恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 1話 ネタバレと感想

オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。

1話

1659年、孝宗(ヒョジョン)10年春、司憲府持平(サホンブ・チピョン)のシン・イリプは、ソヒョン世子の死亡後に見つかった史書の草稿の中に何度も登場するイ・ジャンヒョンという男の史草の真偽について内密に調査するよう命じられます。

“仕えている者で官吏らしからぬ者がいた

道理を忘れ、世子を惑わし道を誤らせたゆえ

その一党の一人が天罰を受け、正気を失った

王はその者が二度と日を見られぬよう命じた

イ・ジャンヒョン”

史草を読んで恵民署(ヘミンソ)を訪れたイリプは「ソヒョン世子の忠臣だったという男と話がしたい」と医官に訪ねます。

医官は「あの者と会話をするのは無理だ。あの者のことを手厚く世話するよう高貴な方が頼んだそうだが、何年も『時が来ればあの方が私を迎えに来る』と繰り言を言っているような人だ」と言います。

イリプは彼の独房へ行き、イ・ジャンヒョンのことを教えて欲しいと頼みます。

「そなたを迎えに来るのはイ・ジャンヒョンか?イ・ジャンヒョンの話を聞かせてくれぬか?」

牢の中の男は正気を失っているわけではありませんでした。

独房の中にいる白髪の男は、何かを語ろうとします。

場面は回想に変わり、血まみれのイ・ジャンヒョンの描写があります。彼に一体何があったのでしょうか。

「この音が聞こえるか…?花の音…」

23年前の1636年、仁祖(インジョ)14年春、ヌングン里(リ)の両班(ヤンバン)の娘ギルチェは高飛車であざとい性格で、同じ年頃の女性たちに嫌われています。

「運命の人は夢に出てくるナム・ヨンジュン様だ」と信じていますが、妹に「ヨンジュン様はウネさんが好きなの。知らないのはお姉様だけよ」と馬鹿にされます。

「コッタリムにヨンジュン様が来る」と使用人に聞いたギルチェはコッタリムに行くことにし、男という男に色目を使いまくります。

コッタリムが行われるちょうどその頃、宣伝官(ソンジョングァン)のミン・ジニクが、王に「後金に遣わした使臣が戻ったが、後金の王、ホンタイジが自ら皇帝になると宣言し儀式を行った」と伝えます。

重臣たちは後金の国書を受け取った使臣を責めます。

「明が後金と戦を始めて数年が経ちました。敵が攻め入った地域は家が壊されただけでなく、男も女も無事ではいられませんでした。その長を皇帝と崇めるつもりですか」

「女真族の騎兵が1万集まれば、我々に勝ち目はありません。大凌河城(明時代の錦州の前線基地)が陥落しました。敵は破竹の勢いです」

朝鮮は長年、親明政策をとって来たため、明と戦う後金は敵国と考える者、力のある国に逆らうべきではないと考える者、朝廷では後金への対応を決めかねています。

王「それより朝鮮が後金の王を皇帝と認めぬことは、あの者たちとて百も承知のはず。何故、我が使臣を跪かせようとしたのだ」

コッタリムの最中、ヨンジュンが現れ、儒者や儒生たちの前で話し出します。

「ご存じの通り、明と後金は戦をしています。

此度、後金の王が我が国への国書の中で『大清国の皇帝』を名乗り、朝鮮を『お前』と呼びました。

しかし朝廷では明と共に戦うどころか、後金の王を宥めるため使臣を送ろうとしています。

よって今日、先生の許しを得た故、皆で力を合わせ上疏したいと思います」

儒生たちは賛成しますが、イ・ジャンヒョンが「明が後金に勝てるとでも?」と発言します。「天は明に味方している」と儒生は憤ります。

ジャンヒョン「かの地の以前の名はモンゴル人が興した元、その前は女真族が興した金だった。後金は天を味方につけていると考えているのでは?」

ヨンジュン「明が大国で、後金は小国に過ぎない。後金のヌルハチは明の将軍に〇された」

ジャンヒョン「ではその将軍の最期はご存じですか。磔の刑で肉をえぐられて〇んだ。明の皇帝は一人残った忠臣を疑い、拷問の末残忍に〇した。そのような皇帝のために誰が戦うだろうか…。朝鮮の義理堅い儒生たちが戦ってくれるのか。儒生は筆で城を築くのか?墨を削って剣を作るのか?」

ジャンヒョンは去って行きます。

ヨンジュンの演説を台無しにしたジャンヒョンにギルチェは憤りますが、妹から「品性に欠ける人だ。一か月前に熟柿を買いに来た」と聞き興味を持ちます。

儒生たちも「書院(ソウォン)に入りたいと試験を受けたが、一文字も書けなかった。きっと金で身分を買った偽の両班だ。試験に落ちたのに、お年寄りたちを話術で丸め込み、そのお年寄りが『学ぼうとする者を拒むとは情けない』と気難しい儒者の先生に訴えたため、書院に入学した。ソンチュさんをこき使い、居候している」などと彼の噂を始めます。

感想

『御史とジョイ』に続き、またまた仁祖時代のドラマです。

『恋人』は、レビューが良かったので視聴してみました。ドラマのオープニング映像が「キラキラ系」だと、なんとなく内容が薄っぺらいイメージを持ってしまい苦手で(偏見です(>_<))、ヒロイン役の方も好みのお顔ではなく…でも音楽は良い!1話から面白い!ということはないですが、もう少し様子をみようと思います。

ヨンジュンよりジャンヒョンの方がかっこいいと思いますが、ギルチェはヨンジュンが好きなのですね。

牢にいる白髪の男は、ジャンヒョンなのでしょうか?儒生を仮に20歳とすると、ジャンヒョンはまだ43歳なのですが、苦労したからといって髪の毛が真っ白になりすぎ…。またはジャンヒョンに近しい別の人間なのでしょうか。

恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 1話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

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