40話
ソリンの最期
ボンサムには「またいつか会えるから泣かないで」、ユスには「お前が私の代わりに父さんを喜ばせてあげて」と言い、ソリンは逝ってしまいました。
皆が止めるのも聞かずボンサムは斧を持って出て行きます。
シン・ソクチュの屋敷では、キム・ボヒョンとシン・ソクチュが、二人を裏切ったソゲを〇そうとしています。そこにボンサムがやってきます。
ボンサムはソクチュを〇そうと斧を振り下ろしますが、その時、ソクチュがユスの為に用意した子ども服を目にし、ソクチュがただの哀れな老人だと気づきます。
ボンサムは「金持ちは人を残すというが、あんたは独り孤独に〇んでいくんだな」と言い出て行きます。
ソリンが亡くなったショックとあまりの騒動にシン・ソクチュは、キム・ボヒョンもソゲも追い出します。
ボンサムのお陰でソゲは命拾いしました。
ミン・ギョムホがソクチュを潰そうとする
ソリンが突然亡くなり、シン・ソクチュはすっかり気力を失ってしまいます。
そんなシン・ソクチュの元にミン・ギョムホが財産目録を持ってやって来、自分の財産を増やすのを手伝って欲しいと言います。
しかし、数日後、シン・ソクチュはミン・ギョムホの金を増やさず、元々の額のまま返します。長年商売をしてきたソクチュは、ミンとソゲがソクチュの財産を全て奪うつもりだと気づいています。
ボンサムも気を落としてしまい…
ソリンを失いボンサムもすっかりおかしくなってしまいました。うつろな目でソリンの幻を追いかけ、酒を飲み、忘れ形見のユスを見ようともせず、何も手につきません。
夢の中でソリンの霊が「私はあなたの心の中に共にいます」「思い出とも別れようとしないで」と話しかけます。この日を境にボンサムは正気を取り戻し、いつかソリンに会える日まで精一杯生きると心に決めるのでした。
ウォルはソリンを〇したのがケトンだと気づいており、ケトンに「ユスの母親になろうと欲を出すな」「必ず真相を明かします」と釘を刺します。
感想
苦労の多いソリンの人生でした。美人薄命…。美しいがため金のために二度も実家から売られ、やっと結ばれた愛する人との生活も束の間、ケトンに付きまとわれ、子どもを奪われ若くして亡くなってしまいました。
「金持ちは人を残す」は、『商道(サンド)』で主人公のイム・サンオクが湾商(マンサン)のホン・ドゥクチュに教えられた名言でもあります。『商道』は一昨年くらいに視聴済みですが、同じ商人をテーマとするドラマなので、『客主』でも『商道』で出てきた教えが散りばめられていて面白いです。
『商道』は、『客主』と同じく物語の序盤で主人公の父親が陰謀により亡くなってしまい、その後、人を残す商いを学んだ主人公が結果として朝鮮一の大商人になり官職まで得た一方、主人公に嫉妬心を持つチョン・チスは悪事を働きひたすら利益を追い求めるが最期には何も残らないという対比を描いています。『客主』がお好きな方は是非。『チャングムの誓い』『トンイ』『イ・サン』などのイ・ビョンフン監督の作品です。ちなみに私は、イ・ビョンフン全作品を完走しています(^^)
客主40話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆