オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。
14話
喜び帰国するジャンヒョンが目にしたものは…
ギルチェはジャンヒョンの幻に話しかけます。「私たちは遠い遠い、後の世で再び会いましょう」
帰国したジャンヒョンはギルチェを探します。「苦労が多かったろうから、私を見つけたら足袋のまま抱きつくだろうな」
しかし、ジャンヒョンが目にしたのは結納の儀を行うギルチェでした。
ク・ウォンムのプロポーズを受け入れた理由
プロポーズを断った数日後、ギルチェの父が行方不明になる事件がありました。
ギルチェの父は、心を病んでおり、後金に襲われた時のまま時間が止まっています。
その父を探し連れ帰ったのはク・ウォンムでした。
後金に怯えるギルチェの父に、従事官(チョンサグァン)であるウォンムは「この剣で大勢の後金兵を斬りました。ギルチェ殿もジェナム(ギルチェの弟)も私が守ります」と話しかけ、ギルチェの父は安心します。
ウォンムに御礼を言うギルチェ。「あの男にはあって、私にないものはなんだ?」と言われたギルチェは、過去にジャンヒョンにもそう言われた事を思い出し、ウォンムにジャンヒョンの影を重ねます。
その後もウォンムはギルチェの家族をも気遣ってくれます。「私に嫁いでくれれば、辛い仕事などしなくても良くなる」と言うウォンムに、ギルチェは「私は腹黒い女で、優しい妻になれません」と断ります。それでも、「あの男を忘れずとも良い。もう亡くなった者ゆえ気にしない」と真っ直ぐにギルチェを見てくれるウォンムに心を開き、ギルチェはウォンムの想いを受け入れたのです。
ウォンムは、帰国したリャンウムに「婚礼の日に歌を歌って欲しい」と頼みます。
リャンウムはギルチェとウォンムの様子を見に行きます。それに気づいたギルチェはリャンウムを追いかけ、「ジャンヒョンがなぜ亡くなったのか」と聞きます。
「最期は苦しまずにお逝きに?」「はい、幸い」「それなら…良かった」
「もしや私に残した言葉はなかった?」「ありません。ジャンヒョンには、藩陽には他の情人がいましたので」
ギルチェを想い仕事に励むジャンヒョン
王は世子への不信感を募らせます。世子が王の座を狙っているという妄想を抱いていますが、それは清国が王にそう思わせるよう仕組んだことでした。清国の策に気づいていたジャンヒョンは、世子が清国で苦労していた姿を敢えて王に見せることで、王の不信感を取り除こうとし、ジャンヒョンの作戦は成功します。
ジャンヒョンは、履物を渡した時のギルチェの喜ぶ姿を想像し、仕事に励んでいました。
なかなかギルチェを見つけることができず、偶然、結納を行う屋敷を目にしたジャンヒョン。花嫁として現れたのはギルチェでした。ジャンヒョンに気づいたギルチェも凍り付きます。
ショックを受けたジャンヒョンは、帰宅し、ギルチェに贈るために買った靴を燃やしていました。ジャンヒョンに会いに来たギルチェに「男なしでは生きられぬのですか。それゆえ嫁ぐのですか」と酷い言葉をかけてしまいます。
「はい。その通りです。1日たりとも殿方なしでは生きられません。身も心も寂しくて耐えられません。それが過ちだとでも?」
「ならば私にも機会を与えて欲しかった。寄り添う男が誰でも構わぬのなら、私の元へ来るべきだった」
「あなたのことは決して受け入れられません。真心の感じられない人とは、何も分かち合えません」
もう婚礼が決まっていたので、ギルチェもそう言うしかなかったのでしょうか。
ジャンヒョンは、ギルチェの屋敷に来ます。夫となる人は、江華島でギルチェを助けた男でした。ジャンヒョンは清国の兵を大勢倒しギルチェを守ったのに、自分のせいでギルチェが江華島に行き苦労したことに責任を感じ、「江華島に行っていない」と以前嘘をつきました。ですので、ギルチェはク・ウォンムが命の恩人だと勘違いしています。今更「島でギルチェを助けたのは自分だ」と言ったところで、ギルチェは信じてはくれず、自分を手に入れるための嘘だと思い、ジャンヒョンを軽蔑します。
「愚かにもあなたを信じていました。“私としたことを忘れるな”と言う言葉を信じていました。なのに、なぜ私をお忘れに?藩陽の女人を目新しく感じましたか?」
「一時もそなたを忘れたことはない」
「あなたが亡くなったと思い…二度と会えぬと思っていました」
「藩陽で野暮用があり、早く戻って来られなかった」
「野暮用?私はいつも後回しですね。私の心を欲しがるのに、あなたはいつも他のことを優先させます。待ち続けた私が愚かだったのです。戻る約束もしませんでした」
「そなたこそ、想いに偽りはないか?はっきりこう言ったはず。 “ヨンジュンを恋い慕わぬと言えば藩陽には行かない。そなたの傍にいる” それなのに、私を冷たく突き放した。ヨンジュンではなく他の男と…」
「それが私たちの定めなのです。すれ違いです。手遅れです。縁談がまとまったので、もう婚礼を挙げたも同然です」
「それでも構わぬ。ヨンジュン殿を想いながら、他の男に嫁いでも…いや、そなたの想いは関係ない。そなたは…この私のものだ」
「これがあなたです。身勝手な男」
帰ろうとするギルチェをジャンヒョンは抱きしめます。
「ギルチェ殿、どうか私にも機会をくれ。もうそなたの事を置いて去らぬ。二度とそなたの事を待たせはせぬ。船を用意する。共に逃げよう」
真相を知るジャンヒョン
ジャンヒョンはチョンジョンイからすべてを聞きます。「知らせを聞いてお嬢様は泣き崩れました。ジャンヒョン様の衣を持って、若様のお名前を何度も呼び続けました。“ジャンヒョン、戻ってきてください” あれほど泣くお嬢様を初めて見ました。それに、他でもないリャンウムが亡くなったと言ったそうです。疑いようがありません」
リャンウムは言い訳をします。「ギルチェ様に会ったのは、既に縁談が固まった後だった。イ・ジャンヒョンが生きていると教えるのは気が進まなかった。あの女は不吉だ。他の女にしろ。あの女のせいで〇しかけた。あの女はお前を傷つけ、惨めな想いをさせるだけだ。結局、お前を待てず他の男と…。悔いてはいない。あの時に戻っても同じように言う。あの女に関わったらお前が不幸になりそうで、そう言ったんだ」
ギルチェは、ジャンヒョンが生きていたとウネに相談します。「島で私を助けたと偽りまで言った。もう手遅れよ。幾度となく姿を消した人を信じてついて行くわけにいかない。行かない。絶対にね」ヨンジュンは、ウネとギルチェの会話を聞いてしまいます。
感想
切なすぎる😿 素直になれない二人。それでもギルチェはようやくジャンヒョンに想いを伝えることができたのに、ジャンヒョンが亡くなったと思って婚礼を挙げるところだったなんて…。リャンウムを一生恨みますよ。あと半分以上残っているので、最後にはギルチェとジャンヒョンが結ばれるのでしょうか。ク・ウォンム様も優しい方なので、そうなるとク・ウォンムが可哀そうではありますが(^-^;
恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 14話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆