入室を禁じますが、ソンドルはソリンの兄を装いシン・ソクチュの屋敷に入ることに成功します。

ソンドルはソリンに「大行首はボンサムを〇せと長官に手紙を書いていた。我々が手紙をすり替えなければボンサムは〇んでいた。大行首との約束を気にすることはない」と伝え、ソリンはソンドル達の用意した荷運びの箱に入り屋敷を抜け出そうとします。

途中ケトンに見つかってしまいますが、なんとソゲがケトンを気絶させ作戦は成功となります。

目を覚ましたケトンは「馬房の者が奥様をさらった」とシン・ソクチュに伝えます。

ケトンはソリンを逃がしたソゲを責めますが、ソゲに「子どもは父親の元に帰るべきだ」「シン・ソクチュの弱点を探している俺になぜ子供の父親のことを言わなかったのか」と言い返されてしまいます。

これまで協力関係にあったソゲとケトンは、これで仲違いをします。

一度はチェ・ドリに背負われて馬房に帰ったボンサムですが、足を引きずりながら再びソリンの元に急ぎ、ソリンと再会を果たします。

しかし、シン・ソクチュの捜索があり漢陽(ハニャン)からは出られません。困ったボンサムはケトンのいるお堂に行き、匿って欲しいと頼み込みます。好きな人からの必死の頼みを断れずケトンは受け入れます。

感想

足をくじいて歩けなくなったボンサムは「俺は救いようのない馬鹿だ」と言うのですが、こんな時に足をくじいてしまうなんて本当に馬鹿だと思ってしまいました…(^-^; ただその後に続く台詞は「あの人が何度も心の中で俺に助けを求めていたのに」なので、足をくじいたことに対する台詞ではないですが(^-^;

パングムは話せないふりを長期間続けるなんて(^-^; これは予想外で驚きました!

ボンサムはケトンにソリンのお産を頼むなんて、危険なことを選んでしまいましたね…鈍感にも程がある…!

客主32話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆