大王世宗 21話、22話 ネタバレと感想

大王世宗(テワンセジョン)の21話、22話のネタバレと感想です。

21話「世子に生まれた自覚」

王后は跪き「忠寧を遠地へ送ってください。このままでは、子供たちが望まなくても王位を巡る争いが起こるでしょう。兄弟が刃を向けあうなど母親として耐えられません」と王に訴えます。

王后の話を聞き、階級弁正都監に急ぐ王。

しかし、仕事を手伝っているのは忠寧大君だけではなく、他の王子も一緒でした。忠寧大君だけが注目されないよう、他の王子たちにも都監に来るよう妻のシム氏が説得したのです。

王は「政治に関わったことが理由なら、他の王子たちも遠地送りにしなければならない。幼い誠寧まで遠地送りにするなど、母親にとって耐えられないだろう」と王后に言います。

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ファン・ヒは世子に「忠寧大君が王材だと国中が騒いでいます。役人、儒生だけでなく、王子たちも忠寧大君に加勢しています。敗北を認めるのですか」と言います。

「刀でも突きつけろと?」

「そんな弱気だから忠寧大君に民心が集まるのです。武力でしか弟を制せない者は、王材ではありません」

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領議政は、自分の不正を隠してほしいため忠寧大君に近づきますが、忠寧大君はそんな人間ではありません。

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更に、世子は王にまで「民心が他の者を支持すれば、長子に跡を継がせたいという思いを貫くのは難しくなる」と言われてしまい、ファン・ヒの前に跪き、教えを請います。

ファン・ヒは世子を王宮の外に連れ出し、民の現実を見せます。

講武(カンム。軍事訓練を兼ねた大規模な狩猟大会)の準備のために多くの民が命を落としていることを知った世子は、講武の日程を遅らせようと王に進言します。講武のために働く民は兵士の家族が多く、国が家族を虐げていると思われてしまえば、兵士が国に命を懸けることはなくなると世子は考えました。

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領議政は、自身の庶子の養父が、不正に使用人を得ていたことを理由に「宰相の資格がない」「忠寧大君の苦言に感銘を受けた」と辞職を申し出ます。

世子派は、領議政の罷免に反対し、座り込みをします。

世子は忠寧大君に「階級弁正都監の仕事をいつまで続けるのだ?今より頑張って働け。お前を配下に置くことができれば、世間は私を王材と認める」と言います。

孝嬪はセギ婆に「19年前に消えた乳母(おそらく敬寧君の乳母)を探してほしい。あの時、我が家に放火し私と敬寧を〇そうとしたのは王后だ」と頼みます。

孝嬪は、王后を廃位し、ミン氏一族が失脚することを願っています。

明国の使者が皇帝に捧げる貢女を受け取りにきますが、不美人ばかりのため、使者は怒ります。この仕事を任されている王后は「心が美しい娘たちだ」と言いますが、使者は納得しません。そこへハン・ヨンノが来て「娘を皇帝に捧げる」と王后に言います。

ヨンノは「従えば、ヨンシルの命は助けてやる」とダヨンを説得します。

パク・ウンはオク・ファンを呼び、楚宮粧(チョグンジャン)を探すよう命じます。

領議政派と見せかけ、領議政の策略を聞き出したチョ・マルセンは全てを王に伝え、王は、領議政の故郷・慶尚道高霊(キョンサンド コリョン)を捜索するよう命じます。

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チョン・イルチは、高麗復興勢力のチョン行首に忠寧大君を〇すよう命じられ、毒の塗られたかんざしを受け取ります。

オム・ジャチは、チョン・イルチが怪しい動きをしていることに気づきます。

それを知った忠寧大君は、イルチの心を得るため、イルチの誕生日を祝います。

かんざしを持っていたイルチに「母に贈るつもりだったのか?」と聞く忠寧大君。

しかし、イルチは「両親とは幼い頃に死に別れた。敵に〇された」と言います。

忠寧大君は「明を克服するために、明の言葉を覚えたい、お前に教えて欲しい」「両親の敵も探そう」と続けます。

イルチは、オム・ジャチが部屋に楚宮粧を匿っていることを知ってしまいます。

ジャチは口止めし、自分に何かあれば忠寧大君を頼むと言いますが…。

翌日ファン・ヒが登庁すると “汝王材を守れるか” あの言葉が自分の椅子に掛かっていました。急ぎ世子を探します。

世子は王と共に講武場の視察に行っていました。

王と世子が講武場に着くと、そこには「世子と楚宮粧が密通した」という貼り紙が貼られていました。

22話「高麗復興勢力の罠」

世子と楚宮粧の関係が王に知られたばかりか、民や明の使者もこのことを知ってしまいます。

王后は使者の口止めをするため、多額の賄賂を送ります。

王に事実関係をされた世子は事実だと答えます。

世子派は役人たちに「事実無根、世子を陥れようとする陰謀」だと言いますが、役人たちは信じず、世子に事実確認をしようと言います。

重臣たちの前で事実だと言おうとする世子をファン・ヒが止めます。「地位にしがみつくより潔く差し出す方が男らしい」という世子をファン・ヒは「真の男は屈辱に耐えて戦うものだ」と説得します。

世子を守るため、ファン・ヒは王に会いに行きます。「何があろうと世子様を守るお覚悟でいらっしゃいますか?」

チョ・マルセンは王に「忠寧大君が楚宮粧を匿っている」と伝えます。

「どんな外圧にも屈せず楚宮粧を守ったなら、忠寧に私心がないと証明される。審問を防げるか見守ろう」と王は言います。

世子派重臣は、貼り紙を描いた絵師を探し出します。絵師は口がきけないため、依頼主の人相書を書かせると、王族または妓生と思われる派手な身なりをした女性で、顔はお面で覆っていました。妓生出身で今は王族でもある楚宮粧が首謀者と考えた領議政は、審問を開くことにします。

オク・ファンがパク・ウンと手を組んでいると睨んだファン・ヒは、オク・ファンの屋敷を捜索しますが、事件との関わりは見つかりません。

忠寧大君は、楚宮粧を〇さず助けたと上王に伝えます。

ダヨンは明皇帝への貢ぎ物として明に旅立ちます。

ハン・ヨンノはヨンシルを〇そうと刺客を放ちますが、高麗復興勢力の兵がヨンシルを助けます。

領議政は王に「楚宮粧を密かに消そう」と進言します。

王は忠寧大君に楚宮粧を引き渡すよう命じますが、忠寧大君は断ります。

「断れば、お前に仕える者に危害が及ぶ」

「そうなれば、私は王室の不祥事を明らかにします。どのような命も軽んじてはなりませぬ」

「世子と朝鮮の命運がかかっている」

「では私と取引なさいますか」

感想

世子の不祥事が後継者問題にまで発展。儒教・礼儀を重んじる国なので、上王を侮辱したことになり、単なる不倫問題ではないですよね(^-^; 

オム・ジャチは、敵である忠寧大君に少しずつ心が動かされている様子。

ダヨンは貢女に…。出世のために娘まで利用するとんでもない父親ですね(>_<)

大王世宗 21話、22話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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