客主 52話(最終話) ネタバレと感想

52話 

都承旨に連れられ、縄をかけられたボンサムが任房(イムバン)にやって来ます。

「決起してはだめだ。俺は自分の意思で義禁府に出頭した。その思いをわかってくれ。俺が己の命を惜しんで、仲間を危険に晒すと思うか!

任房がなくなれば、行商人の精神までなくなってしまうのか?商いで民の暮らしを豊かにし、困難の時には仲間同士で支え合い助ける、そんな行商人の精神はこれからも残るだろう。だから悲しくはない。

皆の心の中に行商人の精神が息づいているなら俺は喜んで死ぬ。怖くも悔しくもない。

任房は行商人が共に生きるために作られたものだ。手を取り合って死ぬためではないんだ。皆の手は、朝鮮の民を豊かにするための品物と家族を養うための金を握るべきだ。人を傷つけ〇すための武器など決して持ってはならない。武器をすてるんだ。京畿道(キョンギド)任房 接長(チョプチャン) チョン・ボンサムの最後の命令だ」

マンチが武器を捨て、行商人達もそれに続きます。

獄中に戻ったボンサムは都承旨に3つの願いを申し出ます。

1つ目。私以外には、日本人が〇された件について誰にも責任を問わないでください。

2つ目。行商人達には、都承旨様に雇われるか、ユギジョンで働くか、自ら商いするか、各自に決めさせてください。

3つ目。銃で撃たれて捕まったチェ・ドリを直ぐに放免してください。治療が必要です。

チェ・ドリはソンドルに「〇ぬときはボンサムの側にいたい」「自分がすぐに〇ぬのはわかってる、ボンサムには言うな。悲しむから」と言います。

ボンサムは「条約で認められた日本との交易を意図的に妨害し、配下の者に命じ、日本人商人の命を奪った。両国の関係を悪化させた重大な罪」として絞首刑を言い渡されます。

ケトンは王妃にボンサムの命を救うよう頼みに行きますが、国際問題に発展したため王妃でもどうする事ができません。

ソンドルがチェ・ドリを牢から連れ出し、ケトンの前に連れて行きます。

「罪人の中に身代わりになる者がいれば、チョン客主を救えるかもしれません」と、ケトンはとんでもない事を頼みますが、チェ・ドリは「ボンサムが生きられるのなら、俺は喜んで〇ねる」とボンサムの身代わりを引き受けます。銃で撃たれた自分はもう長くは生きられないからと。

牢に戻ったチェ・ドリはボンサムに最後の挨拶をし、牢から解放されます。

「お前がいたから俺の人生は本当に楽しかったよ。童蒙庁(トンモンチョン)で初めて会ったときから俺は可愛いボンサムがずっと大好きだった。友達だけど弟みたいに思ってた」

「俺は童蒙庁でドリ兄貴に会ったから、今こうして獄にいるんじゃないかな(笑)でも兄貴と歩んだ人生は凄く楽しかったし、心行くまで遊べたよ(笑)」

「お前の最期を見送るって言ったけど、やっぱり先にここを出るよ。すまないな、本当に」

「ドリ兄貴、ありがとう」

20年間、針と糸のように一緒にいた二人です。

一人になったボンサムのところへ酒を持ったケトンがやって来ます。

「俺はお前から言い表せないほどの恩を受けた。一方でお前を強く恨んでる。とにかく、また愛しい人に会えると思えば何てことはない。酒でも飲んで祝わないと。恨みはこの酒で洗い流すことにする」

「始めからそばに私しかいなかったら、私の望んでいた通りにあなたの心を奪えたかしら」

「俺は感謝の気持ちとお前から受けた恩を胸の奥に秘めて旅立つ。ケトン、善良な人間になれ」

酒を飲んだボンサムは倒れます。

「本当にごめんなさい。勝手な真似をして」

チェ・ドリは「ボンサム」として死刑執行の場に連れてこられます。死刑囚の人相書きはソンドルが書き換えました。ソンドルの方を何度も振り返りながらチェ・ドリは死刑台に進み、刑が執行されます。ソンドルは声を上げ泣きます。

夜になり、「チェ・ドリ」の遺体が運び出されます。銃で撃たれた傷が原因で先ほど〇んだと。その近くに駕籠を運ぶケトンとソンドルの姿が。

都承旨(トスンジ)が二人の企みに気づきます。官吏の買収と罪人のすり替えは重罪ですが、ケトンはボンサムのためなら死をも恐れません。

朝になりボンサムは目を覚まします。ボンサムが叫ぶと、マンチ、コムべ、ウォルが駆けつけます。

「ドリ兄貴は?」ボンサムは誰も答えない様子を見て、チェ・ドリが自分の身代わりになったと察します。親がいない自分の親代わりになり、親友になり、支えてくれたチェ・ドリを想いボンサムは空に向かって叫びます。

15年後、富裕層の人々は髷を止め洋服を着ていますが、民は相変わらず貧しい生活をしています。

ソンドルは鉄道事業に手を出そうと土地を買い占めようとします。

土地の所有者に会いに行くと、所有者はケトンでした。ケトンはほとんどの土地や財産を処分しボンサムの赦免のために使ったと貧しい暮らしをしていましたが、本人も知りえないところで、まだ土地を所有していたようです。

土地を売ってほしいと言うソンドルに、15年前にボンサムを救う時に大行首にはお世話になったからとケトンが土地を譲ろうした矢先、ボンサムが現れます。3人とも15年振りの再会でした。

ボンサムはソンドルよりも先に、鉄道敷設予定地を買い占めていましたが、理由は鉄道を作らせないためでした。

「鉄道が通れば商品が円滑に流れ、朝鮮の経済がより早く発展する。民も豊かになる」というソンドルに、ボンサムは「その通りだ。だが今はまだその時期ではないと思っている。鉄道が敷かれればそれだけこの国の資源が済物浦(チェムルポ)から海外に流出する」と答えます。

ソ「鉄道建設は時代の流れだ。予定地を買っても時代の流れを止めることはできない」

ボ「時代の流れに逆らうつもりなどない。ただ、今、鉄道ができれば朝鮮全土を渡り歩き、道で生まれ道で〇ぬことを望む俺たちの仲間は、行商人達は一体どうなる。仲間たちに少しでも今の状況に適応し、世界の商人と争える力をつけて欲しい」

ソ「任房閉鎖から15年だ、まだ適応できないやつが、この先、商人としてやっていけると思うか」

ボンサムとソンドルが再び同じ方角を見ることはありませんでした。

ソンドルが帰宅すると、ボンサムはケトンに「俺に土地を売ってほしいとは言わないが、ソンドルにだけは売らないで欲しい」と言います。

ケトンは「ユスに会わせて欲しい」と言います。

ユスに会ったケトンは、土地を寄付します。「馬房(マバン)にある学校を増築すると聞いたの。土地を寄付したい」と。御礼を言おうとするユスをケトンは止めます。「頭を下げないで!あなたに御礼を言われる資格なんてないの」 

ケトンはボンサム、ユスが帰宅するのを見送ります。(私の人生の全てをかけて、誰かを愛する機会をくれたことに感謝しています。あなたとの過去は心の奥底にしまい込みます…)

マクボンとパンデは道端でソンドルに銃を発砲します。「あんたは日本と手を結び、朝鮮の民を苦しめる悪徳商人だ」

「何を言う。朝鮮の商業が大きく発展したのは一体誰のお陰だ」

「朝鮮商人の恥め!己の命でその罪を償うんだ!」

ボンサムは馬房で行商人を育てる学校を運営していました。

生徒の一人がボンサムに聞きます。「これから鉄道ができたら、行商人はいなくなりますか?」

「そうだ。行商人が歩いて商いをしていた時代が終わり、新たに“機械”の時代が幕を開ける。だが、お前たちが行商人の子孫という事実は変わらない。我々の仲間、先祖は、千年もの長い間過酷な暮らしに泣き、笑い、汗をかき、商売を続けてきた、それが行商人の精神だ。商いで民を豊かにし、仲間と助け合い、物を流通させてきた、それが行商人の精神だ」

感想

客主視聴終了しました。長かった~!!最終話なので全話を振り返って感想です。

私欲しか考えていない人ばかりのこのドラマで、唯一どこまでもきれいな心を持ったチェ・ドリ。いくら大好きだからと言って、友人の為に〇ねるものなのでしょうか。いくら自分の死期が近いと言っても、絞首刑で〇ぬのは恐ろしかっただろうと思います(銃で撃たれた傷を我慢するのもつらいことだと思いますが、それが苦しいから〇にたいというわけではなく、ボンサムの為に命を差し出しました)。

ボンサムは、父親、姉、兄のように慕っていたソゲ、妻、20年来の親友のチェ・ドリ、恩師チョ・ソンジュンを失い、一時はボンサムへの復讐に燃えていたマンチ、マンチの部下だったコムべ、黄客主、ソリンの侍女のウォル、息子のユスが側に残りました。時代劇では主人公の身の周りの人間が揃って陰謀で亡くなっていくのは定番ですが、このドラマの主人公も同じく波乱に満ちた人生でした。

ケトンの愛については、このブログを読んでくださる皆様はどう思われますか?ボンサムが結婚しても運命の人だと信じ諦めない姿は、今の時代でしたら間違いなくストーカー扱いだと思うのですが、あんなにも一途に(?)ボンサムの為だけに何でもできるのは、最後はもはや脱帽としか言えません。いくら好きな人を生かしたいからと、ボンサムの親友に身代わりを持ち掛けたりと、普通の人間にはできないことを何度もしてのけます。ケトンのことが好きになれずでしたが、あんなにも人を愛することができたケトンは、報われない恋だったとしても、ある意味幸せだったのでは、とさえ感じます。

ケトンに何度も助けられたのは事実として、それでも、男の身なりをした人に願いを叶えて欲しいと言われて、約束を聞きに行ったら、女でした、結婚してください、と言われたボンサムが約束は果たせないと言うのは当然のことだと思うので、それで逆恨みされ付きまとわれたボンサムとしてはたまったものじゃない、と思いますが…(^-^;

鉄道建設で行商人が楽に商売をできると考えたらいいのに(ソゲの父が借金をしたのは、ユギジョンに入って、仲間に楽をさせたいという理由でした、足で歩き行商を続けるのは重労働です)、歩くことや今まで習慣に捕らわれすぎるのはどうなのかなと思いました。鉄道を使っても、仲間や民を想う精神を忘れなければそれでいいと思うのですが、大きく時代が変わる時は、新時代へ移行したい者と、これまでの世界観を守りたい者で、衝突していたのでしょうね。

                                                                                                                                                   

客主52話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 51話 ネタバレと感想

51話

日本人商人が亡くなり日本公使から抗議が入ります。任房(イムバン)閉鎖は間違いありません。ボンサムには義禁府(ウィグンブ)から追捕令(ツイブ令)が発せられます。ボンサムが〇されそうになりソンドルも焦ります。

ボンサムは一緒に逃げているマンチとコムべの助言によりケトンのところに逃げ込みます。

「黄帖(ファンチョプ)を渡して日本人商人をなだめるか、大行首(テヘンス)に売って賠償金を作ってもいい。あなたの命を救えるはず」と言って黄帖を手渡すケトンに、ボンサムはソリン〇しについて問います。

「キル・ソゲを唆し、罪のないソリンを〇したのか。黄帖があれば、朝鮮全土の人参を全て買い占め日本や清国、世界各国と交易できる。商いにおいて絶大な力を持てる。黄帖があれば、何でも買える、朝鮮の破産を防ぐことができるんだ!」

「正直に答えろ!違うと言え!」ケトンは答えません。無言が全てを物語っていました。

ボンサムは黄帖を火にくべ、出て行きます。ケトンは泣きながらボンサムにすがりますが、ボンサムはケトンの顔も見ようとしません。「生きている限り、二度とお前に会うことはない」

ソンドルは発砲した日本人商人に怒りますが、日本人からも犠牲者が出ているため、そんなことをしても事態は悪化するばかりです。

ソンドルの元にやって来たボンサムに、ソンドルは逆切れします。「民を救うなどと大口をたたいておいて、日本人商人が多いペオゲにわざわざ店を構えるからこんなことになったんだ!やつらの神経を逆なでし、朝廷に緊張を招き、ユギジョンも痛手を負った。原因はお前だ」

そこに都承旨(トスンジ)がやってきたため、ソンドルはボンサムを隠し部屋に匿います。

都「日本人商人が〇され被害も被ったと、日本に多額の賠償金を要求された」

ソ「事の発端は日本人だったと都承旨様も見たでしょう」

都「私とてチョン・ボンサムを〇したくない。好きで日本人の言いなりになっているのではない。日本の意向に従うしかない」「日本人に死者が出た。こちらもチョン・ボンサムを差し出さねば」

ボンサムの死刑はソンドルの意向ではありませんでした。

都承旨が帰路につくと、ソンドルはチャン客主にボンサムの逃亡を手助けさせます。しかし、メン・グボムが「大行首がボンサムを匿っている」と都承旨に密告します…。ボンサム達は殺人罪で指名手配されます。

ボンサム、マンチ、コムべは黄(ファン)客主に匿ってもらいます。黄客主は「奴らの真の狙いは任房を潰すことだ。だから急に義禁府まで出てきた」と噂を伝えます。

マンチは「20万人の行商人が立ち上がれば勝てるかもしれない」と言いますが…どうでしょうか…。

事件に憤慨した客主たちが、商会に米を売ると団結し、また、接長(チョプチャン)を救うために王に嘆願書を提出したと黄客主は話しますが、ボンサムは皆を巻き込みたくないと反対します。

ケトンの元に都承旨がやって来て、ボンサムが来ていないか聞きます。ケトンは、今回の騒動の黒幕が都承旨とソンドルだと気づきます。都承旨は「任房(イムバン)を再編するためだ」と悪びれもなく言います。

ソンドルは、ボンサムと獄中にいるチェ・ドリを救ってほしいと都承旨に頼みますが、都承旨は認めません。都承旨はその足で王妃の元に行き、任房の閉鎖を王様に話してほしいと王妃に頼みます。

任房の閉鎖が決まり、兵を引き連れた都承旨が王命を伝えに任房にやって来ます。

ボンサムが不在のため黄客主が代わりに王命を受けようとしたところ、ボンサムが姿を現します。

任房閉鎖は行商人の生活が成り立たなくなることを意味しますが、ボンサムは王命を拝受するしかありません。

都承旨はボンサムに、行商人達の身の安全を約束する代わりに出頭を勧めます。

ボンサムはここでチェ・ドリが投獄されていることを初めて知ります。その上、チェ・ドリは容体が思わしくないというのです…。 

ボンサムは息子をウォルに頼み、ソリンの墓に挨拶し、出頭します。

ボンサムと獄中で再会したチェ・ドリは、容体が悪いのにも関わらず、ボンサムの身を案じ涙を流します。

閉鎖が決まった任房の前で、マンチ、コムべ、黄客主が先頭となり、ボンサムを救うため行商人達が決起します。

行商人達を鎮めるため、都承旨はボンサムを任房のマンチ達の元に連れて行きます。

感想

チェ・ドリの容体が心配です。ボンサムを救うためとはいえ、20年来の大親友が牢に入れられたことをボンサムに伝えないのは酷いですよね。

ソリン〇しに目を瞑ってケトンと結婚するボンサムではないと信じていました!良かった!でも、今回は自分の命もかかっているのに、黄帖をあっさり燃やしてしまって(^-^; そんなところもボンサムらしいですが…(^-^; 次回は最終回です!

客主51話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 50話 ネタバレと感想

50話

王妃はケトンの想いを知り、巫女を辞めて結婚することを認めます。さらに、結婚祝いとして人参と紅参(ホンサム)の専売権である黄帖(ファンチョプ)を贈ると言います。

ボンサムが黄帖を手に入れるとソンドルの構想は敗れてしまうため、ソンドルはボンサムにソリン〇しについて明かし結婚を阻止しようとします。

まず、ウォルを使い、ケトンをソリンの墓に呼び出し、ケトンとソンドルが話しているタイミングでウォルがボンサムを墓に連れて行きます。

「結婚は諦めてください。これは道義的な問題です。どう弁解しようとソリンさん〇しの罪は消えません。天も我々も知っています。たとえボンサムの妻になっても、子どもの母親にはなれません」

「これ以上話を蒸し返したら、たとえ都承旨(トスンジ)の側近でも容赦しません」ケトンは去って行きます。

ボンサムはついに真実を知りました。

ソンドルは近づいてきたボンサムに「お前がソリンさん〇しの犯人と結婚するのは見ていられなくてな」と言いますが、ボンサムは、ソンドルが自分を心配して知らせたのではなく、黄帖がボンサムの手に渡るのを阻止するために話したのだと気づき涙を流します。

「なぜキル・ソゲと同じ悪徳商人の道を進むのだ!」

そして、ソリンに詫びます。「俺を許すな…」

思い返すとソリンは死に際、ケトンを怖がっていました。それから、大行首に泣きながら何かを頼んでいたケトン…。犯人は間違いなくケトンでしょう。

ボンサムが既に黄帖を手に入れていると噂が立ち、ソンドルの米の買い占めはうまくいきません。商人たちはボンサムに着いた方がいいと判断したようです。

さらにボンサムは、東大門(トンデムン)の近くのペオゲという町に、米、塩、綿布を扱う「朝鮮流水組合商会」という店を出します。

ソンドルは任房(イムバン)を閉鎖するよう都承旨に願いますが、理由なく閉鎖するわけにもいかず断られてしまいます。

ケトンの秘密を知ったボンサムは、ケトンと距離を取ります。ケトンはそれに気づき、王妃から授かった黄帖を持ってボンサムに会いに行きます。ケトンは祝言を急ぎますが、ボンサムは商会が無事開店してから話そうと話を濁します。

開店の日、ソンドルと都承旨が日本人商人を引き連れて商会にやって来ます。日本人商人はボンサムに開店祝を渡し、ソンドルに言われた通りに芝居を始めます。

「お前達は米を売ると言っておきながら、なぜ約束を破るのだ。契約通り米を引き渡せ」 

始めはユギジョンに売ると言っていて、のちにボンサムの話を聞き、朝鮮の民の為にボンサムに協力することにしたという商人に向かって日本人は銃を発砲します。日本人とボンサムの商会の者で乱闘騒ぎになり、兵も押し寄せます。

ボンサムは撃たれた客主を介抱しますが、狙いはボンサムだと感づいたマンチは、ボンサムを気絶させ、チェ・ドリに頼み逃亡させます。

逃亡するボンサムに向かって兵が発砲し、銃弾はチェ・ドリに命中します…。

目を覚ましたボンサムがチェ・ドリを助けると言うのを聞かずに、マンチはボンサムを背負い走ります…。

感想

ボンサムがケトンとの結婚を決めるに至った心理が理解できませんし、ソリンの件を知ってもケトンとの結婚を辞めるとはっきり言わないボンサムに更に理解に苦しみます。黄帖のために、商人たちのために、ソリンのことには目を瞑る、そんなボンサムでしたでしょうか。以前は違ったはずです。

前回の49話辺りから西洋的な身の回り品が登場します。49話では西洋傘、50話では懐中時計。日本人との貿易が盛んになり、両班の中では西洋の品物が流行っているようですね。もちろん貧しい民の生活は変わらずです。

客主50話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 49話 ネタバレと感想

49話

大院君(テウォングン、王の実父)は清に連行され、王妃は宮殿に戻ります。

王妃を守ることで功績を上げたケトンは真霊君(チルリョングン)に封じられ、輿に乗って王宮に出入りする権利、奴婢、土地、俸禄、屋敷、王族や功臣に等しい待遇を受けるようになりました。

ケトンの厚遇を目にしたウォルは、ソリン〇しの犯人を明らかにすると約束してくれたソンドルに会いに行きますが、ソンドルは「ソンドルという者がした約束など私には関係ない。自分で明らかにすれば良い。松坡(ソンパ)馬房とは縁を切った」と突き放します。

君位を得たケトンは両親に会いますが、父は「娘は〇んだ、人違いです」「巫女風情が両班に触るな」と言い、ケトンは再び捨てられてしまいます。

ケトンの憐れな姿を見てボンサムは同情します。

ソンドルは都承旨(トスンジ)に「ユギジョンの大行首になりたい」「ユギジョンで私の力を試したい」と言います。

ソンドルが大行首になったとボンサムの所にも知らせが入ります。

さらに、ソンドルは新たな店を開き、ボンサムを開店の宴に招待します。

ソンドルに会ったボンサムは、ソンドルが日本人商人を鍾路(チョンノ、ユギジョンの中心のあるところ)に招いたことに怒りますが、ソンドルはボンサムに「時代が読めていない」と言います。

日本人商人が朝鮮の品物を買い占めれば、物価が高騰し、民の生活は苦しくなりますし、行商人は商品を買うことができず商売ができません。

全国の20万の行商人の為、ボンサムは、米、塩、綿布の商いだけは守ると任房(イムバン)接長(チョプチャン)として宣言します。

ケトンは自分の人脈を生かしボンサムを助けます。

米、塩、綿布をボンサムが買い占めていること、ボンサムとケトンが結婚すると噂になっていることがソンドルの耳に入ります。

ソンドルは都承旨に「任房を閉鎖しユギジョンに吸収したい、力を貸してほしい」と言います。

また、都承旨は、ボンサムとケトンの結婚を阻むため、ボンサムの妻の死についての真相をボンサムに伝えよと言います。

ケトンの結婚話は王妃にも伝わります。ケトンが王室の繁栄のために尽くすことを望む王妃は認めません。

ケトンも「たとえ死を賜るとしてもボンサムを選ぶ」と頑なですが、倒れるまで席藁待罪(ソッコテジェ)をして王妃に許しを求めます。

ボンサムに対抗し、ソンドルの海東(ヘドン)商会やユギジョンでも米を買い占めます。

感想

ミン妃から寵愛を受けて君位を得た巫女がいたというのは史実の通りのようで、それをモチーフにケトンを描いていたのですね。

それにしても、突如結婚話が浮上しましたね…(^-^; 

客主49話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 48話 ネタバレと感想

48話

ケトンは、キム・ボヒョンに「都承旨(トスンジ)に船を貸してほしい」と言います。

ボヒョンは王妃が生きているのか?と感づきますが、ケトンは答えません。

メン・グボムの助言でボヒョンは清に身を隠すことにし「済物浦(チェムルポ)まで護衛してくれるなら、船を貸してもいい」と答えます。

ソンドルは、チャン客主の行商人を従えて都承旨の元に行きます。「どちらの味方もしない。権力争いに首を挟むな」というボンサムの命令に背きました。

ソンドルとボヒョンは合流します。ソンドルはチャン執事を守るようケトンに言われます。

ボヒョンは検問で、駕籠に乗っている人の顔を見せるよう言われますが、従いません。兵士が駕籠の中を見ると、人はおらず沢山の財宝が積まれていました。多くの財宝を抱えて逃げる姿にキム・ボヒョンだとばれてしまいます。

ボヒョンは〇され、「そんなに金が好きなら食べていろ」と口の中に金を押し込まれます。

ソンドル達はその隙に逃げます。

ボヒョンが亡くなると大行首への夢が潰れてしまうとメン・グボムは悔しがりますが、助けることはできませんでした。

ボンサムは、任房(イムバン)に戻ったソンドルを任房の役員から外し、監禁します。役員という立場にありながら規律を無視し、騒乱に介入し仲間を危険に晒したソンドルの罪は大きいのです。ボンサムも立場上、規律を破った者をそのままにすることはできません。

パンデがソンドルの部屋を漁ると南(ナム)家の家系図がありました。

倉に監禁されたソンドルの元にボンサムは家系図を持っていきます。「両班に戻りたくて都承旨と組んだのか?」ボンサムはソンドルを信じられません。「王妃様のため、大義のため」とソンドルは言います。

「家門の再興を考えていなくても、お前が王妃の為に尽力し、閔氏が宮殿に戻れば、家門は再興するだろう。お前はナム・ソニュ様として生きることになる。この家系図を苦労して手に入れた都承旨の意だからだ。ソンドル、お前がこれを持ち帰ったその時から、お前は心の底で、俺たちの仲間であることを止めていたんだ」とボンサムに言われ、ソンドルは涙を流します。

ボンサムは「行商人は大義より仲間の命が大切だ。閔氏がまた政権を握れば、コムべ、マクボン、パンデ、仲間たちが〇される」と言い、ソンドルに恭しく拝礼をし、出て行きました。

誰よりも固いと思われたボンサムとソンドルの友情が終わります。

京畿道(キョンギド)任房の接長(チョプチャン)という立場のボンサムが、身内だからとソンドルの処分を甘くすると、組織が破綻してしまいます。ボンサムはソンドルの行商人身分証を預かり、3年間行商人として働くことを禁止します。さらに、接長の命に背き、仲間を動員し権力を持つ者と手を組んだ罪、仲間を危険に晒した罪で、棒たたき30回を命じます。

ソンドルの刑が執行される中、都承旨が現れ「清の軍が来て、騒乱を鎮圧した」と言います。そして、騒乱鎮圧に功を立てたナム・ソニュとしてソンドルを連れて行きました。

ボンサムはソンドルに会うため都承旨の屋敷の門をたたきます。

一度は外に出ようとしたソンドルでしたが、都承旨に「今、外に出たら二度と両班には戻れぬ。私とチョン客主のどちらかを選べと言っているわけではない。私たち両班は、己のためではなく家門のために生きているのだ。お前は本当に家門を捨てられるのか?義理や人情にとらわれこの部屋を出たらナム・ソニュにもソンドルにも戻れずに全てを失うだろう」と言われ躊躇います。

ボンサムがソンドルの部屋に入り謝りますが、ソンドルは無念の死を遂げた家族の為、ナム・ソニュとして生きると言います。

ソンドルはボンサムを許しません。「忠告する。このまま閔氏と反目し合えば、任房は潰される」

ボンサムは「体を気遣え」と言いソンドルの部屋を出て行きます。

部屋を出て行ったボンサムをソンドルは追います。「コムべ、マクボン、パンデは、都承旨に頼んで、全員命を救ってやる。そこまでだ」

ソンドルは義兄弟の契りを交わしたときに交換したボンサムの服を庭の火にくべました。

ボンサムは気を落とし帰路に着きます。

感想

自分の命よりも互いを大切にしていた二人の友情が、こんなにも簡単に崩れてしまうなんて悲しいです。ですが、現実でも友情が終わってしまう理由はいつも本当に些細なことですね。

客主48話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 47話 ネタバレと感想

47話

200人の行商人達の前でソゲは裁きを受けます。ソゲはむしろに座り、ソゲの前には接長(チョプチャン)としてボンサムが立ちます。

「私欲に走り民の税を盗み蓄財した罪

千家(チョン家)客主の主、チョン・オスの荷にアヘンを忍ばせ、〇に追いやった罪

松坡(ソンパ)馬房の手形を盗もうとたくらんだ罪

松坡馬房先代主、チョ・ソンジュンを〇に追いやった罪

千家客主の主の妻、チョ・ソリンを〇した罪

これにより、ユギジョンの大行首 キル・ソゲはその代償として命を差し出すこと」

ソゲが毒を飲む前に、ウォルが「奥様の〇の真相を明かさなければいけない」と勇敢にも声を挙げ、ソンドルが代わってソゲに問います。「ソリンさんを〇したのは、お前1人の仕業か?誰かと一緒にやったのか?」

行商人の裁きでは嘘は許されませんが、ソゲは「一人でやった」「ボンサムを打ち負かすためにやった」と罪を被り、最期に「俺は潔白で何の罪も犯していない」「ユギジョンの大行首になれたから俺は満足だ」と言い、父親と同じように毒薬を飲みます。

「ボンサムと一緒になれ」と言い、大好きなケトンの腕に抱かれ、ソゲは息を引き取ります。

ソゲが真相を明かさず〇んだので、ソンドルはケトンに「ボンサムに話す。その前に自ら罪を告げよ」と言いに来ます。

ソンドルがケトンを説得する際に漢詩を詠んだのを聞いた都承旨(トスンジ)は、ソンドルが両班だと気づき、「それを利用しボンサムとソンドルの仲を引き避け」とケトンに助言します。

王妃は暴漢によって〇されたと大院君(テウォングン、王の実父)により発表されますが、王妃は生きていました。大院君は、これを機に王妃の権力を奪おうとしたのです。

王妃と都承旨は清に頼り暴動を収めようとします。

ケトンはボンサムをお堂に呼び、王妃と都承旨を助けて欲しいと頼みます。

都承旨は帰ろうとするソンドルを呼び止め、碁に誘います。

「かつて大院君が鎖国政策を唱え失策を重ねた。その一つが天主教徒への迫害だ。そのせいで当時、承旨(スンジ)を務めていた宜寧(ウィリョン)南(ナム)氏の一族が没落した。その時お前は両親を失ったのでは?」

都承旨はソンドルの家系図まで入手していました。ソンドルの本名はナム・ソニュでした。

「両班として王妃様をお守りしろ」と都承旨はソンドルに訴えますが、ソンドルはこれからどうするのでしょうか。

同じ頃、王の実兄である完興君(ワヌングン)がボンサムに会いに任房(イムバン)を訪れ、ボンサムの帰りを待っていました。完興君は帰って来たボンサムに、人相書きの女人を探せと命じます。

人相書きの女は王妃です。任房の者たちは「どちらかにつくなら王妃側につこう。世子が母親殺しの犯人を知ったら我々も無事では済まない」と言いますが、ボンサム、マンチは「権力争いに首を挟むべきではない」と言います。

ボンサムはソンドルに「どちらの味方もしない。行商人とその家族を守る、その為の最善の道を探す」と言いますが、両班としての意識を取り戻したソンドルは「何が本当の大義なのか考えろ」と言い、ボンサムとは徐々に擦れ違っていきます。

感想

ボンサムはいつの間にか接長になっていたのですね。

ソンドルの過去に驚きです。王妃を救えば、家門の再興を果たすことができるでしょう。両班にとって大切なのは、家門と大義、体面。一般の民にとって大切なものは、何よりも家族と仲間です。ソンドルはこれからどうするのでしょうか。

客主47話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 46話 ネタバレと感想

46話

ミン氏達、ボヒョン、ソゲは追われる身となります。

ソゲとギョムホは一緒に逃げますが、ソゲは兵に扮し、さらにギョムホを捕まえたふりをし自分は逃げます。ギョムホは兵に殴り〇されます。敵が通りかかれば〇んだふりをしソゲは生き延びます。

ヨンイクは王妃と王宮にいました。誰もが王宮から逃げ、取り残された王妃をケトンが助けに来ます。王妃は尚宮に扮し、都承旨も下級役人のふりをし、ケトンが二人を逃がします。

メン・グボムは逃がすふりをしてソゲを兵に突き出し、キム・ボヒョンを助けます。

ソゲは兵を撒き、ケトンのお堂に来ました。お堂の中には都承旨がいます。ケトンはソゲを助けようとしますが、自分が助かりたい都承旨はソゲを中には入れず、ソゲはついに兵に捕まってしまいます。

ソゲが兵士から暴行を受けている現場にボンサム一行は遭遇します。

馬房の仲間は「放っておこう」と言いますが、ソゲはボンサムに訴えます。「俺は大行首である前に、任房に籍を置くお前たちの仲間だ。俺に罪があるなら、行商人の裁きにかけろ」

ボンサムは兵からソゲの身元を引き受けます。ソゲにより兵士のそれぞれが家族を失いましたが、ボンサムが「俺は、こいつに父と姉と師匠、妻を〇された」と言うと兵士たちはソゲの裁きをボンサムに委ねました。

ソゲは馬房に監禁され、ケトンがソゲに会いに来ます。

ソゲは自分を見捨てたケトンに「助けてくれ。ソリン〇しを暴露するぞ」と必死で訴えます。ボンサムに会いに行ったケトンは、ソゲの助命をせず「楽に〇なせてあげてほしい」とだけ言います。

ボンサムとケトンが話している間、ケトンの指示でソゲがソリンを〇したと確信しているソンドルがソゲに会いに行きますが、ソゲは口を割りません。

感想

イム・ホさん演じるミン・ギョムホが亡くなり、ソゲも捕まってしまいましたが、両班としてのプライドを捨てて逃げたキム・ボヒョンは捕まらずにいます。安東金氏(アンドンキム氏)の出身なので、ボヒョンもミン氏同様準王族と言えるくらいの超名門ですが、恥を捨てて逃げる姿はさすがです(^-^;

客主46話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 45話 ネタバレと感想

45話

ソンドルはソゲの泊っている部屋に入り込み、米の受け取りに必要な書類と手形を盗もうとしますが、書類を探している途中でソゲが部屋に戻って来てしまったため、屏風の後ろに隠れます。長時間姿勢を保ったまま立っているので疲労困憊です。

ソゲの部屋にケトンがやってきて「ソリンのことで話がある。ボンサムを得るためなら命を捨ててもいい」と言います。

その時、耐えられなくなったソンドルが動いてしまい、ケトンがソンドルに気づきます。しかし、ケトンはソゲに告げません。

異変に気付かないソゲが「ソリンが〇んだときお前は一線を越えた。お前はボンサムとは一緒になれない」と話を続けるため、ケトンは急いで話を遮りますが、賢いソンドルなら真相に気づいたでしょう。

ケトンはソンドルを逃がすため、ソゲを部屋の外に誘導します。部屋に戻ったケトンは、ソンドルに「この借りは命で返してもらう」と言い残し、再び出て行きます。

年貢米3千俵が盗まれ、ソゲの元には7万5千両の手形が届きます。ソゲは、ケトンがボンサムを助け米を奪ったのだと気づきます(ソンドルを助けたのはボンサムの為だったのですね)。

ケトンは「ボンサムを得るためソゲを裏切った」と否定しません。

ソゲはケトンを愛しています。大行首になり、さらにケトンを得る、その為にボンサムを〇すとソゲは出て行こうとしますが、ケトンは「自分のことを想うなら、ソリン〇しの罪を兄貴が被ってくれ。そして自分のことも諦めてくれ」と言います。

ボンサムに想いが伝わらず苦しんだケトンはソゲに同じことをし、ソゲを苦しめます。

ソゲはボンサムが米を盗んだ証拠を掴めずにいます。

馬房の者は米がないふりをしています。

ミン・ギョムホは日本の商人に宣恵庁(ソネチョン)の米を横流ししたことを王と王妃に知られてしまいます。

ボンサムは、しばらくの間ケトンのお堂に米を隠してもらおうと提案し、ソンドルを連れてお堂に行きます。

ボンサムが訪ねてきたことでケトンはご機嫌ですが、ソリン〇しの真相を知ったソンドルはケトンを避けます。ケトンは今まで自分がどれだけ助けてきたかとソンドルを脅します。

不正を働いた接長チェ・バングが行商人の裁きにより〇され、接長の席が空いたため、ボンサムを接長にと任房の者達がやってきますが、ボンサムは断ります。

宣恵庁の米を奪ったのはボンサムだと知ったミン・ヨンイクはボンサムを呼び、「接長になり、年貢米の件を隠す代わりに自分の言いなりになれ」と言います。

政治に関わりたくないボンサムは断りますが、年貢米のことが公になればボンサムだけでなく馬房の者も罪に問われます。

「ボンサムが年貢米の件でヨンイクに呼ばれた」と聞いたケトンは、ヨンイクの元に急ぎます。入室を断られたケトンですが勝手に屋敷に入り込み、そのお陰でボンサムは返答の猶予を与えられます。

ケトンは「千(チョン)客主に必要なのはあなたでなく私だ」とソンドルに言い残し帰宅します。

ソンドルは、ソリン〇しの犯人はケトンだとボンサムに告げられずにいます。

ケトンは不吉な夢を見、自分の行く末を恐れます。

行商人達の暮らしを改善したいボンサムは接長になるべきか決めかねています。

そんな時、訓練都監(フルリョントガム)の兵が反乱を起こします。兵が俸給として受け取った米に砂やぬかが混ざっていたという騒動が少し前にあり、その騒動の首謀者が処刑されることを知り立ち上がった300の兵に、1万人の民が加わり大きな反乱に発展しているというのです。

馬房の者の何人かが反乱に加わったので、ボンサムは仲間を連れ戻そうと奔走します。

兵が宮殿や宣恵庁を襲ったことをケトンも知ります。お堂にお参りに来ていた兵が持っていた「殺生簿(サルセンブ)(誰を〇し誰を生かすかの名簿)」をカンナンが入手します。

ミン・ギョムホ

ミン・ヨンイク 

ミン・ヨンモク 

キム・ボヒョン 

キル・ソゲ

民と王宮の金を我が物にしている者たちです。

宣恵庁の兵は〇され、ミン氏達は劣勢となります。

感想

民の為とは言え、ボンサムが年貢米を盗んだことにショックを受けていましたが、代金は払ったようで良かったです(^-^;

「兵に支払う給料(米)をミン氏が着服し、給料を13ヵ月分支払わなかった上、13ヵ月目にやっと渡した米は、砂や異物を混ぜた物で、それに怒った兵士たちが反乱を起こした」というのは史実の通りのようです。ミン氏一族とキム・ボヒョン、ソゲの結末は次回以降になりますが、そんなことをすれば民に恨まれて当然ですね(^-^;

客主45話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

客主 44話 ネタバレと感想

44話

ユギジョンの大行首はソゲになりました。

シン・ソクチュは逆賊扱いされ、ソクチュの側近のノ書記はキム・ボヒョンによって獄に入れられたため、ソクチュの遺体は屋敷に放置されたままになっていました。

見かねたボンサム達がソクチュを埋葬します。

屋敷には吉家(キル家)大客主の扁額がかけられ、辛家(シン家)大客主の扁額は無造作に捨てられていました。

埋葬に向かう途中、輿に乗った大行首ソゲに出逢います。ソゲは「シン・ソクチュが死に、あとは俺とお前の勝負のみだ」とボンサムに言いますが、ボンサムは相手にしません。

ボンサムは「大行首様は、金は常に流れるべきだという教えを残してくれた」と言い、ソクチュに別れを告げます。

父との約束をついに果たしたソゲは、ユギジョンが見渡せる高台に父親の墓を移します。サンムンおじさん(ソゲの父)の新しい墓に墓参りに来たボンサムは、ソゲの秘密を聞いてしまいます。

「父さん、俺って偉いだろ?よくやったと褒めてくれよ。父さんを〇したチョン・オスに復讐してやったし、父さんが望んだ大行首の座に就いた」

ボンサムは父親の〇の真相を知り、ソゲに殴りかかります。ボンサムはソリンを〇したのもソゲだと思い、ソゲを〇そうとしますが、騒動を知ったケトンが駆けつけ、ボンサムを後ろから石で殴ります。

ケトンは自分で気絶させたボンサムを馬房に担ぎ込み手当をします。

馬房の仲間は、ソゲと喧嘩してボンサムが負けるわけがないと不思議に思います。

シン・ソクチュが亡くなる少し前にケトンが取り乱し屋敷に飛び込んできたのを見ていたソンドルが、ケトンにそのことを問います。ケトンはなんとかその場を誤魔化しますが、悪事を働いて隠し通せないものなのですね。どんどん隠し事が多くなり嘘に嘘を重ねることになります。

馬房の者は、ボンサムの治療に来たケトンを馬房に泊めます。

悔しくてソリンの墓前で泣いていたウォルに気づいたソンドルは、ウォルからソリンを〇したのはケトンだと聞いてしまいます。ソンドルはウォルの話を信じながらも、王妃のお気に入りのケトンに罪を問うのは難しい、諦めようと言います。

一方のボンサムはソリンの〇に関わっているのはソゲだと思い込んでいます。

ミン氏一行は、外国使節の為の殿閣を建てて欲しいとソゲに頼みます。

米の値が高騰し民は米を買う事ができないというのに、ミン氏は日本の商人を優遇し、ソゲは宣恵庁(ソネチョン)の年貢米を日本の商人に横流しします。

それを知ったボンサムは、ソゲから年貢米を奪おうとします。

ソンドルがソゲの泊っている宿に忍び込み、米の受け取りに必要な書類と証明手形を盗もうとタイミングを計ります。

感想

絶対に悪事を働かないと思っていたのに、どうして~!貧しい民の為とは言え、正当な方法でなければ悪徳両班と同じなのでは?年貢米の横領をするのなら、「必ず正しいことに使います」と誓ってソクチュの遺産を頂いて、民や行商人達の為に使った方が良かったのになぁと個人的には思います。

ボンサムは父親の〇の真相を知ってしまいました。ソリンの〇もソゲの仕業だと思っているようですが、黒幕はケトンと早く気付いてほしいです。

客主44話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆