大王世宗 7話、8話 ネタバレと感想

7話

太宗「褒美を与えるべきか、罰を与えるべきか。敵を倒したことは褒めよう。しかし、世子が戦場にでることは重罰に値する」

世子「右軍総制や将兵達には褒美をください。私には罰をお与えください。軍器官(グンギカム。武器製造を担当する官庁)の官奴にしてください。官奴となり自ら大砲を作ります。強力な大砲を用意していたら敵を逃がさずに済んだはずです。全滅させられず撤退の隙を与えたことは国の不名誉です。世子としてそのような不名誉には甘んじません」

忠寧大君が国を想って動くことは許されず(忠寧大君が政治に興味を示したために、内官と叔父二人が亡くなりました)世子は王からの許しを得ました。忠寧大君は自由に振る舞うことを許される世子を羨みます。

パク・ウン吏曹判書はミン・ムヒュルが今回の活躍により昇進し、弟のムフェも世子の右腕になるだろうと復讐申を抱くミン家の者が重用されることを心配します。

「ムヒュルは中軍将になるだろう、ムフェは敬承府(キョンスンフ。世子を補佐する官庁)の尹になるだろう。ミン家のために、そなたを知申事(王の秘密秘書。後の都承旨)にしたのではない」パク・ウンはミン・ムヒュルが今回の活躍により昇進し、弟のムフェも世子の右腕になるだろうと復讐申を抱くミン家の者が重用されることを心配します。

チョ・マルセン知申事は「家門の事情よりも能力のあるものを採用して国の基盤を固めるべきだ」と反対します。

イ・スクボン兵曹判書、イ・ジョンムも、今回の人事が気に入らないようです。

王后も弟たちに昇進を断るよう説得します。今、昇進すると国のためではなくミン家のために戦ったと思われて王に目をつけられるかもしれません。

世子の戦勝を祝う宴にユン・フェの姿がありました。重臣たちに追い出されたユン・フェは「戦勝とは笑わせる」「勝ちの体裁だけ整えておいていい気なものだ」と言い残し出て行きました。それを聞いた忠寧大君は「どういう意味だ」と聞きますが、ユン・フェは「現地にいけばわかる」とだけ言います。

忠寧大君は芸文館の大提学シム・オンに「応教(ウンギョ。歴史編纂をする官職)だったユン・フェとは何者か」と聞くと「高麗王朝の徐ヒ(ソヒ)と同じくらい優秀だが、素行に問題があって、人を簡単には切りすてないファン判書がクビにした」と言います。

ユン・フェの言葉を聞いたファン・ヒは金浦を調査し、忠寧大君もまた金浦に行きます。戦の処理は戸曹と兵曹の担当であるのに、礼曹のファン・ヒが調査することを領議政は嫌がります。

忠寧大君が金浦へ行くと、倭寇が荒らした租税倉庫を補填するために、兵士たちが商団の倉から穀物を奪っていました。世子の初出陣に泥を塗らないため、何も盗まれていない、被害はない、と見せようとしていたのです。世子の功績のために民が犠牲になりました。民の為に何もすることのできない自分に苛立ち、仕方なく酒を煽ります。それを見たイ・スは「民を想う気持ちはどこへ行ったのですか。正しいと思うなら道を探せばいい。まずは嫉妬心を捨てなければ、民は見えない。王子さまは自分自身を不幸に思っているだけだ。認められたいという欲を捨てない限り道は見えません」と叱ります。

酔って帰って来た忠寧大君に后は「子どもができた」と伝えます。忠寧大君は「自分と同じ境遇の子どもが生まれる…」と喜ぶことなく、思い悩んでしまいます。

ダヨンが漢陽に行き、母のために明国から輸入した薬を買って帰宅すると、母は亡くなっていました… 母は読経で送ってほしいと娘に話していましたが、国では抑仏政策を取っており、両班であり権力を失いたくない父は僧侶を呼びません。

忠寧大君は、世子の軍事訓練所に行き「過ちを正したい」と世子に言います。

8話

康寧浦(カンニョンポ)の略奪には倭国の間者が関わっていると考えた忠寧大君は、倭国の間者を探し機密漏洩を防ごうと世子に進言しますが、世子は大砲訓練をし兵を強くすることを優先します。

火薬の知識に長け、国一番の武器製造技術を持つチェ・ムソンの息子、チェ・ヘサンが大砲訓練の日に姿を消します。火薬を作れるのはチェ・ヘサンだけなので、彼がいなければ大砲訓練はできません。

ヘサンは倭国の間者に捕まっており、日本に行き、日本の為に彼の技術を使ってほしいと言われます。

重臣たちの間では、外国人の出入国管理を強化するかどうかで揉めます。外国人に出入国のために人員を割けば都の警備が疎かになり、それぞれの派閥同士譲りません。

忠寧大君はユン・フェに会い「日本人が欲しがる情報は何だと思うか?」と聞きます。

「日本の状況もわからないので断定するのは難しいが、一般的に考えると、軍事情報だろう」

それを聞いた忠寧大君はチェ・ヘサンが倭国の間者にさらわれたのだと考えます。少監に就いて以来、一度も欠勤したことがないヘサンがこのタイミングで行方不明になるなんて間違いないと忠寧大君は世子と叔父に訴えますが、憶測で兵を動かすわけにはいかない、手がかりを探せと言われます。

チェ・ヘサンが誘拐されたという情報はオク・ファンの元にも届きます。高麗王朝復興を目指すオク・ファンにとってもチェ・ヘサンは欲しい人材です。朝鮮政府よりも先に見つけ出し、高麗に忠誠を誓わせるとしてオク・ファンの手下は必死に探します。

母の死を悲しむダヨンのために使用人のヨンシルは花火を作り、奥様の死を悼みます。ダヨンとヨンシルは恋人関係のようです…

忠寧大君は、ユン・フェの証言をもとに作った人相書きの男が官服を急いで仕立てて欲しいと針子に頼んだという証言を得、倭国の間者が役人のふりをしてヘサンに近づいたという証拠を得られました。世子はヘサンを救出するために兵を動かし、世子、忠寧大君はヘサンを取り戻し、間者を捕らえます。

忠寧大君が“火薬情報の載った書物を餌にヘサンは間者を連れて家に戻るだろう。家に戻れば、国の者が助けてくれるだろう”と予測しヘサンを救ったことに、オク・ファンは警戒します。倒すべき朝鮮の大君がこれ程に優秀だとは…

ヘサンの持つ火薬情報を奪って国の所有にするという世子に忠寧大君は「真心で察しなければ、火薬情報どころかヘサンも失うことになる」と進言し、また、誘拐されていたヘサンを見舞います。

忠寧大君は師匠の前で「生まれてくる子供のためにささやかな慰めになるような生き方をしたい。“たとえ影として生きても、抱いた大きな夢を諦めてはならぬ。それこそが人間らしい生き方だと”息子を慰めてやりたい」と話します。

大王世宗 5話、6話 ネタバレと感想

5話

剣を振り上げた世子は、弟ではなく叔父ミン・ムグに剣を向けました。

叔父を守ろうと真実を明かさない忠寧大君の為に、イ・スが、昨夜、ファン・ヒに真実を告げ、世子も知る事となったのでした。世子もまた権力の重みを知ります。

王后は、世子が弟の件を王に話したことに怒ります。

「なぜ父上より先に母に知らせなかったのですか」

「それでは新たな陰謀が生まれます。母上も巻き込ます」

王は忠寧大君に「世間や政治に関心を持つな、叔父たちはお前のせいで死ぬのだ、国に混乱を招く者は誰であれ王の敵だ」と改めて忠告します。

叔父を告発したことでイ・スを責める忠寧大君に、イ・スは「何があろうと不正とは戦うべき、感情に流されては正しい政治ができない。情に流されて命を差し出すようでは、朝廷から見放された民のための政治などできない」と教えます。

王后はパクに近づき「世子の右腕になる方だから健康に気を付けて」と言い弓の道具を送り、弟の命を救うよう説得します。「賄賂の罪で財産を国庫に納めるだけに留めてください、建国の忠臣です、これからも国に尽くします」と。王后を見舞うよう内官に助言された王は、王后がパクに会っていたことを知ってしまいます。

しかし、こんなことで惑わされるパク氏ではありません。先日、王殿で起こった殺人事件の罪もミン氏に着せ、ミン兄弟を尋問します。

忠寧大君は世子に会い「誰も告発しなかったら世子様は私を殺していましたか?信じていたなら、なぜ正殿の前に座らせたのですか?」「父上とは違う、怖いだけではなく、時には兄や友人のような王にはなれませんか」と聞きます。泣いている忠寧大君に世子は何もしてやれません。

ミン兄弟は自白し、流刑地に送られることになりました。流刑地に送られる叔父たちに世子は、水を与えます。ミン・ムグは「我々でなく忠寧を選んだことにいつか後悔しますよ。世継ぎでない王子は政治に関心を持った瞬間から世子様を脅かす存在です、覚えておきなさい」そう言い残し去って行きました。

時が流れ、忠寧大君も大人になります。

6話

ミン兄弟の処刑から15年が経ちました。

ユン・フェが倭国の間者ピョン・ドジョンに情報を売ろうとしているところを忠寧大君、オク・ファンが目撃します。オク・ファンは語学に長けたユン・フェを自分たちの仲間に引き入れたいと考えています。

世子は上王の側室である楚宮粧(チョグンジャン)に気があるようです。

上王の屋敷・仁徳宮に王族が集まり盛大な宴が開かれます。宴の最中、王宮から50里程しか離れていない康寧浦(カンニョンポ 京畿道 金浦)が倭寇の襲撃を受けます。王はミン・ムヒュル(ミン・ムグの弟)を将軍に任命し精鋭部隊を投入。世子の単身で現場に乗り込みます。ムヒュルの兄二人は世子の証言により極刑に処されました。騒動に紛れて復讐のチャンスですが…王后の「静かに生きる道を探せ。忠誠心を示せ。失った名誉を取り戻し権力を握るのが先だ。復讐はそのあとでも遅くない」という言葉を思い出し、共に倭寇討伐します。都を救ったと民の歓迎を受け意気揚々と宮殿に戻る世子でしたが、王は世子が兵士の真似事をしたと腹を立てます。

感想

太宗の庶子、敬寧君と世子の確執も気になります。

ダヨン役で『イニョプの道』のイニョプ役を演じたチョン・ユミさんが出演していました。

ミン・ムヒュル役は『ソドンヨ』で、チャンの協力者である豪商ヨン大将を演じたキム・ヒョンイルさんです。

大王世宗 3話、4話 ネタバレと感想

3話

王に呼ばれた忠寧大君は、見聞の結果を聞かれ「民は父上を暴君と言っていた。その汚名を晴らす方法を探したい」「町で撒かれていた文書と苦しんでいた民の名を記してきた」と答え文書を提出します。

忠寧大君の母は、しきたりを破り外出したこと、国事を乱したことを厳しく𠮟ります。

忠寧大君が政治に関わりを持ったことが宮廷内では大問題になります。また、忠寧大君が助けようとした商人たちは、王を侮辱した罪で拷問を受けます。建国してまだ間もなく反乱分子が誹謗中傷を言う民を利用するかもしれない、国の秩序を守るためにしたという父の考えを忠寧大君は受け入れることができません。

王は忠寧大君の行動一つで国が傾くことがあると厳しく教え、大君と同行した内官を大君の代わりに死ぬまで拷問します。忠寧大君は内官の死の責任から逃れようとします。

宮廷では、忠寧大君を遠地付処(ウォンジブチョ。都から離れた所へ送る刑罰)に処すべきだと上奏が上がります。王は、内官を刑に処し、大君の名誉を奪っただけで十分だと考えますが、重臣たちは引き下がりません。

内官の死を「自分のせいではない」と受け入れない忠寧大君は、イ・スに内官の死はお前のせいだ、政治や世の中に興味を持つなと諭され、ようやく現実を受け入れ始めます。

「先生、世の中には、書物に書かれているような善良な民はいませんでした。恥を知らず、欲が深くて、心の狭い者ばかり。でも、あの者たちを嫌うことができません。私とそっくりだから。愚かさが似ているから。一度だけでいいから父上に褒められたかった。“政治は学者の義務だ” “世を知り民を守りたい” そう言ったのも、申聞鼓を叩いたのも、父上の関心を引きたかったからです。本心ではなかった。あの民も同じ気がします。私と同じです。一度も褒められたことがなく、関心を持たれたこともないのでしょう。だからあのような…そう思うと憎めないのです。でも、二度と彼らに関心を向けてはいけないのですね。さもなくばまた誰かを失ってしまう」

師匠は、大君の苦しみを理解し、成長を見守ると誓います。

4話

世の中に興味を持ち、更に帝王学を学びたいと言ったことで王位を狙っていると勘違いされた忠寧大君を守るため、王は世子に譲位をすると言い出しますが、世子は「忠寧大君のためだろうと、家臣への腹いせだろうと、仕方なく与える王位なら断る」と王に伝えます。

王后も世子にはまだ早いと、外戚として権力を握ろうとする叔父たちを諫めます。

朝廷では、現王派と世子派で争いが始まります。

そんな中、ミン・ムグは忠寧大君の筆跡に真似て世子を誹謗する怪文書を作り、街中に貼ります。怪文書を書いたオム・ジャチは口封じのために襲われ、忠寧大君の屋敷に逃げ込み「一刻も早く王宮に行き、真相を明らかにしてください」と大君に言います。

オク・ファンは商人を装いミン・ムグに近づき賄賂を渡します。

「パクに捕らわれたキムとカンの代わりに、私がミン様の倉を満たします」

「国に仕えたいのです。ミン様は次期国王を支えられる方、私が捧げる物は国の為に使われます」

忠寧大君は真相を明らかにすると叔父たちが罰せられると心配します。

忠寧大君は怪文書について王、世子、重臣の前で問われます。王に処罰を任せると言われた世子は「死をもって償わせる。王座を冒涜し、王室の名誉を汚した」と答えます。それを聞いた王は世子に剣を渡します。「お前の手で斬り、王室の威厳を示せ」

世子は剣を受け取り、弟に近づきます…

大王世宗 1話、2話 ネタバレと感想

大王世宗(テワンセジョン)の1話、2話のネタバレと感想です。

1話「汝、王材を守れるか」

朝鮮第3代王・太宗(テジョン)と明の使者による、世子の明への婿入りについての会談を控えた王宮で、内禁衛従事官(ネグミ チョンサグァン) キム・ビョンの首吊り〇体が発見されます。

従事官は非番であったため、何者かが〇体を持ち込んで吊るしたと思われます。

死体の背中には蝋で「汝守王材乎(汝、王材を守れるか)」と書かれていました。

これは以前、元で使われた暗号の残し方でした。殺人には明が関与しているのかもしれません。

重臣たちは世子の身を案じますが世子は外で弓の稽古をしています。

代わりに、王の三男・忠寧大君(チュンニョンテグン)が行方不明です。犯人は忠寧大君が王材だと思っているのでしょうか。

王子が行方不明ですが、王は厳戒令を出さず、王子の安全よりも会談を優先すると言います。

世子は父親のこの決定に憤ります。

忠寧大君の妃・シム氏は、父親に忠寧大君の置き手紙を渡します。手紙には「今夜必ず会わねばならぬ人がいる」とありました。

世間と接点の少ない大君が会う人物は、大君たちの師であるイ・スしかいないと思い、シム氏はイ・スに会いに行きます。

イ・スは「王に王座を捨てるよう、朝鮮という国名も捨てるよう忠告しろ」と言います。また「真実ではない例の文言に関わりたくない」「忠寧大君は王材ではない。王になれる器ではない」と言います。

2話「建国の刀」

大君誘拐に関わっているとして拘束されていたイ・スは「忠寧大君は王の素質がない。うぬぼれが強く、口ばかり達者だ」と言います。

誘拐された忠寧大君はオク・ファンに助けられました。商人を名乗るオク・ファンは、実は、高麗皇族で高麗復興勢力の首長でした。

「大君の命を奪い、王宮の柱に吊るすべきだ」というオク・ファンの護衛のムビに、「あの子は王材になるだろう。王の器に育て上げる。兄に食いつき、父の胸に杭を打ち込む、最後には朝鮮王朝を血なまぐさい権力争いの場にする火種だ」とオク・ファンは言います。

王の護衛カン・サンインが忠寧大君を探しに行きますが、大君をさらった者たちが〇されており、大君の姿はありませんでした。さらに、大君を襲った者と王后の弟ミン・ムグの私兵に関わりがあることに気づきます。

イ・スは容疑が晴れ解放されます。

兄弟間の争いを避けるため、世子以外の王子は政治に興味を持ったり勉学に励む事は禁止されていましたが、忠寧大君は政治や学問に興味を持っていたため、イ・スは以前から忠寧大君を心配していました。

オク・ファンの屋敷を出発した忠寧大君は、帰宅せず町を見物することにします。

明の使節が滞在する太平館を大君が通りかかったときに、王室に不満を抱く者が太平館を襲う事件が起こります。

その頃、オク・ファンは、高麗貴族と高麗に忠誠を尽くした忠臣のために祭事を行なっていました。「甲戌(こうじゅつ)年の悲劇を忘れてはならない」オク・ファンたちは高麗王族復興を誓います。

甲戌年(1394年)、朝鮮王は、高麗王家を江華島(クァンファド)と巨済(コジェ)に移すと言って船に乗せ、その船を沈没させ、海に葬ったとされています。生き残った者は王(ワン)氏の姓を隠し、全(チョン)氏、田(チョン)氏、玉(オク)と名乗り生き延びました。

太平館が襲われたことに明の使節ファン・オムは怒ります。

王と重臣は、使節の怒りを鎮めるため、世子に王の謝罪文を持って行かせようと考えますが、忠寧大君が見つからないこと、明は自分を婿にしようとしていることを理由に世子は従いません。

世子は明の属国になることを恥と考えますが、世子の叔父(王后の弟)が「王位継承のために力が必要だ」「父王の時代は終わった、父王の権威は失墜した。新時代を築こう、世子様の時代を」と説得し、世子は太平館に向かいます。

しかし、式典で、明の使節は世子から受けた盃に口をつけず酒を捨てました。「自国の民を監督できない世子は名誉を守る資格などない」と使節の怒りは収まりません。

王は太平館を襲った者を自ら罰したと言い、血の付いた刀を使節に渡します。

そして「余の刀を持ち帰れば、今、明で皇帝の右腕となっている鄭和(チョンファ)よりも株が上がるだろう。

鄭和は軍を従え列強に忠誠を誓わせているが、そなたは話術のみで朝鮮の忠誠を得た。

朝鮮の世子を婿に取るのは、朝鮮が女真、日本、蒙古と結託して明を圧迫しかねないと恐れているからだ。

今日そなたに朝鮮を建国した刀を渡す。これは何があろうとこの刀を明に向けないと言う誓いだ。

信頼は重要ではない、肝心なのはどんな成果を持って帰国するかだ。

この件が上手く解決すれば、皇帝は朝鮮の忠誠を手に入れ、そなたは権力と富を手にできる。私は息子を手放さずに済む」と説得します。

忠寧大君は、市場で亡くなった商人の店を、別の商人が奪い合うのを見て説教したため、乱闘騒ぎに発展します。

忠寧大君は商人たちと共に牢に入れられてしまいました。

牢の中で忠寧大君は「朝廷に命令されて店を閉めるに、保証金は役人が着服している。今の王は国を乗っ取った。だから、その下で働く役人も盗人だ」と商人が話しているのを聞き、「自分がこの問題を解決したら、王様を侮辱した罪を償って欲しい」と言います。

まもなく商人も大君も牢から解放され、解放された忠寧大君は、聞き知ったことを王に訴えようと申聞鼓(シンムンゴ)を叩きます。重臣たちは父王への非難だと忠寧大君の行動を警戒します。

感想

『恋人~あの日聞いた花の咲く音』が途中ですが、大王世宗のネタバレを少しずつ書いていきます。『恋人』は、切なすぎて、見られなくて…(泣)。ですが、とっても大好きなドラマなので、終わりも近いのですし、ゆっくりじっくり大切に観賞して記録していきたいと思います☆

『大王世宗』は2008年のドラマなので少し古いです。86話と、久しぶりの長編ドラマの視聴です(長編ドラマは、イ・ビョンフン前作品と、華政を視聴済みです)。

『太宗 イ・バンウォン』も以前視聴しましたが、『太宗 イ・バンウォン』とは太宗も世子も忠寧大君も全く違い戸惑います。世子は政治的意見を持った『イ・バンウォン』よりはマシな後継者として描かれています。

こちらのドラマでは、忠寧大君に聡明さはなく、生意気で身の程知らずな王子に描かれていますね。これからどのように成長していくのでしょうか。

大王世宗 1話、2話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆