36話
干場に討伐隊がやってきます。チョ・ソンジュンを恨んでいたマンチですが、ソンジュンを逃がそうとします。討伐隊がソリンに暴力を働いたことを引き金に討伐隊と干場の人間で争いが始まります。騒動に紛れて、ユスを抱いたをパングムを銃殺します。ソゲからソリンを殺せと命令されていた男が、子どもを抱いたパングムをソリンと間違い殺したのです。パングムはチョ・ソンジュンに「あなたを尊敬していた、大好きだった」と言い、ソンジュンの腕の中で死んでいきます。マンチはパングムを撃った討伐隊員に仕返しをします。ソゲは混乱を狙ってチョン家干場の倉に火をつけます。騒動を収めるためチョ・ソンジュンは自首し、チョ・ソンジュンとワンバルは役所に連行されます。役所に行く途中、ソンジュンはソゲに会います。全てはソゲが仕組んだことで、狙いはボンサムだと気づきます。ソンジュンはソゲに「お前の父親がなぜ死んだか知っている」と言い崖の淵にソゲを誘い出します。「お前の父親は罪深い男だ。お前の父親はキル・ソゲという怪物を育てた。私はもうこの世に未練はない。お前をボンサムの前から永遠に消してやる」と言いソゲに掴みかかり、ソゲを道連れに崖の底に身を投げました。一部始終を見ていたボンサムは崖の下に降ります。「悲しむことはない。人間にとって死ぬのは悲しいことではない。何も成し遂げずにこうして死んでいくことが悲しいことなんだ」とソンジュンは言います。
「松パ馬房を作り上げたじゃないですか、多くの働き手を養ったじゃないですか」と言うボンサムに「私はチョン・ボンサムを育て上げた。一つくらいは事を成し遂げたと言えるかもしれない」「最期の頼みがある。チョン・ボンサムは松パ馬房の客主である私の宝だ。私がこの世に残した財産と言われる男になってくれ。そうすれば私の人生も意味のある物にない」「立派な男になるため天の意に従え」と言い、ソンジュンはボンサムや馬房の仲間に見守られ死んでいきます。父親が死に姉と生き別れ荒れていたボンサムを商人として育て、チョン家客主の再興という生きる目的を思い出させてくれた父親同然のチョ・ソンジュンを弔い、ボンサムは山を下ります。(たくさんの人が亡くなるこのドラマでも一番悲しい場面でした)
悪運の強いソゲは生きていましたが、チョ・ソンジュンがソゲを殺すと決めたので、ボンサムはソゲを助けません。メン・グボム達はソゲを見捨てようとしますが、ケトンが救出に行きソゲは生き延びます。 干しダラが焼かれてしまい、チョン家干場の干しダラを買ってくれた全羅道の商人に商品を納めることができなくなりそうです。ソリンはチョン家を救うため大行首に会いに行く決心をします。
客主36話ネタバレでした。最後までお読みいただきありがとうございました☆