御史とジョイ 11話、12話 ネタバレと感想

11話

死んだと思われていたイオンは、実は生きており、爆発の瓦礫から脱出し、テソとドスのいざこざを目撃していました。その後、イオンはテソとドスの後を密かに追い、身元を調べます。

ジョイは、尾島(ミド)トロクソンという文字と帳簿に残された印を手掛かりに母を探すため江華島(クァンファド)に行きます。

カン・ハンギの元に、鉱山が爆破してしまったと報告が入ります。トロクソンに支払う銀貨がないので、力づくで煙硝を奪うとハンギは言います。

トロクソン=女統領は、日本人商人がコクドゥ商団に渡す予定だった銃を、倍の値段で横取ります。約束を守らない事への見せしめだと言います。

ジョイ、ビリョン、グァンスンは、島に上陸し、カン・ハンギが海に何かを捨てるのを目撃します。

そして、ハンギに道を聞きます。「コリ島か尾島というところをご存じないですか。トロクソンという人を探しています。確かではないですが、その人が私の母ではないかと思って…」と話してしまいます。

ハンギは3人をコクドゥ商団に案内し、倉に閉じ込めます。

トロクソンの元に「代金を払う」と連絡があり、トロクソンはコクドゥ商団に向かいますが、嫌な予感がします。

商団にやってきたトロクソンにハンギはジョイを見せますが、トロクソンは「必要なのは清の捕虜を救うための銀貨だ。それ以外はいらない」と言います。

ハンギ「それならぶつ切りにして魚の餌にします」

トロクソン「好きにすればいい。その代わり私も行首の大切なものを海に沈めることにする」

ハ「望みは何?」

ト「ただちにその3人を島から追い出せ」「銃は煙硝の代金を支払うまで担保として預かっておく」

トロクソンの方が上手でした。

ハンギは3人を船に乗せます。トロクソンは遠くからジョイを見送っていました。ジョイは母が誘拐された時に、何もできず隠れていた自分を思い出し泣きます。

イオンは1人で捜査を続け、烏頭を売っているのは江華島のコクドゥ商団、行首はカン・ハンギと調べ上げます。

領議政(ヨンイジョン)が朝廷で大提学(テジェハク)の罷免と極刑を求めていると、〇んだはずのイオンが入室してきました。「真犯人をあぶりだすために死を偽装し葬儀を行った」とイオンは堂々と宣言し、捜査報告をします。

「権力を笠に地方の役人と結託し民から搾取し、あらゆる不正を働き、国の税を横領した邪悪な連中の黒幕を突き止めました」

イオンの祖母の使いで王宮に向かっていたユクチルとクパルは、王宮から帰宅するイオンに遭遇し、驚きのあまりに倒れてしまいます。

漢陽(ハニャン)に着いたジョイは、放心しながらイオンの家に向かい歩いていました(イオンはペッキ峰でジョイに自宅の場所を教えていました)。すると〇んだはずのイオンに道端で会います。ジョイはイオンに抱きつきます。

6人は漢陽で再会しました。

12話

イオンは祖母に怒られながらも受け入れられます。

鉱山を失い父に見捨てられたテソは、王と父を〇すと誓います。

トロクソンは娘を心配します。

イオンは報告書を提出します。

「パク・テソ他3名は、ソヤン商団、コクドゥ商団を拠点とし、銀の密造と銃と火薬の売買を行っています。首領のパク・テソは領議政の庶子で、海運判官(ヘウンパングァン)を〇したパク・ドスは嫡子です。

よって、背後には領議政パク・スンがいると思われます」

領議政は捕らえられます。

漢陽で暮らす家を探していたジョイ達は、詐欺師に騙されそうになったところを幼馴染のスンユルに助けられます。

イオンは、同僚から弁当代として貰った飾り紐をジョイに渡そうと街を歩いていると、ジョイがスンユルと楽しそうに話しているところを見てしまいます。

感想

イオン様、やっぱり生きてました!お葬式までしてしまったお祖母様は、周りに何と説明したら良いのやら(^-^;

ジョイは母親に会えましたが、何とも最悪な再会でしたね。

領議政があっさりと捕まり…ですが、このまま地位を失う領議政ではないはず!

御史とジョイ 11話、12話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 10話 ネタバレと感想

10話

ジョイは、帳簿の中に「トロクソン(海の妖怪)」という文字と一緒に、見覚えのある印を見つけます。それは、自分の衣に縫われている印と同じものでした。

イオンは海運判官(ヘウンパングァン)〇しの犯人と間違えられ投獄されますが、ジョイが御史(オサ)の身分証を持って行き、解放されます。

海運判官を見張っていたはずのビリョンが行方不明で、兵士のような人々とペッキ峰に向かっていたと目撃証言があります。誰かに捕まったのかもしれない、とジョイは推測し、イオン一行は役所の兵を同行しペッキ峰の鉱山に向かいます。

ドスはテソの隠れ家に来て、鉱山を渡せと言います。そこにイオン達も到着します。追い詰められたテソは、予め用意していた地雷に火をつけ鉱山を爆破させます。イオンは瓦礫の下敷きになり、出て来られなくなってしまいました。イオンは死んでしまったと、皆が涙を流します。

漢陽(ハニャン)のイオンの実家では、遺体がないまま葬儀が行われます。イオンの祖母は自分が科挙を勧めたせいでイオンが死んでしまったと悔います。

ドスから「父さんにテソを〇せと言われた」と聞いたテソは、実家に帰り父とドスに剣を向けます。

父が大切にしている家系図に剣で穴を空けると、父も本性と本音をテソにぶつけ、家系図でテソを殴ります。

テソは父を抱きしめ、父に貰い大切にしていた笠の飾り紐を捨てます。

「父上の言いつけを守っても認めてもらえないのは、私が至らぬせいだと己を責めました。

一族の迷惑にならぬようひっそりと隠れ住み、昼夜を問わず父上の命令に従うだけの人生でした。

ですがどうやらそんな努力は無駄だったようですね。

己の全てをかけた鉱山まで失ったというのに、それすら私のせいだと責めるのですか。

これ以上私はこれ以上、何をどうすればいいのですか」

テソは涙を流し訴えますが、テソの気持ちを理解しようとする人などいません。

父「その気になれば私がお前を〇すことなど朝飯前だ。お前が消えても我が一族には何の影響もない。だがお前は後ろ盾を失えば相当生きづらくなるはずだ」

テソは父に拝礼をして去って行きました。「どうかお体を大切に」

父親は、ドスの罪をテソに擦り付けて〇そうと考えます。

イオンの死は、部署のトップ・大提学(テジェハク)にも伝わります。

領議政(ヨンイジョン)は、次々と御史が死に職務を全うしないのは弘文館(ホンムングァン)の大提学のせいだと、大提学の官位を取り上げ極刑にしてほしいと王に訴えます。

感想

テソは、やはり捨てられてしまいました(>_<)父親にあそこまで言われるなんて辛すぎます。

イオンは、生きていますよね?主役ですから、大丈夫ですよね?

御史とジョイ 10話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 8話、9話 ネタバレと感想

8話

大提学(テジェハク)から「忠清道(チュンチョンド)に行った御史(オサ)から、海運判官(ヘウンパングァン)について重要な報告が届いた」と聞いた領議政(ヨンイジョン)は、忠清道から戻ったばかりのドスをもう一度テソの元へ行かせます。テソに海運判官を始末させるつもりです。

ドスは「庶子であるテソの羽振りがいいのは、何か秘密がある、テソの秘密を明かす」と父親に言い、出発します。

イオン達と旅芸人はペッキ峰に潜入しますが、すぐに見破られてしまいます。絶体絶命と思われましたが、イオンは世子の護衛を務める翊衛司(イグィサ)を旅芸人として同行させていました。翊衛司とテソの兵が戦います。

ジョイ達は証拠を探します。

テソ、マルチョンは『配当証書』だけを持って逃げます。この帳簿には、テソの父・領議政の名前が載っており、それだけは守れましたが、他の帳簿はジョイ達に奪われてしまいました。

江華島(クァンファド)の煙硝の取引も延期します。

ビリョンはソヤン商団で独り、海運判官と吏房(イバン)を見張っていました。

ビリョンがうたた寝した隙に海運判官が縄を切って牢を抜け出しますが、ちょうどその時、ドスがやって来て海運判官を〇します。

江華島の女統領の元に、取引を5日後に延期してほしいと連絡が入ります。女統領はチ・メンスとカン・ハンス行首を脅し、3日後までにと約束させます。

カン行首の元に「ポルトガルから長崎への船に銃を積んだ」と書状が届きます。

吏房は牢から逃れていました。

テソの兵を鎮圧した後、翊衛司(イグィサ)はイオンに「世子様が亡くなった頃の内医院(ネイウォン)の記録が無くなっていたが、当時勤務していた女官から処方箋を入手した」「ビャクレンと犀角(サイカク)は決して烏頭と併用してはならぬと書かれています」と処方箋を渡します。

世子には烏頭を1匁半(1もんめ半)も処方されていました。一度に服用するには量が多すぎます。

9話

ビリョンはドスに捕まりますが、ドスとテソが兄弟だと見抜き、テソの命令で海運判官を見張っていたと嘘をつきます。さらにペッキ峰の鉱山まで案内すると言って、その場を乗り切ります。

一方のジョイはペッキ峰で義母を見かけます。息子のチュハンが賭博の借金のせいでペッキ峰に売られた、息子が心配で追いかけてきたと義母は言います。

さらに義母を追いかける途中で烏頭畑を見つけます。

ペッキ峰から帰宅する義母は吏房に会います。義母は、御史がペッキ峰にいると話してしまいます。

イオンは一人でペッキ峰の入口を探しに行き、ジョイとグァンスンは帳簿の内容を確認する仕事を任されます。

テソはペッキ峰に繋がるあらゆる道に御史対策の罠を仕掛けていました。

イオンは入口を見つけられずに戻ってきます。

マルチョンの話しから、広興倉(クァンフンチャン)はマルチョンと繋がっていないことを思い出し、イオンは広興倉を管轄する役所に行き協力を要請することにします。

広興倉に海運判官の遺体が運ばれてきます。傍には「背丈6尺の長身で、すらりとした体格の青紫色の衣を着た両班(ヤンバン)が、海運判官様が亡くなる前に大声で脅しているのを目撃しました。通りすがりの者より」という置き書きがありました。

そこへイオンが入って来ます。書状の容疑者と一致する(背丈6尺の長身、すらりとした体格、青紫色の衣を着た両班)イオンは捕らえられそうになります。

感想

海運判官〇しの犯人について投書したのは吏房だと思われますが、容疑者の身なりそっくりのイオンが役所に入って来て、捕まりそうになったりと、こういったコミカルなところがこのドラマの面白さです。

これを言ってはドラマとして成り立たなくなるのですが、見張り一人はダメ(笑)逃げられるフラグでしかないですよね。しかも、女性一人に、あんな屈強な海運判官を任せるなんて、どういうつもりでしょうか(^-^;

テソは初めて見た時にサイコ感が強烈だったのですが、その後は、父親に愛されたい認められたい可哀そうな子犬のような印象しかなくて…。その兄弟のドスもなかなかのサイコです。表情がころころと変わり、笑顔でとんでもない命令をしたりと、ドスは父に愛されて甘やかされて育ちましたが、不正を働き、邪魔者は平気で〇す父を見て育ったので、普通の人の感覚は持ち合わせていないですね。

領議政である父は、どう見てもテソを大切にしていないのですが、テソは父に認められたい、父を守りたい、と父親の罪を隠すため帳簿を持って逃げたり健気なところもあり、切なくなってしまいます。きっと父親に認められる日は来ないのに。

それにしても本当の兄弟のように似ています。

御史とジョイ 8話、9話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 6話、7話 ネタバレと感想

6話

マルチョンとテソに捕まったイオン達を助けるために、ジョイはイオンの妻のふりをし兵が来るまで時間を稼ぎます。

ビリョンの兄・オムジョクが兵を呼んできて、テソ、マルチョンを捕らえ、イオンは取調べのために二人を漢陽(ハニャン)の義禁府(ウィグンブ)に移送します。黒幕を捕らえるための作戦です。

マルチョンの家で働いていた子ども達と女性達は江華島(クァンファド)に行くことにします。ジョイも母親を探すため同行すると言います。

ユクチルは、グァンスンからテソについての情報を聞きます。マルチョンが唯一恐れる男で、ペッキ峰に籠って何かをしている、高官の庶子と聞いた、と。

テソが御史(オサ)に捕らえられたと領議政(ヨンイジョン)の元にも知らせが届きます。義禁府(ウィグンブ)の判事(パンサ)とは派閥が違うので義禁府への移送を何としても防がなければなりません。

領議政のぼんくら長男のドスがテソの救出に向かいますが、テソは仲間のチ・メンスに助けられた後でした。

解放されたマルチョンは、ジョイと使用人達を捕らえに行きます。

使用人達は江華島行きの船に乗ります。

7話

江華島行きの船に乗り、出航を待つ、ジョイ、グァンスン、ビリョン。ジョイはボリの遺品の中にあった帳簿を持ってきていました。グァンスンが、帳簿が重要な証拠になると気づき、3人は船を降りイオンの元に戻ろうとします。

チ・メンスによって解放されたマルチョンは、部下を引き連れジョイたちを捕らえに来ます。

ジョイ達は何とか逃げ切り、さらに、マルチョンの部下を一人捕らえることができました。

部下は「チ・メンスがマルチョンを助けた。自分は母を人質に取られて仕方なくマルチョンに従っていた。マルチョンやチ・メンスが、農民から巻き上げた穀税や品物を売りさばいた金で、パク・テソのペッキ峰の製錬所を動かしている。製錬所では銀鉱石から銀を取り出している」と自白します。

ジョイが持っていた帳簿は、横領に関わっていた者の名簿でした。帳簿が完全な形でしたらすぐに証拠として使えましたが、遺品を整理した時に誤って一部を燃やしてしまいました。

ジョイの話を聞いたイオンは、ボリの死は事故ではない可能性があると気づきます。

イオンは、海運判官(ヘウンパングァン)の妻の従兄の甥と偽り、判官の家に入り込みます。判官が帰宅すると、イオンは身分を明かし、『報告書目録』を見せ海運判官に問います。

「穀物の運搬記録の帳簿を見たら、先日ケファ村で沈没した漕運船の記録があった。記録によると嵐に遭い沈んだにも関わらず、死者や行方不明者は出なかったと」

海運判官「幸い近くにいた軍船に発見され全員が救助されたのです」

次に『漕倉運営記録』を見せます。

「船所の記録によると、事故があった日に軍船は一隻も出航していませんでした。近くに軍船など一隻もなかったのに、誰がどうやって救助したのでしょう」

判官は答えられません。

イオン「証拠を隠蔽し〇人の教唆をした挙句、事件そのものを葬ろうとした黒幕は誰ですか」

判官は横領と証拠隠滅の疑いで捕縛されます。

チ・メンスの誕生日には、いつも旅芸人を連れてきて祝うというので、ジョイたちは誕生日に呼ばれた芸人一座を探し出し、一座に紛れペッキ峰に行くことにします。

芸人一座を探す途中で、ジョイは吏房(イバン)を見つけ、彼を捕まえます。海運判官と吏房を牢に監禁し、霊力を持つビリョンが、霊力を使って吏房を自白させます。

「あの日郡守(グンス)様の命を受け、ボリの店へ帳簿を探しに行った」

イオンはクパルを会賢洞(フェヒョンド)に送ります。会賢洞は世子の屋敷です。そこから助っ人を呼ぼうと考えます。

海運判官が御史に捕まったと、テソやマルチョンも知ることになります。海運判官が関係しているとばれたなら、ケファ村から来た女が御史に帳簿を渡したのだろうとテソは推測します。

テソは宴会の後に約束の銀を持って江華島に行くと言います。海運判官が捕まったので計画を前倒しにする、煙硝の取引には自分が行くと言うテソに、チ・メンスは計画を中止しようと言いますが、テソは聞きません。

感想

テソ父・領議政は、テソが捕まったと聞いても、テソの心配はせず、保身ばかり考えているのです。本当に最悪な父親ですよね。

細かいことを気にしてはいけないですが、船に乗るお金や宿に泊まるお金はどこから出てきたのでしょう。グァンスンさんは使用人でしたし、ビリョンも孤児で、ジョイは婚家から出てきたばかりです。大勢の子ども達が船に乗るお金はどこから捻出したのか(イオン様?)、3人が船を降りた時に「返金できない」と言われても、全く構わないと言う態度で、おかしいと思いました。他のドラマでは、貧しい人は船に乗るお金を作ることもできず逃げられないというのが定番なので。

漢字を読めるグァンスンにも何か秘密がありそうですね。「グァン」は「光」ですよね、両班のような名前です。

御史とジョイ 6話、7話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 5話 ネタバレと感想

5話

暗闇の中で幽霊を目撃し、ユクチルとクパルは気絶します。

幽霊が死んだボリにそっくりだったので近づいてみると、幽霊ではなく、幽霊に変装した女性と子ども達がいました。

女性も子ども達も賑場(チンジャン。孤児院)で育ったと言います。

子どもの一人が、烏頭に触れて目がかぶれたと言うので、イオンは詳しく話を聞きます。

留接所(ユジョプソ。孤児を救う中央の施設)では10歳になると使用人に出されますが、子ども達は使用人として送られたソヤン商団から逃げてきたのです。商団長のチャ・マルチョンは悪徳商人で、子ども達を虐待していました。

使用人が主人を訴えることは、法で禁止されているため、状況を知った大人が子ども達を逃がし、逃げてきた子ども達は祠の近くに住んでいました。幽霊のふりをしていたのは人を寄せ付けないためだったのです。

女性と子ども達は、じきに、身寄りのない子どもや還郷女(ファニャンニョ。清に献上され帰国した女性)の村がある江華島(クァンファド)に行くつもりだと言います。ジョイの母も還郷女なので、母に会えるかもしれないとジョイは興味を持ちます。

イオンとジョイらは、商団から子ども達を逃がす手助けをします。商団にはグァンスンという女性の使用人がいて、ジョイは彼女に近づきます。

イオンの使用人のクパルが女装しチャ・マルチョンの屋敷を見張っていると、マルチョン本人に声をかけられ屋敷の中に案内されます。

マルチョンは王宮に献上されるはずの食材や高価な品々を横領し贅沢な生活を送っていました。

テソもやってきてマルチョンと酒を飲みます。

テ「後任の御史(オサ)が捕まるまでは気をつけろ」

マ「始末したやつとは別のやつが派遣されたのか?」

テ「手下を放ったが、しっぽが掴めん」

テソはイオン達を警戒します。

屋敷の中で帳簿と烏頭を探していたユクチルとイオンは、マルチョンとテソに捕まってしまいます。

テ「司憲府(サホンブ)の者か?」

身分がばれそうです。

感想

還郷女(ファニャンニョ)の女統領役の女優さん、見たことがあるけれど、どこで見たのか思い出せず調べました!『キム・スロ』で、息子を伽耶国初代王に就けることに人生を費やしたチャンギョンでした!役柄が変わると全然わからないですね!名女優さんです。

御史とジョイ 5話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 4話 ネタバレと感想

4話

刺客は口の聞けない者でした。また、刺客の使った矢には烏頭(うず)が塗られていました。烏頭は王宮で使う薬剤で、使い方によっては薬剤にも猛毒にもなるものです。民間では使われていません。

イオンは、世子が亡くなる前に烏頭を処方され飲んでいたのを思い出します。世子のためイオンはこの事件を追うことにします。

ジョイは苦しい生活の中で貯めたお金を義母に渡し、髪を下ろし家を出て行きます(既婚者のヘアスタイルから、未婚者のヘアスタイルに変えました)。

イオンはまだいるかと役所を尋ねると、イオンはもうおらず、ジョイに地図を残していったと言います。

地図を追うと、海の見える高台に小さなお墓がありました。ジョイは、ボリが作っていた産着を墓に埋め、別れの挨拶をします。

村を出て行くジョイを村人が温かく送り出します。村のおばあさんが、両班の家にだけ植える貴重なノウゼンカズラの種をくれました。花言葉は“名誉” 炎天下でも花を咲かせると言われているようです。どこへ行ってもくじけず逞しく生きて、とおばあさんは応援します。

テソは取り巻き達と妓楼におり、銀鉱石から純銀を取り出す灰吹法に成功したと報告します。

「銀の抽出法を軽視するとは王様はおろかだ」「テソは王様よりも立派だ」「世の中を牛耳るのは王ではなくテソになるだろう」と取り巻き達もテソを持ち上げます。

テソは王に恨みがある様子です。「王たるものが世の中がどう動くかも知らず、王座を守る事だけに汲々としている」

そこへ領議政(ヨンイジョン)がやって来てテソを殴ります。「お前に使い道があると思った私が愚かだった」「どうして、ことを静かに進められぬのだ、なぜ人を使った。お前のせいで忠清道(チュンチョンド)の倉が襲われたと噂が広まった。私の手でお前を葬るべきだと思わぬか?」

テソは土下座し「私は父上の為にやれと命じられたことは何でもしてきました」と許しを請います。

「これしきのことも満足にできぬのか!暗行御史(アメンオサ)は始末できたが、帳簿は見つからないそうだな。弘文館(ホンムングァン)出身の後任の御史(オサ)がお前を追うことになるだろう。私の考えを言うか?この際、お前が全ての罪を被り、御史に捕らえられ、この世から消え去ってほしい」

領議政はテソを抱擁し「父を失望させるな、息子よ」と言い笑顔を見せます。テソは手下に「後任の御史を〇せ。御史であろうとなかろうと皆〇しにすればいい。御史が任務を終え漢陽(ハニャン)に戻れば、お前たちの命はないと思え」と命じます。

イオンは、漕運船に積まれていた税穀の倉庫に向かいますが道に迷います。

ジョイは漢陽で服を作る仕事をし、清に捕らわれた母を探すつもりですが、ジョイもまた道に迷ってしまいます。

迷ったジョイは山の中の祠(ほこら)に行きつきます。

そこへ偶然イオン達もやって来ます。

祠の前にいたジョイを“拾妾(スプチョプ)”を待っていたのだとイオンは勘違いします。拾妾とは、離縁した女が祠の前に立っていたら、最初に前を通った男がその女を妻にしなければならない風習ですが、最初に通ったのはイオンでした。イオンもジョイもお互いを良く思っておらず、二人とも婚姻する気はありません。

言い争いをしていると、ジョイ、イオン、ユクチル、クパルの4人は盗賊に捕まってしまいます。

盗賊がイオン達を土に埋めようとしている時に、チャ・マルチョンが通りかかります。盗賊は「また御史狩りにでも行くのですか」とマルチョンに話しかけます。

4人を埋める途中にどういうわけか盗賊が去って行き、4人はなんとか命拾いをし穴から這い上がります。

感想

ジョイが村を出て行くときに、ジョイの足元にピンク色の何かが落ちていて、クローズアップされました。あれはなんでしょうか。重要な伏線?

領議政は人の操り方を熟知している人間です。初見でサイコ感が極まっていたテソは、父の前では子犬のような表情をしていて、裏表のある父親の方が何倍も怖いです。テソの人格がおかしくなったのは、完全にこの父親のせいですね。

世子のモデルは、清に行っていて、朝鮮に帰国後亡くなったソヒョン世子のようです。

御史とジョイ 4話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 3話 ネタバレと感想

3話

ジョイは「ボリに証人を頼んでいたのに、来なかった、約束を破るような人ではなかったのに」「恨まれるような人ではなかった」と呟きます。

パク御史(オサ)とボリの死について疑問を持っていたイオンは、暗行御史(アメンオサ)として捜査することにします。

村人に聞き込みをすると、

「船はまるで誰かがわざと穴を空けたようだった」

「死体は見つかっていない」と情報があり、ますます怪しいです。

ジョイはボリの遺品の中から役所の帳簿を見つけます。郡守(グンス)が預けた物だと推測したジョイは、郡守の家に行き「帳簿を渡す代わりに、協議離縁を求めるので離婚を認めて欲しい。証人が亡くなってしまった」と取引を持ち掛けます。

イオンが役所に行くと吏房(イバン)がパク御史の遺体を密かに処分しようとしていました。

翌日、ジョイの協議離婚訴訟で離婚が認められ、郡守が役所の受理印を捺そうとした時に、暗行御史が役所に入って来たため、村人も役人も地面にひれ伏します。

屋根の上から自分を狙っている刺客がいると気づいた郡守は、御史に不正を告白し、漢陽(ハニャン)に移送してくださいと言います。

しかし、イオンは郡守に「汚職や悪政ではなく〇人について調べている。前御史は、この地の税穀と兵糧を調べていたが、報告書を送ったのち突然失踪した。そなたは御史の遺体を部下に命じて遺棄しようとした、なぜだ。〇因の隠ぺいか?」と聞くので、立場が悪くなります。

郡守は「身元を確認するために役所に運んだだけだ」と言います。

イオンがパク御史の馬牌を見せ「身元が御史だと知っていたのでは?」というと、役所の下働きが「郡守は知っていた」と自白し、船を見つけた村人も「遺体を見つけた時に郡守が『漕運船と共に沈めて片付けたのに…』と言っていた」と証言します。漕運船は特別な木材で作っているので、座礁することはめったにありません。

「郡守は汚職が暴かれることを恐れパク御史を〇害し、証拠を消すために漕運船を沈め、さらに見つかった御史の遺体を始末しようとした」イオンが役所を封鎖し、官印を押収しようとすると、離婚受理書にまだ印を捺してもらっていなかったジョイが立ち上がります。

ジョイは、御史が昨日の「判官の従者」だったと気づきます。ジョイが呆気に取られている間に、義母が離婚受理書を破いてしまいますが、イオンはジョイに頼まれていた協議離婚の訴状を出し、印を捺します。晴れてジョイの離婚が成立しました。

しかし、その隙に刺客が郡守に矢を命中させ、〇します。距離があるように見えましたが、一発で胸に命中させる凄腕の刺客でした。

イオンとジョイは刺客を追い、ジョイの助言により刺客を捕らえることができました。

これから一人で暮らしていくジョイのために、イオンは刺客を捕らえた褒美を授けたいと言いますが、ジョイはボリのお墓を作ってあげたい、報奨金は要らないと断ります。

イオンは世子を兄のように慕っていたようです。

世子は大切な人を守るために剣を覚え、イオンは大切な人を笑顔にするために食べ物に詳しくなりました。いつもイオンを大切にし守ってくれた世子…毒殺のような描写もありましたがどうして亡くなってしまったのでしょうか。

海運判官(ヘウンパングァン)は御史の殺害と横領の件で領議政(ヨンイジョン)に助けを求めますが、領議政は自分で後処理せよと冷たくあしらいます。

感想

ボリの恋人、郡守様が早くも退場!郡守は、地域都市の首長で、従4位。暗行御史は、それより上の地位なのですね。郡守も頭を下げていました。

コミカルで、テンポも速く、間延びせず見やすいです(長編時代劇でしたら、2話はまだ主人公の子ども時代ですので)。

御史とジョイ 3話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 2話 ネタバレと感想

2話

怒ったジョイはボリの家に行きますが、ボリは家にはいません。

料理屋を営んでいるボリの家に食事をしようとやってきたイオンが、ここでジョイと出会います。身分を隠すため、使用人のユクチルと服を交換していたイオンは「物乞い」と間違えられます。

ジョイはボリを探し歩きますが、なんとボリの遺体が河に浮かんでいました。ボリと交際していた郡守(グンス)もボリの遺体と対面します。

郡守はボリと二人で住む家が欲しくて、海運判官(ヘウンパングァン)に言われるがまま漕運船(そううんせん。国に納める穀物を運ぶ船)の物を盗んでしまったため、判官と手を切って逃げようとし、帳簿をボリに預けていました。

ジョイはボリのお葬式をしてお墓を建てたいと役所に申し出ますが、身分の低いボリの遺体は適当に処分され、郡守も見て見ぬふりをします。

海へ沈めたはずのパク御史(オサ)の遺体が発見され、郡守は動揺します。その上、ボリが〇んだので命綱である帳簿の在り処もわかりません。

一部始終を見ていたイオンは、遺体が身に付けていた馬牌(マぺ、身分証)から、遺体は失踪していたパク御史だと気づきます。

イオンはユクチルに、漢城府(ハンソンブ)戸房(ホバン)の判官(パングァン) オ・ドンニプを名乗らせ、「実家に帰省する途中に盗賊に荷物を奪われたので役所で食事をさせてほしい」と吏房(イバン)に対し演技をさせます。司憲府(サホンブ)のオ氏と親戚だと圧力をかけ、なんとか役所に潜り込みます。

※オドンニプ=桐の葉

ジョイは天涯孤独だったボリの自宅を片付けます。

吏房はボリの家に帳簿を探しに来ますがジョイがいるため家に入れません。吏房はここに来た事を誰にも知られたくありませんが、ジョイを探しに来たジョイの義母に見られてしまいます。

領議政(ヨンイジョン)が白鳩を買いにペットショップに来ると、ドジョウを買いに来たという大提学(テジェハク)に会います。

大提学「丹頂鶴の餌用にドジョウを買いに来た」「鶴が虫を食い尽くしてしまって」「ドジョウを飼っているようですね、鶴に食べられないようご用心を」

領議政「ご自分のことを鶴だと?王という鶴の前ではそなたも私もドジョウに過ぎない」

大提学「鶴は飼い馴らしても、切った羽が治ると飛んで行ってしまう。いつまでも領議政様の籠の中にはいません」

領議政「私の鶴は逃げてもそなたのところへは行かぬ」「ドジョウを買って、鶴に食べさせるが良い」

領議政は店から出ます。「御史一人始末できずにこんなことになるとは、テソは一体どこで何をしているのだ」

テソは鉛から銀を抽出していました。

一緒にいた海運判官は、帳簿を探し、郡守の交際相手がボリと突き止めたのですが、「脅したら女が足を滑らせて河に落ちた。帳簿がまだ見つからない」「領議政様は何をしているのだ?漢陽からまた御史が派遣されてきたら…」と言います。

テソは海運判官の頭を石で殴ります。「村に火を放ってでも見つけ出すべきだ。郡守でも御史でも誰を〇してもいい。必要なのは帳簿だ」

ユクチルは両班として、イオンとクパルがその従者として、郡守の元に潜り込みます。

来る途中に遺体を見たと切り出すと、郡守は明らかに動揺します。

ユクチル「なぜそんなに驚かれるのですか。私が見たのは村の女だが」

ユクチル「普通は人が〇ねば遺体を解剖して調べるのでは?」

郡守「事故〇なので解剖は必要ないでしょう」「あの子の料理は本当に美味かったのに…」

ユクチル「しかし妙ですな。身重の女が渓谷の冷水を浴びに行きますか?どうやって山に登ったのでしょう?」

郡守「女が身ごもっていたことをなぜご存じで?」

ユクチル「村人が話しているのを聞いたのだ。郡守殿はどこで知ったのですか?」

郡守「村の娘のことですから私の耳にも入って来ました」

ユクチル「婚姻もしていないようですが、もしや事故〇に見せかけて〇害されたのでは?」

郡守は怒ります。

ユクチル「確かにそんなことはないと思いますがね、飯屋の女が恨みを買うとしたらせいぜい…痴情のもつれくらいでしょう?」

郡守は冷静を装いますが、明らかに様子がおかしいです。

ユクチル「先日、忠清道(チュンチョンド)に監察に行った御史がなんとも憐れな姿で…」

郡守は立ち上がります。「そんなバカな!帰庁したですと!何かの間違いでしょう。戻れるはずがないっ…」

ユクチル「忠清道ではなく京畿道(キョンギド)の御史でした」

「食事が済んだらお引き取りください」郡守は3人を追い出します。

吏房はジョイの義母に捕まり、嫁の愚痴を聞かされていました。

ジョイがボリの遺品を整理していると、昼間ボリの家に来たイオン達がまたやって来ます。

ジョイは、漢陽府 戸房の判官のふりをするユクチルを本物の両班だと思い込み、3人をボリの家にあげ、離婚訴訟の訴状作成を手伝って欲しいとお願いします。

義母がボリの家にやってきて、嫁が男といたのを見て浮気だと勘違いします。義母に暴力を振るわれるジョイをイオンが助けます。

感想

テソのサイコパス感が極まっていました!キーパーソン間違いなしですね!

御史とジョイ 2話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 1話 ネタバレと感想

1話

嵐の海、船に乗っていた暗行御史(アメンオサ)から何者かが帳簿を奪います。船は海へ沈み…。

弘文館(ホンムングァン)に勤める美食家のラ・イオンは主席で科挙に合格するも仕事には興味がなく食べ物のことばかり考えています。

ある日、京畿道(キョンギド)に派遣された一人の御史が憔悴した姿で王宮に戻り、役人たちの間では「暗行御史になるとひどい目に遭う」「長く険しい道をろくな食べ物もなく歩かなければならず、命の保証がない」「忠清道(チュンチョンド)に派遣されたパク氏は行方不明だ」と噂になります。

そんな中、イオンは次の暗行御史に任命され忠清道に派遣されます。

どうやら先輩たちが嘘の理由で暗行御史を断ったため、イオンに回って来たようです。昼食時にイオンの弁当を分けた御礼として、イオンが先輩に請求した食材が、家の前に置いてあったのは、せめてものお詫びの品だったのですね。

忠清左道(チュンチョンサド)ケファ村に住むノ氏の妻、キム・ジョイは、怠け者で癖の強い夫と義母に嫌気がさし、役所に離婚を訴えますが、明確な証拠がなく認めてもらえません。

夫の賭博が証明できれば離婚できると思い、友人のファン・ボリにその証言を頼みます。ボリは、未婚の女性で、料理屋を営んでいました。ジョイが訪ねると「郡守(グンス)様の子どもを身ごもったので側室になる」と言います。

ボリは以前、郡守から帳簿を預けられ「二人の命綱だから大事に持っていろ。そのうち発つからいつでも出発できるよう用意をしておけ。今は何も聞くな」と言われたことを思い出しています。

「海運判官(ヘウンパングァン)が村に現れました。今すぐ私に帳簿をください。私が隠します」

訴訟の日、郡守と吏房(イバン)が何やら怪しい話をしています。

証言すると約束してくれたボリは来てくれませんでした。

怒ったジョイはボリの家に行きますが、ボリは家にはいません。

料理屋を営んでいるボリの家に食事をしようとやってきたイオンが、ここでジョイと出会います。

感想

途中、イオンの夢に世子が出て来ていて、これが今後の伏線になりそうです。

御史とジョイ 1話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆