大王世宗 25話、26話 ネタバレと感想

25話「『賊』という刻印画」

出産を終えたばかりのシム氏は、忠寧大君の胸に刺さった矢を抜き、忠寧大君は意識を取り戻します。意識を取り戻した忠寧大君は、子どもの誕生を喜び、また、王室に生まれた我が子を憐れみます。

大事にしたくない忠寧大君は襲われたことを隠そうとします。

事を知った王が東宮殿に行きますが、世子は不在です。世子は、ミン・ムヒュルらと共に、チャン・チルサンに貰った新しい銃を試していました。

カン・サンインがミン・ムヒュルの屋敷を捜索すると、忠寧大君に向けて射られた物と同じ矢が出てきます。また、世子も同じ物を持っていると王に報告します。

王は、忠寧大君を霊廟に呼び出し、「お前を撃った武器が世子の手元にある。すぐに世子を捕らえるよう命を出した」と言いますが、忠寧大君は「武器があったとしても私を狙ったとは断定できません。父上が心配しているようなことは起きません。この件は私にお任せください。これまで父上が抱えてきた苦しみがどのようなものか兄上も十分にわかっているはずです。わかっていると信じたいのです」と父に訴えます。

証拠があるからこそ、世子ではないと忠寧大君は考えます。

王は、カン・サンインを忠寧大君の護衛にします。

ユン・フェは、軍器監(グンギガム)少監のチェ・ヘサンに銃について聞きに行きますが、こんな見事なものを作れる者は軍器監にはいないと言われます。合金に詳しいチャン・チルサンに聞こうとしますが、チルサンは不在でした。

ヨンシルはかんざしを作り、商人に売ります。偶然通りかかったイソンが「母に贈りたい」と言うのを聞いたヨンシルは、ダヨンを思い出し、イソンにかんざしをプレゼントします。

講武(カンム)が行われ、忠寧大君は弓の腕を重臣に褒められます。敬寧君に教えてもらったと、兄を立てようとしたところ、重臣が「優れた副将までお抱えだ。(忠寧大君に)しっかりお仕えください。(忠寧)王子様への世の期待は大きい」と言うので、敬寧君は気を悪くします。

謹慎中の世子はますます立場をなくします。

チョ・マルセンは「ミン・ムヒュルが忠寧大君の護衛について不満を漏らしていた。私も、内禁衛将(ネグミジャン)まで王子の護衛につけるのは行き過ぎだと思う」と王に報告します。

チャン・チルサンの荷物から忠寧大君暗殺に使われた矢じりが出てきたため、チルサンは指名手配されます。それを知った高麗復興勢力のオク・ファンは、チルサン〇害を命じます。忠寧大君がチルサンを見つけた時には、既にチルサンは殺害されており、遺体の側には「閔」という血文字とミン家から発行された手形がありました。

疑われた世子は、腹いせに忠寧大君に銃を向けます。「未遂ではなく、本当に〇してやる」と。ファン・ヒは、「たとえ誰も信じないとしても、私は世子様の潔白を信じます。弟の命を奪ってまで権力を守る方ではない。民の疑心に立ち向かっていきましょう」と世子に寄り添い、世子は銃を下ろします。しかし、「これから先は、兄弟でも家族でもない」と忠寧大君に言い放ちます。

イソンが、ヨンシルに貰ったかんざしと、忠寧大君を撃った矢じりに同じ印があることに気づきます。矢じりと銃を作ったのは、ヨンシルということになります。

ヨンシルは忠寧大君の元に連れて来られます。「誰の指示だ?この銃で王族が狙われた」と忠寧大君が聞きますが、「そんなことは俺に関係ない。技術の正当な報酬を受け取っただけだ。命より金が大切だ」とヨンシルは敵意をむき出しにします。忠寧大君は「朝鮮に必要のない手だ」とヨンシルの手首を切り落とそうとします。

26話「ワン氏迫害」

ヨンシルの手首を切ろうとする忠寧大君をイ・スが止めます。

その時、高麗復興勢力のムビが、忠寧大君のいる軍器監に侵入し、忠寧大君に向かい矢を投げます。矢は、チェ・へサンの肩に刺さります。負傷しながらも、ヘサンは兵を呼びます。

イ・スは、「朝鮮を守るためにヨンシルの技術を使えるかもしれない。王室に反発しているのは、王子様のせいだ。なぜ王室に反感を抱いたか、なぜ金以外を信じようとしないのか、その心を察することができない王子様のような人間が、あのような者を生み出すのです」と諭します。

ユン・フェも、「あの者の自白がなければ、ミン兄弟と世子は〇ぬ。政敵の静粛をしたいのですか?あの者の自白がなければ、今夜3人の命が失われる」と忠寧大君を説得します。

忠寧大君がヨンシルを拷問すると言っても、チェ・へサンは同意せず、「あの者の手と技術が朝鮮にとって必要なものになるかもしれない。才能のある人物だ」と庇います。

忠寧大君はヨンシルに歩み寄ります。「お前の才能を重んじる。今回の罪を不問にし、軍器監に入れてやる。誰に頼まれたか話せるか?お前にも命を懸けて守りたい者はいるのだろう?」

ヨンシルは「真犯人の顔を知っているので、絵師を呼んでほしい」と言い、礼を言う忠寧大君に「礼など結構です。これは飯代です」と言います。

真犯人はオク・ファンでした。王宮の軍がオク・ファンの商団に乗り込みます。

軍器監から逃げたムビはオリの屋敷に逃げ込みます。オク・ファンも、オリを使い都から逃げます。チョン・パンソク(チョン行首)は、囮となり、ファン・ヒに捕まります。

叔父が拷問にかけられ、チョン・イルチは、オク・ファンに助けを求めに行きますが、オク・ファンは「革命に犠牲はつきものだ」「叔父に会うことがあれば、こう伝えよ。『最期の務めは果たした。心おきなく逝け』」と突き放します。

囮を申し出たのは、チョン行首でした。同志の死にオク・ファンは涙します。

世子は、王(ワン)氏が、玉(オク) ・全(チョン)・ 田(チョン)に改名したと気づき、オク氏、チョン氏は皆捕らえられます。高麗に全く関係のない者も〇されました。

世子は、チョクソッキ場で出会った若者を集め、兵を作っていました。

イルチは牢にいる叔父に会いに行きます。

「私を助けようとするな、組織にとってもお前にとっても良い結果にはならない。船で息子を失ったがお前がいてくれて幸せだった。お前だけは生き延びろ。達者でな。幸せに暮らせよ」チョン・パンソクは別れを言います。

牢を後にしたイルチは、高麗復興勢力の仲間の元へ行こうとしますが、忠寧大君に気づかれてしまいます。

感想

ヨンシルは可愛くないですね~。

一応、敵勢力ではありますが、イルチとチョン行首の別れが悲しかったです。

大王世宗 25話、26話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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