47話
ソゲの最期
200人の行商人達の前でソゲは裁きを受けます。ソゲはむしろに座り、ソゲの前には接長(チョプチャン)としてボンサムが立ちます。
「私欲に走り民の税を盗み蓄財した罪
千家(チョン家)客主の主、チョン・オスの荷にアヘンを忍ばせ、〇に追いやった罪
松坡(ソンパ)馬房の手形を盗もうとたくらんだ罪
松坡馬房先代主、チョ・ソンジュンを〇に追いやった罪
千家客主の主の妻、チョ・ソリンを〇した罪
これにより、ユギジョンの大行首 キル・ソゲはその代償として命を差し出すこと」
ソゲが毒を飲む前に、ウォルが「奥様の〇の真相を明かさなければいけない」と勇敢にも声を挙げ、ソンドルが代わってソゲに問います。「ソリンさんを〇したのは、お前1人の仕業か?誰かと一緒にやったのか?」
行商人の裁きでは嘘は許されませんが、ソゲは「一人でやった」「ボンサムを打ち負かすためにやった」と罪を被り、最期に「俺は潔白で何の罪も犯していない」「ユギジョンの大行首になれたから俺は満足だ」と言い、父親と同じように毒薬を飲みます。
「ボンサムと一緒になれ」と言い、大好きなケトンの腕に抱かれ、ソゲは息を引き取ります。
ソゲが真相を明かさず〇んだので、ソンドルはケトンに「ボンサムに話す。その前に自ら罪を告げよ」と言いに来ます。
ソンドルがケトンを説得する際に漢詩を詠んだのを聞いた都承旨(トスンジ)は、ソンドルが両班だと気づき、「それを利用しボンサムとソンドルの仲を引き避け」とケトンに助言します。
ソンドルの過去
王妃は暴漢によって〇されたと大院君(テウォングン、王の実父)により発表されますが、王妃は生きていました。大院君は、これを機に王妃の権力を奪おうとしたのです。
王妃と都承旨は清に頼り暴動を収めようとします。
ケトンはボンサムをお堂に呼び、王妃と都承旨を助けて欲しいと頼みます。
都承旨は帰ろうとするソンドルを呼び止め、碁に誘います。
「かつて大院君が鎖国政策を唱え失策を重ねた。その一つが天主教徒への迫害だ。そのせいで当時、承旨(スンジ)を務めていた宜寧(ウィリョン)南(ナム)氏の一族が没落した。その時お前は両親を失ったのでは?」
都承旨はソンドルの家系図まで入手していました。ソンドルの本名はナム・ソニュでした。
「両班として王妃様をお守りしろ」と都承旨はソンドルに訴えますが、ソンドルはこれからどうするのでしょうか。
行商人にとって大切なもの
同じ頃、王の実兄である完興君(ワヌングン)がボンサムに会いに任房(イムバン)を訪れ、ボンサムの帰りを待っていました。完興君は帰って来たボンサムに、人相書きの女人を探せと命じます。
人相書きの女は王妃です。任房の者たちは「どちらかにつくなら王妃側につこう。世子が母親殺しの犯人を知ったら我々も無事では済まない」と言いますが、ボンサム、マンチは「権力争いに首を挟むべきではない」と言います。
ボンサムはソンドルに「どちらの味方もしない。行商人とその家族を守る、その為の最善の道を探す」と言いますが、両班としての意識を取り戻したソンドルは「何が本当の大義なのか考えろ」と言い、ボンサムとは徐々に擦れ違っていきます。
感想
ボンサムはいつの間にか接長になっていたのですね。
ソンドルの過去に驚きです。王妃を救えば、家門の再興を果たすことができるでしょう。両班にとって大切なのは、家門と大義、体面。一般の民にとって大切なものは、何よりも家族と仲間です。ソンドルはこれからどうするのでしょうか。
客主47話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆