オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。
7話
ジャンヒョンはヨンジュンを庇いながら戦う
ヨンジュンら村の男たちとジャンヒョンが光教山(クァンギョンサン)に着くなり、敵兵が攻めてきて戦います。
目を瞑りながら刀を振り回すヨンジュンをジャンヒョンが庇います。
村人から「光教山に生き残った義兵が集まっている。怪我の手当てに人手が必要だ」と聞くギルチェ一行。ウネの希望で光教山に行くことにします。
ギルチェが負傷兵の手当てをしていると、ヨンジュンが歩くのもままならない様子で姿を現し、ウネ、ギルチェは泣きながらヨンジュンの手当てを見守ります。
先に来ていたジャンヒョンと目が合ったにも関わらず、自分ではなくヨンジュンに駆けつけるギルチェを見て、ジャンヒョンは呆然とします(ジャンヒョンはヨンジュンを庇って戦ったのに…)。
ヨンジュンの手を握るギルチェは、使用人のチョンジョンイに咳払いされて手を放し、その場をウネに任せます。
ギルチェはジャンヒョンの手当てをする
その後、ジャンヒョンに「どうしてヨンジュン様を守ってくれなかったのですか?」と声を荒げるギルチェ(あんまりです泣)ですが、ジャンヒョンも怪我をしていることに気がつき、ジャンヒョンの手当てをします。
「回婚礼(フェホンネ)で女真族が攻めてきたと知らせがあった時、ギルチェはジャンヒョン様を見ていました」とウネから聞いたジャンヒョンは、ギルチェに確かめます。
「恐ろしいことが起きた時に初めに見た人が想い人だというわけではない」と言うギルチェ。ジャンヒョンを見たことは認め、それを聞いたジャンヒョンは上機嫌です。
女性たちは負傷兵のために山で薬草を集めます。
チョンジョンイはクジャムの無事を気にしています。
ジャンヒョンはギルチェの髪飾りをもらっていました。
ヨンジュンはジャンヒョンに感謝を伝え「〇ぬ気で戦う」と言います。
勝利と解散
義兵たちはジャンヒョンの助言で、女真族が〇んだ仲間を弔っているところを襲い、敵将のヤングリ(ヌルハチの婿)を倒します。
しかし、食料と武器を運ぶ援軍がこちらへ来る途中で敵兵に敗れ、ジャンヒョンたちの所属するキム・ジュン二ョン部隊は解散を余儀なくされます。
その後、ソヒョン世子に仕えるピョ・オンギョム尚弧(サンホ、正5品)に南漢山城(ナマンサン城)に同行するよう半ば強制され、ヨンジュン、ジャンヒョンらはウネとギルチェに別れを告げ出発します。
勤王兵はついに王の元へ
ジャンヒョンらは王に謁見しますが、1万5千人いた勤王兵(クナン兵)は7人になっていました。
女真族の皇帝・ホンタイジが朝鮮に向かっています。
8話
ジャンヒョンは後金軍に潜入する
「敵情を熟知する者」を求める世子に、内官のピョ・オンギョムはジャンヒョンを紹介しますが、「なぜ民は王様を助けに来ないのか」という世子の問いに、「民より先に避難なさる機敏な王様ゆえ、わたくしの助けなど必要ないと思った」と答えるジャンヒョン。
世子は激怒しジャンヒョンに硯を投げつけます。
王に忠誠心がなくても、民を想う気持ちがあるとジャンヒョンを見抜いたピョ・オンギョムは、ジャンヒョンに「定かではないがホンタイジが来ている」と朝鮮が窮地に置かれていることを伝えます。
リャンウムは「今すぐ逃げるべきだ、城までヨンジュンと同行する約束だった(約束は果たした)」と言いますが、ギルチェを思い出したジャンヒョンは「後金陣営に潜入して情報を探る」とピョ・オンギョムに申し出、リャンウムと共に、兵士の荷担ぎとして敵陣に潜り込みます。
ギルチェは江華島に避難する
ギルチェは、「モンゴル兵は陸では強いが水には弱い、江華島(クァンファド)にいれば安全だ」と言うジャンヒョンに従い、江華島に向かいます。
光教山にいた時、「私たちが苦労するのを知りながら此度も逃げるなんて」と罵るギルチェに、ジャンヒョンは「この月明かりに誓って、どこにいようと必ずそなたに会いに行く。江華島でお待ちに」と約束していました。
ジャンヒョンは密偵と疑われ拷問を受ける
後金軍に潜入したリャンウムは得意の歌でホンタイジに気に入られ謁見を許されます。ジャンヒョンも太鼓の演奏でリャンウムに同行します。
しかし、イングルダイに密偵と疑われてしまいます。
捕らえられ「モンゴル人でも満州人でもないな?」と聞かれると、「朝鮮人だが丁卯(ていぼう)年の戦いで捕虜になった。道案内で手柄を立てれば甲士(こうし、兵士)になれると聞いた。朝鮮では奴婢として生きてきた、恨みしかない」と言います。
さらに、衣服にわざと金を忍ばせていたジャンヒョンは「主に捨てられた時に財物を見つけた。重い箱だったので一部しか持ち帰ることができなかったが、隠し場所を知っている。ご案内します」と話します。
ますます怪しいと思われてしまいジャンヒョンは拷問を受けます。
リャンウムは「母が女真族で、父は朝鮮人。朝鮮軍による討伐で両親を亡くし官奴婢になった。この者(ジャンヒョン)が獣から救ってくれた。歌は母から聞いて覚えた。陛下が歌を聴くとは思わなかった。陛下のために心を込めて歌う」とイングルダイに話し、解放されます。
和議に向けて
ジャンヒョンは世子に「炭川(タンチョン)の陣営でホンタイジを見た」「ドルゴン(ヌルハチの第14子)の部隊も陣営に到着し、紅夷砲(こういほう、明時代の中国式の大砲)も34門届いた。清軍の全兵力が山城の麓に集結した。清軍は戦をしに来た」と密書を送ります。
朝鮮王は更なる災いを防ぐため、後金に和議を申し出ることにします。
ホンタイジは「大清国皇帝の詔諭(しょうゆ。「皇帝の御言葉」の意)」とし、「清国に帰順する者は手厚く迎え入れ、降伏する者には安全を約束する。服従しない者は必ずや天命に従い討伐する。世子を人質として清国に渡し、皇帝を陛下と呼べ。朝鮮王は城から出て来い」と朝鮮に返書を送ります。
重臣や儒者たちは当然和議に反対します。
朝鮮側は、和議に反対した臣下を朝廷から追い出し、世子を引き渡す、皇帝を陛下と呼ぶと同意しますが、王が城から出ることには断固反対します(清国は朝鮮王を城から出し「清国の臣下」としようとしますが、朝鮮側は、清国が朝鮮王を〇すのではないかと恐れます)。
朝鮮側はその旨を伝えに行きますが、「朝鮮王が城を出ないのなら、朝鮮の使臣には二度と会わぬ」と清国の怒りを買います。
さらに暫くして城に向かって砲弾を撃ってきます。清国はなぜ和議を急ぐのでしょう。勤王兵が攻撃したのか?本国に問題が生じたのか?
清国側に負傷兵はおらず、勤王兵が攻めたわけではないとジャンヒョンは推測します。
どうやら清国で疫病が流行っているようです。
ギルチェは江華島に到着しました。
感想
リャンウムはジャンヒョンのことが好きなのかな?と感じる描写がありました。リャンウムはギルチェに初めて会った時からギルチェを気にしていたので、てっきりギルチェのことが好きなのかと思っていましたが、ライバルが現れたと本能的に感じ取っていたのですね。
ジャンヒョンは、本人なりにギルチェを守るため動いていますが、ギルチェには伝わりません。男の人の愛情表現って分かりづらいですね(笑)女性側の心理としては、両班の務めとして戦に行ったり、敵国の密偵として国に貢献したりせずに、シンプルに側にいてほしいのではないかと思いますが、側にいても直接的解決にはならないので、男性心理としてはそういう行動は選ばないのでしょうね…(>_<)
戦いから戻って来たジャンヒョンに「どうしてヨンジュン様を守ってくれなかったの?!」と言うギルチェは、相変わらず人の気持ちを考えられなくて、ジャンヒョンはギルチェのどこがいいのか、と思ってしまいます…。自分の身さえ危ない状況で、他人を庇いながら戦うのは、自分の命に関わることですし、ジャンヒョンほどの強さなら、戦に慣れていないヨンジュンを庇わなければ怪我をすることもなかったかもしれないのに、ヨンジュンしか考えられないギルチェは平気で人の心を傷つけます(>_<)
拷問のシーンはかなりリアルで直視できませんでした…。
戦が長引きそうです。
「硯を投げつけられる」といえば、ソヒョン世子が仁祖(インジョ)に硯を投げられた逸話が有名ですが、ソヒョン世子も民に向かって同じことをするなんて、今回の世子を好きになれません(ソヒョン世子がジャンヒョンに向かって硯を投げたのはドラマの演出であって、史実に基づくものではありません)。
恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 7話、8話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆