大王世宗 1話、2話 ネタバレと感想

大王世宗(テワンセジョン)の1話、2話のネタバレと感想です。

1話「汝、王材を守れるか」

朝鮮第3代王・太宗(テジョン)と明の使者による、世子の明への婿入りについての会談を控えた王宮で、内禁衛従事官(ネグミ チョンサグァン) キム・ビョンの首吊り〇体が発見されます。

従事官は非番であったため、何者かが〇体を持ち込んで吊るしたと思われます。

死体の背中には蝋で「汝守王材乎(汝、王材を守れるか)」と書かれていました。

これは以前、元で使われた暗号の残し方でした。殺人には明が関与しているのかもしれません。

重臣たちは世子の身を案じますが世子は外で弓の稽古をしています。

代わりに、王の三男・忠寧大君(チュンニョンテグン)が行方不明です。犯人は忠寧大君が王材だと思っているのでしょうか。

王子が行方不明ですが、王は厳戒令を出さず、王子の安全よりも会談を優先すると言います。

世子は父親のこの決定に憤ります。

忠寧大君の妃・シム氏は、父親に忠寧大君の置き手紙を渡します。手紙には「今夜必ず会わねばならぬ人がいる」とありました。

世間と接点の少ない大君が会う人物は、大君たちの師であるイ・スしかいないと思い、シム氏はイ・スに会いに行きます。

イ・スは「王に王座を捨てるよう、朝鮮という国名も捨てるよう忠告しろ」と言います。また「真実ではない例の文言に関わりたくない」「忠寧大君は王材ではない。王になれる器ではない」と言います。

2話「建国の刀」

大君誘拐に関わっているとして拘束されていたイ・スは「忠寧大君は王の素質がない。うぬぼれが強く、口ばかり達者だ」と言います。

誘拐された忠寧大君はオク・ファンに助けられました。商人を名乗るオク・ファンは、実は、高麗皇族で高麗復興勢力の首長でした。

「大君の命を奪い、王宮の柱に吊るすべきだ」というオク・ファンの護衛のムビに、「あの子は王材になるだろう。王の器に育て上げる。兄に食いつき、父の胸に杭を打ち込む、最後には朝鮮王朝を血なまぐさい権力争いの場にする火種だ」とオク・ファンは言います。

王の護衛カン・サンインが忠寧大君を探しに行きますが、大君をさらった者たちが〇されており、大君の姿はありませんでした。さらに、大君を襲った者と王后の弟ミン・ムグの私兵に関わりがあることに気づきます。

イ・スは容疑が晴れ解放されます。

兄弟間の争いを避けるため、世子以外の王子は政治に興味を持ったり勉学に励む事は禁止されていましたが、忠寧大君は政治や学問に興味を持っていたため、イ・スは以前から忠寧大君を心配していました。

オク・ファンの屋敷を出発した忠寧大君は、帰宅せず町を見物することにします。

明の使節が滞在する太平館を大君が通りかかったときに、王室に不満を抱く者が太平館を襲う事件が起こります。

その頃、オク・ファンは、高麗貴族と高麗に忠誠を尽くした忠臣のために祭事を行なっていました。「甲戌(こうじゅつ)年の悲劇を忘れてはならない」オク・ファンたちは高麗王族復興を誓います。

甲戌年(1394年)、朝鮮王は、高麗王家を江華島(クァンファド)と巨済(コジェ)に移すと言って船に乗せ、その船を沈没させ、海に葬ったとされています。生き残った者は王(ワン)氏の姓を隠し、全(チョン)氏、田(チョン)氏、玉(オク)と名乗り生き延びました。

太平館が襲われたことに明の使節ファン・オムは怒ります。

王と重臣は、使節の怒りを鎮めるため、世子に王の謝罪文を持って行かせようと考えますが、忠寧大君が見つからないこと、明は自分を婿にしようとしていることを理由に世子は従いません。

世子は明の属国になることを恥と考えますが、世子の叔父(王后の弟)が「王位継承のために力が必要だ」「父王の時代は終わった、父王の権威は失墜した。新時代を築こう、世子様の時代を」と説得し、世子は太平館に向かいます。

しかし、式典で、明の使節は世子から受けた盃に口をつけず酒を捨てました。「自国の民を監督できない世子は名誉を守る資格などない」と使節の怒りは収まりません。

王は太平館を襲った者を自ら罰したと言い、血の付いた刀を使節に渡します。

そして「余の刀を持ち帰れば、今、明で皇帝の右腕となっている鄭和(チョンファ)よりも株が上がるだろう。

鄭和は軍を従え列強に忠誠を誓わせているが、そなたは話術のみで朝鮮の忠誠を得た。

朝鮮の世子を婿に取るのは、朝鮮が女真、日本、蒙古と結託して明を圧迫しかねないと恐れているからだ。

今日そなたに朝鮮を建国した刀を渡す。これは何があろうとこの刀を明に向けないと言う誓いだ。

信頼は重要ではない、肝心なのはどんな成果を持って帰国するかだ。

この件が上手く解決すれば、皇帝は朝鮮の忠誠を手に入れ、そなたは権力と富を手にできる。私は息子を手放さずに済む」と説得します。

忠寧大君は、市場で亡くなった商人の店を、別の商人が奪い合うのを見て説教したため、乱闘騒ぎに発展します。

忠寧大君は商人たちと共に牢に入れられてしまいました。

牢の中で忠寧大君は「朝廷に命令されて店を閉めるに、保証金は役人が着服している。今の王は国を乗っ取った。だから、その下で働く役人も盗人だ」と商人が話しているのを聞き、「自分がこの問題を解決したら、王様を侮辱した罪を償って欲しい」と言います。

まもなく商人も大君も牢から解放され、解放された忠寧大君は、聞き知ったことを王に訴えようと申聞鼓(シンムンゴ)を叩きます。重臣たちは父王への非難だと忠寧大君の行動を警戒します。

感想

『恋人~あの日聞いた花の咲く音』が途中ですが、大王世宗のネタバレを少しずつ書いていきます。『恋人』は、切なすぎて、見られなくて…(泣)。ですが、とっても大好きなドラマなので、終わりも近いのですし、ゆっくりじっくり大切に観賞して記録していきたいと思います☆

『大王世宗』は2008年のドラマなので少し古いです。86話と、久しぶりの長編ドラマの視聴です(長編ドラマは、イ・ビョンフン前作品と、華政を視聴済みです)。

『太宗 イ・バンウォン』も以前視聴しましたが、『太宗 イ・バンウォン』とは太宗も世子も忠寧大君も全く違い戸惑います。世子は政治的意見を持った『イ・バンウォン』よりはマシな後継者として描かれています。

こちらのドラマでは、忠寧大君に聡明さはなく、生意気で身の程知らずな王子に描かれていますね。これからどのように成長していくのでしょうか。

大王世宗 1話、2話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です