45話
ソンドルはケトンの秘密を知ってしまう
ソンドルはソゲの泊っている部屋に入り込み、米の受け取りに必要な書類と手形を盗もうとしますが、書類を探している途中でソゲが部屋に戻って来てしまったため、屏風の後ろに隠れます。長時間姿勢を保ったまま立っているので疲労困憊です。
ソゲの部屋にケトンがやってきて「ソリンのことで話がある。ボンサムを得るためなら命を捨ててもいい」と言います。
その時、耐えられなくなったソンドルが動いてしまい、ケトンがソンドルに気づきます。しかし、ケトンはソゲに告げません。
異変に気付かないソゲが「ソリンが〇んだときお前は一線を越えた。お前はボンサムとは一緒になれない」と話を続けるため、ケトンは急いで話を遮りますが、賢いソンドルなら真相に気づいたでしょう。
ケトンはソンドルを逃がすため、ソゲを部屋の外に誘導します。部屋に戻ったケトンは、ソンドルに「この借りは命で返してもらう」と言い残し、再び出て行きます。
ソゲの想い
年貢米3千俵が盗まれ、ソゲの元には7万5千両の手形が届きます。ソゲは、ケトンがボンサムを助け米を奪ったのだと気づきます(ソンドルを助けたのはボンサムの為だったのですね)。
ケトンは「ボンサムを得るためソゲを裏切った」と否定しません。
ソゲはケトンを愛しています。大行首になり、さらにケトンを得る、その為にボンサムを〇すとソゲは出て行こうとしますが、ケトンは「自分のことを想うなら、ソリン〇しの罪を兄貴が被ってくれ。そして自分のことも諦めてくれ」と言います。
ボンサムに想いが伝わらず苦しんだケトンはソゲに同じことをし、ソゲを苦しめます。
ミン・ヨンイクはボンサムを配下にしようとする
ソゲはボンサムが米を盗んだ証拠を掴めずにいます。
馬房の者は米がないふりをしています。
ミン・ギョムホは日本の商人に宣恵庁(ソネチョン)の米を横流ししたことを王と王妃に知られてしまいます。
ボンサムは、しばらくの間ケトンのお堂に米を隠してもらおうと提案し、ソンドルを連れてお堂に行きます。
ボンサムが訪ねてきたことでケトンはご機嫌ですが、ソリン〇しの真相を知ったソンドルはケトンを避けます。ケトンは今まで自分がどれだけ助けてきたかとソンドルを脅します。
不正を働いた接長チェ・バングが行商人の裁きにより〇され、接長の席が空いたため、ボンサムを接長にと任房の者達がやってきますが、ボンサムは断ります。
宣恵庁の米を奪ったのはボンサムだと知ったミン・ヨンイクはボンサムを呼び、「接長になり、年貢米の件を隠す代わりに自分の言いなりになれ」と言います。
政治に関わりたくないボンサムは断りますが、年貢米のことが公になればボンサムだけでなく馬房の者も罪に問われます。
「ボンサムが年貢米の件でヨンイクに呼ばれた」と聞いたケトンは、ヨンイクの元に急ぎます。入室を断られたケトンですが勝手に屋敷に入り込み、そのお陰でボンサムは返答の猶予を与えられます。
ケトンは「千(チョン)客主に必要なのはあなたでなく私だ」とソンドルに言い残し帰宅します。
ソンドルは、ソリン〇しの犯人はケトンだとボンサムに告げられずにいます。
ケトンは不吉な夢を見、自分の行く末を恐れます。
民の不満が限界に…
行商人達の暮らしを改善したいボンサムは接長になるべきか決めかねています。
そんな時、訓練都監(フルリョントガム)の兵が反乱を起こします。兵が俸給として受け取った米に砂やぬかが混ざっていたという騒動が少し前にあり、その騒動の首謀者が処刑されることを知り立ち上がった300の兵に、1万人の民が加わり大きな反乱に発展しているというのです。
馬房の者の何人かが反乱に加わったので、ボンサムは仲間を連れ戻そうと奔走します。
兵が宮殿や宣恵庁を襲ったことをケトンも知ります。お堂にお参りに来ていた兵が持っていた「殺生簿(サルセンブ)(誰を〇し誰を生かすかの名簿)」をカンナンが入手します。
ミン・ギョムホ
ミン・ヨンイク
ミン・ヨンモク
キム・ボヒョン
キル・ソゲ
民と王宮の金を我が物にしている者たちです。
宣恵庁の兵は〇され、ミン氏達は劣勢となります。
感想
民の為とは言え、ボンサムが年貢米を盗んだことにショックを受けていましたが、代金は払ったようで良かったです(^-^;
「兵に支払う給料(米)をミン氏が着服し、給料を13ヵ月分支払わなかった上、13ヵ月目にやっと渡した米は、砂や異物を混ぜた物で、それに怒った兵士たちが反乱を起こした」というのは史実の通りのようです。ミン氏一族とキム・ボヒョン、ソゲの結末は次回以降になりますが、そんなことをすれば民に恨まれて当然ですね(^-^;
客主45話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆