客主 33~34話 ネタバレと感想

33話

難産の末、子どもが生まれました。

ケトンはシン・ソクチュにもらった毒をソリンに飲ませようとしますが、寸でのところでソリンの侍女が「毒見」と言って全て飲んでしまいます。

ケトンの侍女カンナンはシン・ソクチュに「息子が生まれた」と報告します。ボンサム一行もカンナンがお堂を抜け出したことに気が付きます。

辛家(シン家)に異変が起きたと感づいたキム・ボヒョンはソゲに真相を聞きます。ソゲは「シン・ソクチュの妻が逃げた。シン・ソクチュは子供が作れない体で、父親は他にいる」と明かします。

シン・ソクチュがお堂に到着しますが、ソリンは既に逃げ出した後でした。「妻は死んだことにするから息子だけは返して欲しい」という大行首にボンサムも「自分の息子だ」と譲りません。

(干しダラのことをすっかり忘れていましたが)シン・ソクチュはボンサムがタラの干場を作ったと気づきます。大きな客主から品物を売ってもらえない貧しい行商人達も干しダラを売って欲しいと、まだ干しダラが完成していないにも関わらずボンサムの干場に押しかけます。

ソリンは大行首が付けた“ユス”を息子の名前にします。()れる()

名前だけでも大行首が付けてくれたものにしようと言い、ボンサムもソリンの考えに従います。

ボンサムが干場に発った隙を狙ってシン・ソクチュが子どもを奪いに来ますが、マンチが立ち向かい子どもを取り戻します。

34話

ボンサムは子どもに恥ずかしくない仕事をしようとこれまで以上に仕事に精を出します。

世子が病気になりケトンは王宮の王妃に呼ばれます。ケトンを山に籠り、100日祈祷を捧げると王妃に約束します。

冬なのに雪が降らない高温が続きボンサムの干場のタラが腐ってしまいます。かなりの量を廃棄しましたが、のちに雪が降り、ボンサム達は干しダラで有名な「元山(ウォンサン)産の干しダラ」と同等の品物を完成させました。それを元山の半値の20匹3両で売る事にします。

シン・ソクチュはボンサムに対抗して、千家(チョン家)より安い20匹2両で元山産の干しダラを売り出します。

子どもの100日祝いが近づいてきているのにお披露目がなく、また、ボンサムを目の敵にするシン・ソクチュの様子から、キム・ボヒョンは、子どもの父親はボンサムではと疑い始めます。

感想

ボンサムは父親になり、子どもにメロメロなのですが、平穏な日々はやって来そうにありません(^-^; ソクチュがこのまま諦めるはずがありませんよね。

客主33話、34話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 32話 ネタバレと感想

32話

ソリンの身を案じた侍女のウォルが、ボンサムに助けを求め馬房に行きますが、ボンサムは不在です。侍女は「必ずボンサムに」と手紙を預けて去りますが、その手紙をパングムが見てしまいます。

手紙には、シン・ソクチュは、出産が終わればソリンを〇すつもりだということ、父親はボンサムだということが書かれています。

文字を読めないマンチに伝えるため、パングムが言葉を話します!自分達のせいで馬房がめちゃくちゃになってしまったことや、かかとを切られたことで情けなくて話す気もなくなり、声を失ったふりをしていたそうです(^-^; 

マンチはボンサムの元へ急ぎます。

手紙を読んだボンサムはソリンの元に急ぎますが、急ぎすぎて足をくじいてしまい、ソリンの救出にはソンドル、マンチで行くことになります。

辛家(シン家)では出産に備えケトンとケトンの付き人以外の者の屋敷への入室を禁じますが、ソンドルはソリンの兄を装いシン・ソクチュの屋敷に入ることに成功します。

ソンドルはソリンに「大行首はボンサムを〇せと長官に手紙を書いていた。我々が手紙をすり替えなければボンサムは〇んでいた。大行首との約束を気にすることはない」と伝え、ソリンはソンドル達の用意した荷運びの箱に入り屋敷を抜け出そうとします。

途中ケトンに見つかってしまいますが、なんとソゲがケトンを気絶させ作戦は成功となります。

目を覚ましたケトンは「馬房の者が奥様をさらった」とシン・ソクチュに伝えます。

ケトンはソリンを逃がしたソゲを責めますが、ソゲに「子どもは父親の元に帰るべきだ」「シン・ソクチュの弱点を探している俺になぜ子供の父親のことを言わなかったのか」と言い返されてしまいます。

これまで協力関係にあったソゲとケトンは、これで仲違いをします。

一度はチェ・ドリに背負われて馬房に帰ったボンサムですが、足を引きずりながら再びソリンの元に急ぎ、ソリンと再会を果たします。

しかし、シン・ソクチュの捜索があり漢陽(ハニャン)からは出られません。困ったボンサムはケトンのいるお堂に行き、匿って欲しいと頼み込みます。好きな人からの必死の頼みを断れずケトンは受け入れます。

感想

足をくじいて歩けなくなったボンサムは「俺は救いようのない馬鹿だ」と言うのですが、こんな時に足をくじいてしまうなんて本当に馬鹿だと思ってしまいました…(^-^; ただその後に続く台詞は「あの人が何度も心の中で俺に助けを求めていたのに」なので、足をくじいたことに対する台詞ではないですが(^-^;

パングムは話せないふりを長期間続けるなんて(^-^; これは予想外で驚きました!

ボンサムはケトンにソリンのお産を頼むなんて、危険なことを選んでしまいましたね…鈍感にも程がある…!

客主32話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 31話 ネタバレと感想

31話

ボンサムは、自分を陥れたのがシン・ソクチュであると知り、〇を受け入れます。なぜシン・ソクチュが自分を〇そうとしているのか、それを明かせばソリンを辱めることになる、それなら死を選ぶと、チェ・ドリとソンドルに話します。

シン・ソクチュはソリンに「ボンサムを助けてやる。その代わり丈夫な子を産め。子どもはわしが育てるから、お前のことはボンサムに譲ってやってもいい」と言い、ソリンは「子どもを置いていくことはできません。一生旦那様にお仕えします。この御恩は決して忘れません」と頭を下げます。

シン・ソクチュの腹心のノ書記がボンサムのいる広州(クァンジュ)府役所に向かったと聞き、マンチ、パングム、ソンドル達は、ノ書記からシン・ソクチュの手紙を奪います。そこには「ボンサムを〇せ」とありました。

マンチ達は、偽の手紙を作り、こっそりのノ書記の胸元に忍ばせます。何も知らない書記は偽の手紙を届けます。

「牛皮が馬房の物だという証拠はない」とボンサムは無罪を言い渡されます。

広州府長官ミン氏はシン・ソクチュの屋敷に来て「大行首の意向通りボンサムを放免した。手柄を頂きたい」と言います。手紙がすり替わっていることにシン・ソクチュは動揺します。

牢を出たボンサムは、商いでシン・ソクチュと勝負することを誓います。

辛家(シン家)は、馬房の者たちに品物を売らないという妨害を続けますが、ボンサムは、売ってもらえないなら自分たちで作ろうと提案します。

シン・ソクチュは子供が生まれたらソリンを〇すつもりです。お産をケトンが手伝うと聞きソリンも警戒します。

開市場(ケ市場)にボンサム一行が行くと、偶然にもチョ・ソンジュンの部下、ワンバルに出逢います。

チョ・ソンジュン、ワンバル、ボンサム達は、ソンジュンの人脈を頼り一緒にタラの干場を作ることにしますが、道は容易ではありません。

シン・ソクチュが子どものことで何が重大な事を隠していると感づいたソゲはメン・グボムのところへ行きます。ユギジョンの大行首になりたいソゲにとっても、舌を切られたメンにとっても倒すべき相手はシン・ソクチュなのです。

メンは、シン・ソクチュの秘密が「借胎(チャテ)」でお腹の子の父親はボンサムだとソゲに明かします。

感想

シン・ソクチュはソリンの願いなら聞いてくれるのかと思ったのですが、子どもさえいればソリンの事ももうどうでもいい、といった感じですね。この時代に子どもが一人では心配ではないのか、と余計なことを考えてしまいました(^-^; まだ性別もわかりませんし。

朝鮮一の大商人なら、ソリンとボンサムを引き合わせなくても、養子という手段もあったのではないかと思います(^-^; 

客主31話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 30話 ネタバレと感想

30話

ボンサムはソゲによる陰謀だと訴えますが拷問を受け続けています。

ケトンはソゲに「ボンサムを解放しろ」と訴えに行きますが、ソゲは「シン・ソクチュがボンサムを〇したがっている、救うことはできない」と言います。

ソンドルは、黄(ファン)客主とチャン客主に借りた3万両の手形と「ボンサムは濡れ衣を着せられた」という行商人からの嘆願書を持って広州(クァンジュ)府長官に会いに行きますが、証拠がなければ釈放できないと言われてしまいます。

獄中のボンサムはソゲを呼び「牛皮を隠したのはソゲなのか」と問いますが、ソゲは「黒幕はシン・ソクチュだ」と言います。

ケトンはソリンに「ボンサムを救うよう大行首に頼んでほしい」と言いますが、ソリンは「子どもを守るために今は自分が生きなくてはならない」と断ります。

ケトンは次にキム・ボヒョンに頼みに行きます。ボンサムを嫌うボヒョンの説得は簡単ではありませんが「接長(チョプチャン)を味方にすれば25万人の行商人達を手中に収められる」と言われ、ボヒョンの気持ちも動きます。

ボヒョンに呼ばれたボンサムは、土下座して命乞いをしますが、ボヒョンに「お前を助けたら、任房(イムバン)を私の思うままに動かすか、私の蓄財を手伝うか」と聞かれ、我に返ります。真っ直ぐで馬鹿正直なボンサムですが、それでは接長になった意味がないのです。

ソリンはケトンに「ボンサムに会うため獄に行きたい。最期の挨拶がしたい」と頼みます。ケトンはソリンの願いを聞き入れ、ソリンを連れ牢に行きます。

ソリンはボンサムに手料理を差し入れします。涙を流すソリンにボンサムは「もうすぐ父さんと姉さんに会えるのだから、泣かないでくれ」と言います。

帰宅したソリンはシン・ソクチュに「ボンサムの命を助けてくれなければ〇ぬ」「借胎(チャテ…なんとしても子供がほしい大行首は、自分に子供ができないのを知って、ソリンとボンサムを引き合わせました)を望んだのは旦那様だ」と脅します。

感想

ケトンの一方的な愛には共感できないですが、こういう時に行動力があるところは尊敬します!まだ20話以上あるので必ず助かるはずですが(笑)

客主30話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 29話 ネタバレと感想

29話

チェ・ドリはソリンの侍女に会い、ソリンへの手紙を渡します。

ボンサムの演説が始まります。

「俺は接長になりたいわけではありません。沢山の税を払い、重い荷を担ぎ、自分の手元には米3俵ほどしか残らない。納めた税が王様の元にきちんと届いているのか、行商人達の為に使われているのか、はっきりさせるためにここに立っています。

この世は3つのものが清らかなら民が皆幸せになれると言います。それは、金の流れ、水、我々自身の心の在り方。チョン・ボンサムは、金の流れ、水の流れ、人の心を清らかにし、皆さんの悩み、自分自身の悩みを吹き飛ばします」

ボンサムの演説は成功し拍手喝采です。

ソンドルはシン・ソクチュやソゲの前で、彼らの痛いところを付いたボンサムの身を案じます。

宣恵庁(ソネチョン)長官のミン氏はボンサムの味方のようです。

ソリンはボンサムからの手紙を読んでいます。

チェ・ドリがソリンの侍女に手紙を渡していたのを見たシン・ソクチュの腹心から、ソクチュにそのことが伝わり、ソクチュはソリンの部屋に行き手紙を読んでしまいます。

手紙は子供の父親について問う内容でした。ソクチュはソリンに「父親は旦那様だ」と返事を書かせます。

シン・ソクチュはソゲを呼び出し、ボンサムを〇せと命じます。

黄(ファン)客主が選挙応援にボンサムを訪ねます。黄客主と一緒にきたチャン客主が「ソゲが金をばらまいたので、ボンサム側の人間がソゲに寝返っている」と言います。金を配るのは選挙違反です。

ボンサムが選挙活動に行く途中ソゲに会います。

ボンサムに同行していたマンチはソゲに「こいつは以前、馬房の手形を盗んだ」と言います。

マンチは下半身を切られたことを馬鹿にされ、ボンサムの使いと辛家の使いで喧嘩になります。

騒動の中、ソンドルはソゲが方々に配るため賄賂を運んでいたのを見つけます。証拠を保存しようとしたソンドルは頭を後ろから殴られ失明の危機に陥ります。

ごたごたの中、選挙当日になり、ボンサムは最後の演説をします。

「最後の演説である今日は、俺の名前の由来をお話します。

ボンは奉る、サムは数字の3です。3つを奉れという意味で開城(ケソン)商人だった父が名付けました。

開城商人には守るべき3つの基本があります。

“永通(ヨントン)” “存信(チョンシン)” “行遜(ヘンソン)” 

永通とは、物流を絶やさず商人として新しい販路を開拓すること。

存信は、取引において信用を第一にすること。

行遜は、物を買ってくださるお客様には謙虚に真心で接すること。

この3つも守れ、そういう意味でボンサムと名付けられました。

最も大切なのは基本です。任房の基本が守られれば、任房は本来の役割を果たすはずです。任房が役割を果たせば、我々は貧しさと飢えから抜け出すことができます。

将来への不安から抜け出しましょう。チョン・ボンサムはその実現に命を懸けます」

最後の演説は大成功に終わります。

投票結果は、ソゲが112票、ボンサムが233票、ボンサムが接長に選ばれました。

勝利を祝うボンサム達のところに役人がやってきて、牛の闇処分と牛皮密売の疑いがあると投書があったと馬房を調べます。牛皮が見つかりボンサムは捕まります。

感想

ボンサムが接長に選ばれたことは良かったけれど、当然仕返しが待っていました(^-^;

万が一、牛皮密売の疑いが晴れても、シン・ソクチュやソゲ側の人間がボンサムに従わないのは目に見えているので、前途多難です(^-^;

客主29話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 28話 ネタバレと感想

28話

ボンサムは桑の村で生糸2万斤を仕入れることに成功し、仕入れた生糸を行商人達に分けます。

ソゲはボンサムを呼び出し「権力の後ろ盾や資金がないお前は、客主たちに勝つことはできない」と言います。

メン・グボムは「キル・ソゲが生糸の売り手を紹介した」とシン・ソクチュに報告します。

ボンサム達は馬房に戻ります。

雪花紙を2万500両で売り、

その金で生糸2万斤を仕入れた。

生糸は1斤当たり2両で打った。

売上は4万両で、内半分は黄客主の取り分、馬房の取り分は2万両です。

税金の支払いもあり、シン・ソクチュに返済する89万両には程遠いです。

そんな時、任房(イムバン。行商人の自治組織)の代表・接長(チョプチャン)の選挙があると聞きます。

現在の代表はシン・ソクチュと繋がりがある者で、シン・ソクチュが任房をも支配しています。「接長が変われば…」と思ったソンドルは、ボンサムを接長選挙に立候補させます。

マンチは「選挙は金がかかるだけだ」と怒ります。峠の通行を守ること、多くの行商人達を守ること、接長になれたらすべてが解決するとボンサムも心を動かされますが、金がないので諦めます。

ところが、馬房の取引先達が馬房に押しかけ「選挙の後押しをする、立候補しないなら推薦するつもりだった、馬房の支払いも後で良い」と言います。

ソゲは、ボンサムに生糸の売り手を紹介したことをシン・ソクチュに責められていました。

ソゲは「ボンサムに借りがあり、返した」と言います(辛家の使いが勝手にしたことと思っていましたが、ソゲが手配したのですね。驚きです)。

選挙に立候補する現接長が辛家にやってきて「ボンサムが選挙に立候補する」と伝えます。

ソゲは緊急会議の為にユギジョンの客主たちを招集し、一方のシン・ソクチュはメン・グボムに「ソゲの借りは何なのか調べろ」と命じます。

当のボンサムは選挙に立候補する気はありません。ソンドルは「ユギジョンと任房の癒着を断てば商いができる、馬房も取り戻せる」と説得しますが、ボンサムは首を縦に振りません。

馬房の取引先や貧しい行商人達が選挙資金にと金を集め馬房に持ってきます。「死ぬ気で稼いだ金を選挙に使うなんてダメだ」とボンサムは金を受け取ろうとしませんでしたが、最後は皆の為に立候補を決意します。

キム・ボヒョンとユギジョンの客主たちを集めたシン・ソクチュは、今回は現・接長チェ氏ではなく、ソゲを立候補させると言い出します。ソゲはシン・ソクチュの意向に従います。そのことはすぐにボンサム達にも伝わります。ソゲは「果川(カチョン)任房の代表」として立候補するそうです。

ケトンが馬房にやって来「選挙には汚い奴が勝つのだからボンサムは勝てない」と助言しますが、ボンサムは「行商人達の暮らしを楽にするため」と言います。

ケトンは去り際に、ボンサムが高級飴を買っているのを見つけ、それがソリンへのお土産だと気づきます。ケトンは飴を奪い「ボンサムから」とソリンに渡します。「持っていくも、置いていくもご自由に」と言うと、ソリンは迷った末、飴を持って帰ります。

ボンサムは飴を取り返そうとケトンの元に急ぎますが、道中で飴を大事そうに食べるソリンを見つけます。

ボンサムに気づいたソリンはボンサムに飴を返そうとします。

そこにケトンのお堂に向かっていたシン・ソクチュが通りかかり、二人が一緒に居るところを見てしまいます。

ソリンはボンサムの身を案じ、選挙への出馬を諦めるよう言います。そして、お腹の子の父親を打ち明けようとしますが…。

シン・ソクチュが会話を遮り、ソリンを連れ帰ります。

一部始終を見ていたケトンにボンサムは「今後二人の問題に介入したら、お前とは二度と会わない」と言い放ちます。

屋敷に連れ戻したソリンがボンサムからの飴を持っていることにシン・ソクチュが気づいてしまい、ソリンは「二度と部屋から出るな、口もきくな。お前はわしが金を出して買った絵だ」と言われてしまいます。

選挙演説が始まります。ソゲが演説を始めると行商人の一人が「あいつは金で両班の地位を買った、辛家の番頭だ。選挙に出る資格はない」と叫びます。ソゲは「自分も昔は行商人で苦労して番頭になった、ユギジョンと行商人を繋ぐ仕事をする」と演説します。

感想

「絵」だから話をすることも考えを持つことも許されないと言われたソリン…シン・ソクチュは酷いですが、きっとこの時代はこういう生き方を強いられる女性が多かったのでしょうね…。

そして、ソクチュはソクチュなりにソリンを愛していて、ソリンに対して悪い事は何もしていないのです。当時の価値観ではありますが、ソリンを大切にしています。

ソリンにとっては望まぬ結婚ではありましたが、家の為にと決心して嫁いだのはソリン。ですから、ボンサムに想いを寄せているソリンが悪くて、ソクチュはむしろ可哀想なくらいなのですよね(^-^;

客主28話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 27話 ネタバレと感想

27話

シン・ソクチュとソゲは「行商人たちに品物を一切買わせるな、仕事ができないようにしろ」と大商人たちに命じます。

峠を越えたボンサムは行商人達に称えられます。

元・千家客主の働き手で山賊になっていたウットルの仲間の一人が、罪滅ぼしのため、峠を越える行商人の為に宿屋を始めます。

そこにソゲが来て、ソゲはボンサムに対する尊大な態度を責められます。

ソゲはユギジョンの海産物客主を断ったボンサムに「後悔するぞ」と言いますが、ボンサムは「商道と信用を大切にすれば金はついてくる。父さんの教えを信じて生きていきたい」と答えます。

シン・ソクチュはキム・ボヒョンの元に行き、一旦争いは止め、ボンサムを倒すために力を合わせようと申し出ます。

「ユギジョンの命令で、元山(ウォンサン)の27の客主が行商人に品物を売らない」と結束したことをボンサム達は知ります。

ボンサムの通知文を見て峠を越えてきた行商人達が、品物を買えないのはボンサムのせいだとボンサムの元に押しかけてきます。

それを見たソゲは「後先考えないからだ」「品物は絶対に渡さない」とボンサムに言います。

妊娠中毒に苦しむソリンのためにシン・ソクチュはケトンを呼びます。ソリンと二人きりになったケトンは「ソリンの想いがボンサムも私も大行首もお腹の子も皆を傷つける」とソリンに罵声を浴びせます。

追い詰められたコムべ達は客主を襲って品物を盗む、通知文を見て来てくれた行商人達の為だ、ボンサムには迷惑を掛けないと言い出します。

それを聞いたボンサムは、自分が品物を仕入れてくるから心配するなと言います。ボンサムはソゲのところへ行き頭を下げますが、それで親切にしてくれるソゲではありません。

ボンサムとソゲの話を聞いていた辛家の使いが密かにボンサムに手紙を渡します。そこには“桑村”とだけありました。

ボンサム、チェ・ドリ、ソンドル達は桑の村に行きます。

村人は「コオロギが生糸を食べてしまい品物はない」と言いますが、ボンサムは闇取引を強いられているのだと気づき「生糸を売ってほしい、これから先ずっと買う、他の行商人達にもこの村で買うように勧める、そうすれば適正な値で生糸が売れる」と説得します。

感想

長い物には巻かれるしかないのでしょうか。シン・ソクチュが本気でボンサムを潰しに来ています。

今更ですが、めちゃくちゃ歩きますね(^-^; 昔の人は凄いです。

客主27話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 26話 ネタバレと感想

26話

ウットルとモンゲは千家客主の人間としてボンサムが墓を作り弔います。

ボンサム一行が峠を越え元山(ウォンサン)に向かっているとソゲの元に情報が入ります。紙は他の仲間が元山に運んでいるようです。

ボンサム達は〇んだ山賊の頭(かしら)の遺品の中に辛家大客主の大量の手形を見つけます。ガプスはシン・ソクチュの甥だという噂があり、また「ボンサムを通すな」という旨のシン・ソクチュからの手紙も見つかります。

怒ったボンサムはシン・ソクチュの元に向かい、屋敷に乗り込み手紙を叩きつけます。

シン・ソクチュは「ユギジョンと王室の財産を守るためしたことだ」と言い訳をします。そして「馬房を返せば満足か」と言いますが、ボンサムは「二度と道をふさぐことはしないでください。また同じようなことがあれば、行商人の掟において大行首を裁きます」と言います。

大客主は「取引しよう」と言いますが、ボンサムは「心を売ってまで取引しようとは思いません。大行首様は私の命の恩人なので、この件は公にしません。これで借りを返します。峠を諦めてください」と言い、出て行きます。

シン・ソクチュは怒りのあまり倒れてしまいます。

チェ・ドリとコムベは元山で紙を売ろうとしています。ソゲが来て、雪花紙(ソルファジ)を自分たちが買うと持ち掛けます。

ボンサムは、ケトンのお堂に行き、土産として雪花紙(ソルファジ)を渡します。

帰ろうとするボンサムを抱きしめ「なぜ私じゃなくて、大行首の妻なの」と泣きつくケトン。そこにソリンが入って来ます。

勘違いして出て行くソリンをボンサムは追いかけます。ケトンが「何の用か」とソリンに聞くと、ソリンは「松坡(ソンパ)馬房の主に会わせて欲しい、と頼みに来ました」と言います。ケトンは二人を部屋に通し自分は出て行きます(ケトンは部屋の外で盗み聞きします)。

ソリンはボンサムの身を案じ「大行首と争ってはいけません」と言います。「たとえ旦那様に非があっても、命を助けてもらった恩を返すべきだ」と。

ソリンのお腹に気づいたボンサムに、ソリンは「旦那様の子」「お腹の子の父親と私を助けてください」と言い、出て行きます。

ケトンはソリンがお腹の子の本当の父親をボンサムに明かさなかったことに満足します。帰宅したソリンは泣きます。

ボンサムは自分がお腹の子の父親だと思っているのでしょうか。それともソリンの言葉を信じているのでしょうか。

馬房にシン・ソクチュが訪ねて来「手を組もう。父親の千家客主を返してやる、ユギジョンの海産物客主に加えてやる。その代わり北関大路(プッカンデロ、峠に至る道の名称)を忘れろ」と持ち掛けます。

更にシン・ソクチュは、千家客主の番頭のキル・サンムンが以前、ユギジョンに入れてほしいと土下座して頼みに来たことをボンサムに伝え「馬房の仲間たちの為にどうしたらいいのか考えろ」と揺さぶります。

ボンサムが留守の間馬房を預かっていたマンチは、シン・ソクチュの手を握れとボンサムに助言しますが、不正を嫌うボンサムはシン・ソクチュの申し出を受け入れず、平康(ピョンガン)と元山を結ぶ峠は通れるようになったと全国の行商人に通知文を出します。

ボンサムはシン・ソクチュの申し出に対する応えを言いにソクチュの屋敷に行きます。

ソクチュは王室のため峠を封じたと言い訳しますが、ボンサムは、峠が通れるようになって商人が税を納められるようになれば王室の財政は問題ないと言い返します。

そこへソゲが雪花紙を買って戻って来たと知らせが入ります。それもシン・ソクチュが出した1締め10両で買ったと契約書まで持っています。

状況を理解しかねるボンサムに、チェ・ドリは「朝鮮の民なら朝鮮人に売るべきだとソゲに言われた」と弁解します。

ソゲは、雪花紙の買値500両、運搬費2万両を馬房に払いました。

ソゲは改めてボンサムを〇し、商人の王になると誓います。

シン・ソクチュはボンサムを倒せば、お前にユギジョンの海産物客主の座を与えると約束します。

感想

どこまでも不正を嫌う真っ直ぐな人は敵を作ってしまうのですよね。ボンサムのようにまっすぐに生きることは理想ではありますが、この時のボンサムの選択が、結果としてボンサムの救いたかった貧しい行商人達を苦しめることになってしまいそうです…

ボンサムはソリンのお腹の子の父親に気づいてほしい!

客主26話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 25話 ネタバレと感想

25話

「父の荷にアヘンを入れたのは兄さんなのか?」とボンサムは泣きながら問い詰めますが、ソゲは認めません。

「千家(チョン家)客主とボンサムとソレを任された、客主様を尊敬していた、〇すわけがない」と言いますが、ボンサムは信じません。

ソゲは父親の〇のことでオスを恨んでいたし、ソレを〇そうとしたこともそのことが関係しているのかも…ボンサムは気付きます。

ソゲはガプスに会いに行き、ボンサムを〇してほしいと頼みます。

一方のシン・ソクチュも、ソクチュとガプスの関係を知ったソゲを始末するようガプスに話します。

ソゲは、雪花紙(ソルファジ)とボンサム〇害の見返りにガプスに渡す2万両を用立てて欲しいとキム・ボヒョンに頼みます。

シン・ソクチュはソリンのお腹の子の成長を喜びます。

ソリンが安産祈願のためにケトンのお堂へ行くと、ケトンはボンサムの安全を祈っているところでした。ソリンはケトンの想い人がボンサムであると知ってしまいます。

ソリンがケトンに話しかけると、ケトンは敵意をむき出しにします。

ボンサムは山賊に見つからないよう霧の濃い日を選んで峠を越えようとします。ガプスもボンサムの作戦に気づきます。

天気が回復し霧が晴れていき、ボンサム達は山賊に見つかってしまいますが、ボンサムは雪花紙を持っていませんでした。ボンサムとコムべ、チェ・ドリ一行が囮になり山賊の相手をし、ソンドル達がその間に紙を運んでいたのです。

ボンサム達はガプスに捕まります。ガプスはチェ・ドリに「紙を持ってこい、夜明けまでに持ってこなければ主から順に〇す」と言います。

ボンサムは「ソンドル達と一緒に山を下りろ」とチェ・ドリに言いますが、ボンサムのことが大好きなチェ・ドリがボンサムを見捨てるはずがありません。

ボンサムの決意を聞き任務を遂行しようとしているソンドルは紙を渡さないと言います。それがボンサムの為だと信じています。

ボンサムは山賊の一人に身分証を奪われてしまいます。その者は、千家(チョン家)客主にいたウットルでした。

ウットルは、柵門でチョン・オスがアヘン所持の罪で捕まった時に、オスを助けるために「自分がやった」と名乗り出た者でした。ウットルが無実だと知っていたオスは、ウットルを庇い罪を被り〇にました。

ウットルが持っていた身分証を見て、モンゲら他の仲間もボンサムに気づきます。

翌朝になりましたがチェ・ドリは戻ってきません。ボンサムは〇ぬ覚悟を決めます。

ガプスはウットルにボンサムを〇すよう命じます。ウットルと仲間は「これ以上罪のない商人たちを〇すのは嫌だ」とボンサムではなくガプスに斬りかかります。

しかし、ウットルはガプスに〇されてしまいます。

チェ・ドリとソンドルが遅れて到着します。

山賊とボンサムの仲間とで争いになり、ウットルの仲間で同じくチョン・オスの元で働いていたモンゲもガプスに〇されてしまいます。

ソンドルに縄を解いてもらったボンサムは、ガプスを刺し二人の敵(かたき)を取ります。

頭(かしら)が〇され山賊たちは散り散りに逃げてしまいます。

ウットルは「客主様にこれで恩を返せた」と言い目を閉じます。

感想

やむなく山賊をしていたけれど心優しいウットル達の〇が悲しかったです。オスを庇い、オスに助けられた命だからとボンサムを庇い亡くなってしまいました…

強敵感のあった山賊ガプスはあっけなかったですね(^-^;

しかし、人が亡くなりすぎです…

客主25話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆