51話
ケトンと決別
日本人商人が亡くなり日本公使から抗議が入ります。任房(イムバン)閉鎖は間違いありません。ボンサムには義禁府(ウィグンブ)から追捕令(ツイブ令)が発せられます。ボンサムが〇されそうになりソンドルも焦ります。
ボンサムは一緒に逃げているマンチとコムべの助言によりケトンのところに逃げ込みます。
「黄帖(ファンチョプ)を渡して日本人商人をなだめるか、大行首(テヘンス)に売って賠償金を作ってもいい。あなたの命を救えるはず」と言って黄帖を手渡すケトンに、ボンサムはソリン〇しについて問います。
「キル・ソゲを唆し、罪のないソリンを〇したのか。黄帖があれば、朝鮮全土の人参を全て買い占め日本や清国、世界各国と交易できる。商いにおいて絶大な力を持てる。黄帖があれば、何でも買える、朝鮮の破産を防ぐことができるんだ!」
「正直に答えろ!違うと言え!」ケトンは答えません。無言が全てを物語っていました。
ボンサムは黄帖を火にくべ、出て行きます。ケトンは泣きながらボンサムにすがりますが、ボンサムはケトンの顔も見ようとしません。「生きている限り、二度とお前に会うことはない」
日本人商人に賠償金を請求される
ソンドルは発砲した日本人商人に怒りますが、日本人からも犠牲者が出ているため、そんなことをしても事態は悪化するばかりです。
ソンドルの元にやって来たボンサムに、ソンドルは逆切れします。「民を救うなどと大口をたたいておいて、日本人商人が多いペオゲにわざわざ店を構えるからこんなことになったんだ!やつらの神経を逆なでし、朝廷に緊張を招き、ユギジョンも痛手を負った。原因はお前だ」
そこに都承旨(トスンジ)がやってきたため、ソンドルはボンサムを隠し部屋に匿います。
都「日本人商人が〇され被害も被ったと、日本に多額の賠償金を要求された」
ソ「事の発端は日本人だったと都承旨様も見たでしょう」
都「私とてチョン・ボンサムを〇したくない。好きで日本人の言いなりになっているのではない。日本の意向に従うしかない」「日本人に死者が出た。こちらもチョン・ボンサムを差し出さねば」
ボンサムの死刑はソンドルの意向ではありませんでした。
都承旨が帰路につくと、ソンドルはチャン客主にボンサムの逃亡を手助けさせます。しかし、メン・グボムが「大行首がボンサムを匿っている」と都承旨に密告します…。ボンサム達は殺人罪で指名手配されます。
ボンサム、マンチ、コムべは黄(ファン)客主に匿ってもらいます。黄客主は「奴らの真の狙いは任房を潰すことだ。だから急に義禁府まで出てきた」と噂を伝えます。
マンチは「20万人の行商人が立ち上がれば勝てるかもしれない」と言いますが…どうでしょうか…。
事件に憤慨した客主たちが、商会に米を売ると団結し、また、接長(チョプチャン)を救うために王に嘆願書を提出したと黄客主は話しますが、ボンサムは皆を巻き込みたくないと反対します。
ケトンの元に都承旨がやって来て、ボンサムが来ていないか聞きます。ケトンは、今回の騒動の黒幕が都承旨とソンドルだと気づきます。都承旨は「任房(イムバン)を再編するためだ」と悪びれもなく言います。
ソンドルは、ボンサムと獄中にいるチェ・ドリを救ってほしいと都承旨に頼みますが、都承旨は認めません。都承旨はその足で王妃の元に行き、任房の閉鎖を王様に話してほしいと王妃に頼みます。
任房閉鎖、ボンサムは出頭する
任房の閉鎖が決まり、兵を引き連れた都承旨が王命を伝えに任房にやって来ます。
ボンサムが不在のため黄客主が代わりに王命を受けようとしたところ、ボンサムが姿を現します。
任房閉鎖は行商人の生活が成り立たなくなることを意味しますが、ボンサムは王命を拝受するしかありません。
都承旨はボンサムに、行商人達の身の安全を約束する代わりに出頭を勧めます。
ボンサムはここでチェ・ドリが投獄されていることを初めて知ります。その上、チェ・ドリは容体が思わしくないというのです…。
ボンサムは息子をウォルに頼み、ソリンの墓に挨拶し、出頭します。
ボンサムと獄中で再会したチェ・ドリは、容体が悪いのにも関わらず、ボンサムの身を案じ涙を流します。
閉鎖が決まった任房の前で、マンチ、コムべ、黄客主が先頭となり、ボンサムを救うため行商人達が決起します。
行商人達を鎮めるため、都承旨はボンサムを任房のマンチ達の元に連れて行きます。
感想
チェ・ドリの容体が心配です。ボンサムを救うためとはいえ、20年来の大親友が牢に入れられたことをボンサムに伝えないのは酷いですよね。
ソリン〇しに目を瞑ってケトンと結婚するボンサムではないと信じていました!良かった!でも、今回は自分の命もかかっているのに、黄帖をあっさり燃やしてしまって(^-^; そんなところもボンサムらしいですが…(^-^; 次回は最終回です!
客主51話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆