大王世宗 34話 ネタバレと感想

大王世宗

大王世宗(テワンセジョン)の34話のネタバレと感想です。

オリは、シム・オンに会いに行きます。「忠寧大君を鏡城から呼び戻します」「忠寧大君に王座を捧げたいと存じます」

オリは、自分が前中枢府事クァクの愛人で、今は世子の愛人だと、身の上を明かします。

「世子様と私のことを世間に広めてほしい。『上王の愛人に手を出しても飽き足らず、両班の愛人を横取りした不道徳な愚か者を王座に就かせるな』と世子様が世間の嘲笑を浴び、見捨てられるようにしむけ、世子を廃位させてほしい。世子様が失脚すれば、王座に就くのは忠寧大君。私は忠寧大君を王座に就けた功臣になります。命だけはお助けください。瓦屋を一軒くだされば十分です、廃位になった情夫を迎え入れ、自分のものにします。日陰の身で生きるのは、もう飽きました」

オリがシム氏を見送るところを嬪宮に見られてしまいました。

「忠寧大君を王座に就かせれば、吏判(シム・オン)の側室にしてくれるとでも言われたのか?」

オリ「あのお方とはただ通りすがっただけです。お疑いなら直接確かめればいい。嬪宮様が夫の不祥事を世に広めることになります」

「心から世子様をお慕いしているなら、自ら身を引くのが道理だ。世子様の将来の妨げになる」

「王宮では心が休まらぬそうです。嬪宮様がもっと温かいお方であれば、世子様は私のところになどおいでになりませんでした」

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領議政は「命は助けるが、無罪にはできない」とイ・チョンを罷免し、兵卒として軍役に就かせます。また、「命令に従った者を罰したが、命令を下した世子も罰を受けるべきだ」と言います。

忠寧大君「罰は必要ない。王になる方を罰することはできない」

「野心のない方だと聞いていましたが、野心を持つ資格さえないようですね。公私の区別もつかず、私的な情に流されて兄弟の保身を優先する者に、王となる資格はありません。どうしますか?命令に従った憐れな部下に罪を着せますか?」

「世子様の過ちを隠すつもりはない。世子様を罰せるのはご自身だと言っているのだ。世子様は次の国王、国王を罰せる家臣がいますか?反省し、過ちを認める機会を差し上げてくれ。そうすれば、世子様が王座に就いた時に臣下の忠言に耳を傾けるだろう」

同じ頃、世子はファン・ヒに諫められていました。「王様に罪を告白し許しを請うべきだ。『出兵するために大義が必要で、王様の命令に背き、火筒軍を北方へ送った。大義を作るために、敵を刺激して挑発した』と」

「事実だとして、父上に話したら許してくださると?」

「過ちは誰でも犯します。問題は、その過ちを認め反省するかどうかです」

「反省することなどありません。父上に事実とやらを話して、私から王座を奪えばいい」

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王宮に戻った嬪宮は「ヒ素を飲んで〇ぬ」と騒ぎます。

世子は、「今日中にのろしが上がらなければ、計画は失敗だ。どこから情報が漏れたのか探れ。中央軍を送る別の方法も考えろ。敬差官が戻る前に、鏡城が戦場にならねば、何もかもおしまいだ」と世子派重臣たちに話します。

重臣たちと話をする世子の元に、王后と嬪宮がやって来、世子は仕方なく重臣を下がらせます。

「オリを王宮に住まわせます」

「母がその女の命を!」

「彼女に手を出せば嬪宮を追い出し、彼女を嬪宮にします」

「嬪宮はそなたの子の母ですよ」

「彼女も身ごもりました」

「愛人が産む子どもなど…」

「では刺客でも送りますか」「ご存じですか、この女と母上はよく似ています。そっくりです。冷淡で計算高く、権力を好む。夫に説教を垂れる癖まで、何から何までそっくりです」

「国母たる者は…」

「では国母の心得を説いてください。偉そうに女房面をせず、権力だけを握っておとなしくしていろと」「これだけは約束します。私は父上より心が広い、我が子の叔父には危害を加えません」世子は部屋を出て行きます。

王后が心労で倒れ、危篤とのことです。意識を取り戻した王后は嬪宮に「王宮を任せた」「子どもと世子を大切にするように」「私はこの世に何の未練もない」と言います。

シム・オンは、忠寧大君派の者に、「世子が両班の愛人と不義を働いた」と伝えます。若い役人は、世にそのことを広めようと言いますが、イ・スは「今は時期ではない。王后が危篤の今、心労を増やせば国葬を行なうことになり、忠寧大君がお心を痛める」と止めます。

ユン・フェは忠寧大君に「都に戻ろう。王様もそう望んでいる」と言いますが、忠寧大君は「ここが私の家だ」と答えます。

「鏡城が荒らされたのは、すべて世子のせいです。都は今、ここよりはるかに騒がしい。世子が暴走し、官吏たちの士気は落ちている。国中が荒れるのは時間の問題です」「私のせいですね。王子様をたきつけ死地へ送り、一人で逃げた私を信頼できないのですね。だからやり直す気になれないのですね」

「違います。ただここが好きなのです。それだけです」

忠寧大君は去って行きます。

世子は、中央軍を出兵するため、王后の体調不良を利用し、王と王后を温行(オネン。王室の温泉行事)に行かせることにします。

そして、二人が温行に行くのと同時に、出兵します。イ・スクボンとク・ジョンムは「重臣が四人もいなくなれば、計画に気づかれてしまうかも」と言い、都に残ることになります。そんな二人を信じられない世子は、キム・ハルロに、都に残って二人を監視するよう命じます。

ついに、王に黙って北方へ出兵!大変なことになりました。母親が危篤だというのに、それさえも出兵を実現させるために利用するなんて、親不孝者ですね。

「王后と嬪宮がよく似ている」と世子は言いましたが、太宗と世子もよく似ています(笑)イ・バンウォンが持っていた政治力、頭の良さ、カリスマ性までは引き継げなかったようで、似ているのは悪いところ(女性関係、残虐性)ばかりですが(^-^;

嬪宮は、すぐにかっとなるところが夫である世子に似ていて、品性にかけていて、見ていて疲れる女性です。似た者同士のお似合いの二人に思えますが、世子は嬪宮が嫌なのですね(笑)

大王世宗 34話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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