御史とジョイ 4話 ネタバレと感想

4話

刺客は口の聞けない者でした。また、刺客の使った矢には烏頭(うず)が塗られていました。烏頭は王宮で使う薬剤で、使い方によっては薬剤にも猛毒にもなるものです。民間では使われていません。

イオンは、世子が亡くなる前に烏頭を処方され飲んでいたのを思い出します。世子のためイオンはこの事件を追うことにします。

ジョイは苦しい生活の中で貯めたお金を義母に渡し、髪を下ろし家を出て行きます(既婚者のヘアスタイルから、未婚者のヘアスタイルに変えました)。

イオンはまだいるかと役所を尋ねると、イオンはもうおらず、ジョイに地図を残していったと言います。

地図を追うと、海の見える高台に小さなお墓がありました。ジョイは、ボリが作っていた産着を墓に埋め、別れの挨拶をします。

村を出て行くジョイを村人が温かく送り出します。村のおばあさんが、両班の家にだけ植える貴重なノウゼンカズラの種をくれました。花言葉は“名誉” 炎天下でも花を咲かせると言われているようです。どこへ行ってもくじけず逞しく生きて、とおばあさんは応援します。

テソは取り巻き達と妓楼におり、銀鉱石から純銀を取り出す灰吹法に成功したと報告します。

「銀の抽出法を軽視するとは王様はおろかだ」「テソは王様よりも立派だ」「世の中を牛耳るのは王ではなくテソになるだろう」と取り巻き達もテソを持ち上げます。

テソは王に恨みがある様子です。「王たるものが世の中がどう動くかも知らず、王座を守る事だけに汲々としている」

そこへ領議政(ヨンイジョン)がやって来てテソを殴ります。「お前に使い道があると思った私が愚かだった」「どうして、ことを静かに進められぬのだ、なぜ人を使った。お前のせいで忠清道(チュンチョンド)の倉が襲われたと噂が広まった。私の手でお前を葬るべきだと思わぬか?」

テソは土下座し「私は父上の為にやれと命じられたことは何でもしてきました」と許しを請います。

「これしきのことも満足にできぬのか!暗行御史(アメンオサ)は始末できたが、帳簿は見つからないそうだな。弘文館(ホンムングァン)出身の後任の御史(オサ)がお前を追うことになるだろう。私の考えを言うか?この際、お前が全ての罪を被り、御史に捕らえられ、この世から消え去ってほしい」

領議政はテソを抱擁し「父を失望させるな、息子よ」と言い笑顔を見せます。テソは手下に「後任の御史を〇せ。御史であろうとなかろうと皆〇しにすればいい。御史が任務を終え漢陽(ハニャン)に戻れば、お前たちの命はないと思え」と命じます。

イオンは、漕運船に積まれていた税穀の倉庫に向かいますが道に迷います。

ジョイは漢陽で服を作る仕事をし、清に捕らわれた母を探すつもりですが、ジョイもまた道に迷ってしまいます。

迷ったジョイは山の中の祠(ほこら)に行きつきます。

そこへ偶然イオン達もやって来ます。

祠の前にいたジョイを“拾妾(スプチョプ)”を待っていたのだとイオンは勘違いします。拾妾とは、離縁した女が祠の前に立っていたら、最初に前を通った男がその女を妻にしなければならない風習ですが、最初に通ったのはイオンでした。イオンもジョイもお互いを良く思っておらず、二人とも婚姻する気はありません。

言い争いをしていると、ジョイ、イオン、ユクチル、クパルの4人は盗賊に捕まってしまいます。

盗賊がイオン達を土に埋めようとしている時に、チャ・マルチョンが通りかかります。盗賊は「また御史狩りにでも行くのですか」とマルチョンに話しかけます。

4人を埋める途中にどういうわけか盗賊が去って行き、4人はなんとか命拾いをし穴から這い上がります。

感想

ジョイが村を出て行くときに、ジョイの足元にピンク色の何かが落ちていて、クローズアップされました。あれはなんでしょうか。重要な伏線?

領議政は人の操り方を熟知している人間です。初見でサイコ感が極まっていたテソは、父の前では子犬のような表情をしていて、裏表のある父親の方が何倍も怖いです。テソの人格がおかしくなったのは、完全にこの父親のせいですね。

世子のモデルは、清に行っていて、朝鮮に帰国後亡くなったソヒョン世子のようです。

御史とジョイ 4話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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