恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 1話 ネタバレと感想

オリジナルは全21話ですが、全32話版で視聴しています。

1話

1659年、孝宗(ヒョジョン)10年春、司憲府持平(サホンブ・チピョン)のシン・イリプは、ソヒョン世子の死亡後に見つかった史書の草稿の中に何度も登場するイ・ジャンヒョンという男の史草の真偽について内密に調査するよう命じられます。

“仕えている者で官吏らしからぬ者がいた

道理を忘れ、世子を惑わし道を誤らせたゆえ

その一党の一人が天罰を受け、正気を失った

王はその者が二度と日を見られぬよう命じた

イ・ジャンヒョン”

史草を読んで恵民署(ヘミンソ)を訪れたイリプは「ソヒョン世子の忠臣だったという男と話がしたい」と医官に訪ねます。

医官は「あの者と会話をするのは無理だ。あの者のことを手厚く世話するよう高貴な方が頼んだそうだが、何年も『時が来ればあの方が私を迎えに来る』と繰り言を言っているような人だ」と言います。

イリプは彼の独房へ行き、イ・ジャンヒョンのことを教えて欲しいと頼みます。

「そなたを迎えに来るのはイ・ジャンヒョンか?イ・ジャンヒョンの話を聞かせてくれぬか?」

牢の中の男は正気を失っているわけではありませんでした。

独房の中にいる白髪の男は、何かを語ろうとします。

場面は回想に変わり、血まみれのイ・ジャンヒョンの描写があります。彼に一体何があったのでしょうか。

「この音が聞こえるか…?花の音…」

23年前の1636年、仁祖(インジョ)14年春、ヌングン里(リ)の両班(ヤンバン)の娘ギルチェは高飛車であざとい性格で、同じ年頃の女性たちに嫌われています。

「運命の人は夢に出てくるナム・ヨンジュン様だ」と信じていますが、妹に「ヨンジュン様はウネさんが好きなの。知らないのはお姉様だけよ」と馬鹿にされます。

「コッタリムにヨンジュン様が来る」と使用人に聞いたギルチェはコッタリムに行くことにし、男という男に色目を使いまくります。

コッタリムが行われるちょうどその頃、宣伝官(ソンジョングァン)のミン・ジニクが、王に「後金に遣わした使臣が戻ったが、後金の王、ホンタイジが自ら皇帝になると宣言し儀式を行った」と伝えます。

重臣たちは後金の国書を受け取った使臣を責めます。

「明が後金と戦を始めて数年が経ちました。敵が攻め入った地域は家が壊されただけでなく、男も女も無事ではいられませんでした。その長を皇帝と崇めるつもりですか」

「女真族の騎兵が1万集まれば、我々に勝ち目はありません。大凌河城(明時代の錦州の前線基地)が陥落しました。敵は破竹の勢いです」

朝鮮は長年、親明政策をとって来たため、明と戦う後金は敵国と考える者、力のある国に逆らうべきではないと考える者、朝廷では後金への対応を決めかねています。

王「それより朝鮮が後金の王を皇帝と認めぬことは、あの者たちとて百も承知のはず。何故、我が使臣を跪かせようとしたのだ」

コッタリムの最中、ヨンジュンが現れ、儒者や儒生たちの前で話し出します。

「ご存じの通り、明と後金は戦をしています。

此度、後金の王が我が国への国書の中で『大清国の皇帝』を名乗り、朝鮮を『お前』と呼びました。

しかし朝廷では明と共に戦うどころか、後金の王を宥めるため使臣を送ろうとしています。

よって今日、先生の許しを得た故、皆で力を合わせ上疏したいと思います」

儒生たちは賛成しますが、イ・ジャンヒョンが「明が後金に勝てるとでも?」と発言します。「天は明に味方している」と儒生は憤ります。

ジャンヒョン「かの地の以前の名はモンゴル人が興した元、その前は女真族が興した金だった。後金は天を味方につけていると考えているのでは?」

ヨンジュン「明が大国で、後金は小国に過ぎない。後金のヌルハチは明の将軍に〇された」

ジャンヒョン「ではその将軍の最期はご存じですか。磔の刑で肉をえぐられて〇んだ。明の皇帝は一人残った忠臣を疑い、拷問の末残忍に〇した。そのような皇帝のために誰が戦うだろうか…。朝鮮の義理堅い儒生たちが戦ってくれるのか。儒生は筆で城を築くのか?墨を削って剣を作るのか?」

ジャンヒョンは去って行きます。

ヨンジュンの演説を台無しにしたジャンヒョンにギルチェは憤りますが、妹から「品性に欠ける人だ。一か月前に熟柿を買いに来た」と聞き興味を持ちます。

儒生たちも「書院(ソウォン)に入りたいと試験を受けたが、一文字も書けなかった。きっと金で身分を買った偽の両班だ。試験に落ちたのに、お年寄りたちを話術で丸め込み、そのお年寄りが『学ぼうとする者を拒むとは情けない』と気難しい儒者の先生に訴えたため、書院に入学した。ソンチュさんをこき使い、居候している」などと彼の噂を始めます。

感想

『御史とジョイ』に続き、またまた仁祖時代のドラマです。

『恋人』は、レビューが良かったので視聴してみました。ドラマのオープニング映像が「キラキラ系」だと、なんとなく内容が薄っぺらいイメージを持ってしまい苦手で(偏見です(>_<))、ヒロイン役の方も好みのお顔ではなく…でも音楽は良い!1話から面白い!ということはないですが、もう少し様子をみようと思います。

ヨンジュンよりジャンヒョンの方がかっこいいと思いますが、ギルチェはヨンジュンが好きなのですね。

牢にいる白髪の男は、ジャンヒョンなのでしょうか?儒生を仮に20歳とすると、ジャンヒョンはまだ43歳なのですが、苦労したからといって髪の毛が真っ白になりすぎ…。またはジャンヒョンに近しい別の人間なのでしょうか。

恋人~あの日聞いた花の咲く音~ 1話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 20話(最終話) ネタバレと感想

20話

ジョイ、グァンスン、ビリョン、イオン、ユクチル、クパルは江華島(クァンファド)に移住し、イオンは饅頭屋、ジョイはお針子、グァンスンは薬屋、ビリョンは占い店を開き、一緒に暮らすことにします。

ジョイの母は、清に捕らわれた女性たちを助けるためとはいえ、煙硝の商売をしていたことをイオンに告白します。煙硝の代金の担保としてカン・ハンギから受け取っていた銃を売り、清国へ自分と同じ境遇の女性を救いに行くと言います。

グァンスンは医者の娘なので、身分が違い婚姻できないユクチルのために、ジョイ達は協力し、祠の前にいるグァンスンのところにユクチルを誘導し、拾妾(スプチョプ)として婚姻させます。

「イオン様とジョイの拾妾はどうなったの?」と皆に言われ気まずい2人。

婚姻祝いに、イオンはユクチルとクパルを免賎します。

「江華島においしい饅頭屋がある」「ジョイという腕のいいお針子もいる」と噂を聞いたイオンの祖母は江華島のイオンに会いに行き、ジョイとの婚姻を許します。役人では陰謀に巻き込まれて命を落とすかもしれません、江華島でのんびりと暮らした方が孫にとって幸せかもしれないと考えたようです。

お祖母様の作戦によりイオンはジョイにポロネーズすることができました。「私と共に人生を歩んでくれぬか」

「喜んで」

END♡

感想

正直なところあまり期待せずに視聴を始めましたが、思いのほか面白かったです(笑)終始ライトでコミカルで、難しい政治的な描写もないので気軽に見られます。時代劇が苦手な方でも見られるのではないでしょうか。

最近の韓ドラにしては珍しく(?)、完全なハッピーエンドです(最近の韓ドラ時代劇は、両想いだけれど、お互いを想いながら別々の人生を歩むなど、せつなさが残る終わり方や、ハッピーエンドとは言い難いすっきりしない終わり方が多いですよね?)。

イオンの美食設定やジョイのバツイチ設定はなくても良かったかな?

この時代(仁祖の時代なので17世紀半ば、ソヒョン世子が亡くなったのが1645年です)に女性が自分の人生を切り開いていくのは、新しい考え方ですし、とても大変なことだったでしょう。両班なのに、官職を望まず、家門の行く末を考えずに未婚を通し商売を始めるイオンも絶対にあり得ない設定ですし、ましては名門両班の女性として生きてきたお祖母様がイオンの生き方を応援してくれるはずはないのですが、まあドラマですからね(^-^;

テソの演技が良かったです。親に愛されず汚れ仕事をさせられ最期まで悲しい人生でしたが、テソを大切にしてくれなかった父親を地獄に落とすという意味では最高の仕返しができました。

御史とジョイ 20話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 18話、19話 ネタバレと感想

18話

江華島(クァンファド)に行ったイオンは「コクドゥ商団の跡に領議政(ヨンイジョン)の息子の別荘が建つ」と噂を耳にします。

イオンはぼろぼろに憔悴しきったテソを見つけます。

テソは「自分が嫡子だった。それを話したら父は何と言うかな」とイオンに話します。

イオン「やり直したくは、罪を償うことだ」

テソ「最後の煎じ薬は俺は届けていない。ドスが届けたはずだ」

世子は、薬を届けたテソに「差別のない平等な世界」を語ってくれ、それを聞いたテソは世子に烏頭を飲ませるのをためらい、薬を飲ませず持ち帰ったのです。代わりにドスが届けました。

テソは漢陽(ハニャン)に行き自首するとイオンに約束し、パク・スンが世子の主治医に渡した誓約書をイオンに渡します。

ジョイが出来上がった足袋を届けに行くと依頼主はパク・スンでした。

パク・スンの屋敷では、イオンが集めた証拠の帳簿を燃やしていました。

新しい足袋を手にしたパク・スンは、足袋の内袋に小さく畳んだ紙をしまいます。

朝鮮を発つトロクソンは、支援者に御礼が言いたいと、支援者の名前を聞き出します。「支援を始められたのは世子様で、今は世子様の弟分のラ・イオン様が支援しておられる」世子の使いは言います。

トロクソンはイオンに挨拶に行きます。

グァンスンの父の形見のわらじに、煎じ薬の処方が隠されていました。

パク・スンは、王に献上する薬に烏頭を入れています…。

「そろそろ王も世子のところへ行かなくては」

江華島のテソは、密かに見送りに来ていた母に別れを言い抱きしめます。「母上、誰がなんと言おうと、あなたは私の母上です。あなたはどれだけ私を可愛がってくれたか。それは本物の愛情でした。どうかお元気で」

江華島に来ていたドスがテソを見つけ刺し〇します。父もそれを目撃しますが、瀕死のテソを置いて行っていまいます。

そして、メンス、ハンギもドスの手下によって…。

「何のために生きてきたのか、もう思い出せません。私に見せた笑顔は本物だったと信じたいです」テソは息を引き取ります。

19話

パク・スン親子は江華島で、トロクソンの仲間達をも〇しました。戸籍台帳がない者、還郷女(ファニャンニョ)達はパク・スンにとって生きる価値のない人間とのことです。

テソの育ての母は生き延び、漢陽のイオンのところにやってきて、イオンの捜査に協力を申し出ます。

ジョイ達は、ドスに幽霊を見せ、その後、除霊としてビリョンを呼ばせ、自白を得るという方法を取ります。

偽の除霊の最中、衣服を脱がせ、足袋の中の書状を盗みます。書状は王からの物でした。「世子に関する全てのことを口外しない見返りに、忠清道(チュンチョンド)の領地権を与える」

イオンは王に謁見し、王の好物のきな粉餅を献上します。「王様の健康を思い、餅には最高の薬である烏頭を入れました」

王は餅を食べるのを止めます。「烏頭はどれほど使った?」

「1分です」イオンは世子の処方を王に提出します。

「世子様には6匁、この60倍も処方されています。体に良いから許可されたのでは?」

「薬については余が許可したことはない」

パク・スンが大切にしていた書状を王に見せます。

「余が許可したのではなく、パク・スンが聡明な世子を恐れて余を脅してきたのだ」

「王様こそが我が子を妬んだ冷酷な父だったのでは?」

「王様は民の父であられます。国の主であられるお方が権力を前にして我が子を見捨てるとは。天倫に背を向ける王様を天がお助けになるでしょうか。

命を賭してお伺いします。王様がパク・スンを利用しておられるのでしょうか。パク・スンが王様を操ったのでしょうか。世子様の死について悲しんでおられるなら、罪人パク・スンを断罪できるよう捕縛の権利を私に与え、江華島の領地権をお取り上げください」

「余はそなたに官職を授けることができる。領議政はどうだ」

「私の望みは正当な裁きです。不当な権力ではありません。暗行御史(アメンオサ)として監察した際、民が悪政に苦しむ姿を見ました。大臣や役人の綱紀を正し、民をお救いください。身分に関わらず有能な人材を登用し、差別のない法改正をし、民に希望をお与えください」

王は、パク・スンの江華島の領地権を奪い、捕縛することを許可します。

除霊を受けるドスは自白します。

「父さんがテソに命じ献上品を横領しました。それを隠すために御史を〇し、主治医を脅して、煎じ薬に烏頭を入れて世子様の病状を悪化させ、最後に毒の入った薬を…私が運びました」

ちょうどその時イオンが屋敷に入って来ます。パク・スン、パク・ドスは連行されます。

イオンはパク・スンを崖の上に連れて行き、家族や仲間を奪われたジョイ達に謝ってほしいと言いますが、パク・スンは「私に良心があれば権力は得ていない」「卑しい者に謝るくらいなら〇んだ方がマシだ」と開き直ります。謝罪を聞けないまま、パク・スンは義禁府(ウィグンブ)へ連れて行かれました。

ドスは圍離安置(ウィリアンチ、遠地に移送し罪人の家をいばらの垣根で囲み門を施錠して外界と切り離し幽閉する)の刑、

パク・スンは烹刑(ペンヒョン、罪人を窯に入れゆでる真似をする。窯から出した後は生きていても死人として扱う)を受けます。額には「鬼(死人)」と焼き印をされました。

テソの育ての母が、刑を受けるパク・スンの元にやって来ます。

「ドスの背中に斑点が3つある。息子が差別されるのが嫌で生まれてすぐにすり替えたの。嫡子はドスじゃなくてテソなのよ。散々利用して邪魔になった途端容赦なく〇したでしょ。そのテソがあなたの嫡子なのよ。私はドスと共に罪を償う。あなたは地獄の苦しみにもだえながら余生を過ごすがいい」

パク・スンがテソを侮辱して言った「お前が〇ぬ時は血の涙を流すであろう」という言葉は、パク・スン本人に返ってきました。

事件が解決し、イオンは辞職し、自由を喜びます。「今日からはごろごろ寝て暮らすのだ。遊んで食べて寝て過ごすぞ!」

感想

報われない人生だったテソの死が悲しかったです。生きて、幸せになってほしかった…。テソの死は、予想通りの展開ではありますが、テソが嫡子だと知ったパク・スンが、テソを可愛がろうとする→自分勝手な父をテソが捨てる、なんて展開も少し期待していました。

御史とジョイ 18話、19話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 16話、17話 ネタバレと感想

16話

グァンスンは漢陽の実家の父に会いに行きますが、実家には見知らぬ人が住んでいました。清からの還郷女(ファニャンニョ)となったグァンスンを追い出した父でしたが、グァンスンにとってはたった一人の家族です。父の安否を確かめなくてはなりません。

テソが逃亡したことで、大提学(テジェハク)は2等級降格、イオンは罷免されました。

クビになり自棄酒を飲んでいたイオンをジョイは励まします。

「体の傷はいずれ治りますが、心の傷は治らない

人生はうまくいかないことばかり

生きがいを感じられなくても、生きていくしかないということが恨めしいです

目覚めた途端、朝からうんざりすることがありますが、だからといって〇ぬこともできない

どんなに泣いていてもお腹は空くし眠くもなる」

離れがたくなった2人はイオンの家に行き、イオンはうどんをふるまうと言いますが、ユクチル、クパルに見つかりそうになったため、ジョイはイオンの部屋で寝ることになります。

翌朝、イオンの部屋にいるところをイオンの祖母に見られてしまったジョイは「イオン様と婚姻するつもりはない」「お慕いするイオン様の足手まといになりたくない」と言います。「また、前の夫とは離縁した。婚姻は女性を縛り付けるもので、使用人同然だった」とも言います。

トロクソンの仲間の女性は、本当にテソの母のようです。

パク・スンは領議政(ヨンイジョン)から弘文館(ホンムングァン)大提学になり、大提学だったシム・テソンは副提学(プジェハク)に、イオンは正8品著作(チョジャク)に、パク・スンにより任命させます。

17話

弘文館の大提学になったパク・スンは、イオンが集めた証拠を切り裂き処分していきます。パク・スンの行動を予測していたイオンは、世子の死に関係する『薬房日記』を懐に隠していました。

イオンの祖母は使用人に命じジョイについて調べます。祖母の小間使いは、ジョイがスンユルと一緒にいるのを見てしまいます。

スンユルはジョイに好意を持っており、子どもの頃にジョイが市場で見ていた高価なかんざしを買っていました(朝鮮時代では、結婚の約束や、プロポーズ、結婚式の当日にかんざしを贈ることが習慣になっています)。

しかし、ジョイのために、どうしたらイオンと結婚できるかアドバイスします。「拾妾(スプチョプ)を理由にイオン様を訴えれば夫婦になれる。俺が訴訟を手伝う。でもお前を苦労させたくない…」スンユルは跪き、ジョイにかんざしを渡します。

「私は、あなたからかんざしを受け取る気も、訴訟を頼むつもりもない」

あっさり振られたスンユルは遠方へ仕事に出かけることにします。

イオンはテソの手がかりを追い江華島(クァンファド)に行くことにします。出かけると言うイオンに、祖母は「婚姻については家族の問題だから私に従ってもらう。あの女は少し前に他の男と歩いていたそうよ」と言います。

「尾行させたのですか?それは良かった。あの娘を知ればお祖母様も気に入るはずです。

どうしても婚姻しろと仰るのなら、ジョイとします。

私の選択肢は2つです。婚姻はしない。どうしても婚姻するなら、ジョイとする」

イオンは出かけて行きます。

ジョイのところに高官からの注文が入ります。「息子の服と、旦那様の足袋を作ってほしい。足袋の内側には小袋を縫い付けて、明日までに作って欲しい」と。

グァンスンは、ジョイとビリョンに父親を探していることを打ち明け、3人で父親捜しをすることになります。

遠方に仕事に出ると言っていたスンユルは、コリ島に行きジョイの母に会っていました。母親はスンユルに「ジョイとは先日絶縁した。近々朝鮮を発つ。こんな母親では荷物になるだけだ」と話します。

「ジョイは逞しいから大丈夫ですよ。今も評判の針子として行列ができています。そばに友人もいるし、ジョイを守ってくださる人もいます。功文館 副修撰(プスチャン) ラ・イオン様です。御史(オサ)として忠清道(チュンチョンド)に派遣されジョイと出会ったようです」

スンユルの話で、母親はジョイがなぜ帳簿を持っていたのか理解します。

「私が今日来たのもそのためです。

イオン様はパク・テソの事件を調べています。そこで私からお願いがあります。

ジョイと縁を切ったまま朝鮮を発つのか、傍にいて捜査に協力するのか、どちらがジョイのためか考えてください。

ジョイの心はイオン様に奪われましたが、幼馴染としてジョイに何かしてやりたいのです」スンユルはジョイの母に頭を下げます。

ユクチルとクパルはイオンに頼まれ世子の主治医を探していました。そこへグァンスンの父親捜しをしているジョイ達3人もやってきて、世子の主治医がグァンスンの父だとユクチル達も気付きます。

グァンスンの父は、世子が毒殺されたと気づき、世子の処方箋を書き記していました。娘のグァンスンも周りの人々も父親は狂ったのだと思っていましたがそうではなかったのです。

父親はグァンスンが還郷女だから追い出したのですなく、世子の死について知っていることで娘にも害が及ぶと考え、追い出したのです。

ユクチルは、グァンスンの父の遺品を持っています…。グァンスンの父が亡くなったと、グァンスンも知ることになります。

世子を〇し、グァンスンの父を〇したのはパク・テソだとユクチルは話します。

テソが目を覚ますと、テソの母はテソを「若様」と呼び「大罪を犯しました」と泣きます。

戸惑うテソ。「母上。若様だなんてやめてください。幼かったとはいえ母上を覚えています。幼い私を捨てたことを詫びているのなら、私は恨んでなどおりません」

「私は息子をすり替えたんです!」「我が子を一生庶子として苦労させたくなかった…」

庶子という理由で、生まれた瞬間さえ喜んでもらえなかった我が子の将来を心配し、母は同日に生まれた本妻の子どもと我が子をすり替えました。テソは本当は本妻の子どもだったのに、庶子として育ち、父から愛情を受けることなく苦労し、汚れ仕事をさせられてきました。自分が本来受けるはずの愛情も富も、庶子のドスが受けてきたのです…。

感想

出生の秘密、きましたー!出来損ないのドスが庶子で、頭のキレるテソが嫡子だったのですね。テソとしては、受ける必要のない屈辱と孤独に苦しみました(>_<)

ソヒョン世子が亡くなったのは1645年、当時としては、ジョイはかなり進んだ考えを持っています。妻は夫の使用人ではない、仕事を持って自分の力で生きる、と。両班として、家門の発展、家と夫のために尽くすこと、女性は一歩下がると教育されてきたお祖母様には、ジョイのような女性は出来損ないにうつるでしょうね(時代によって価値観は変化するので、どちらが正しいとは言えません。ただ、この時代としては、かなり進歩的だったことは間違いないはすです)。

御史とジョイ 16話、17話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 15話 ネタバレと感想

15話

テソ、マルチョン、メンス、ドスの尋問が始まります。カン・ハンギはトロクソンに匿われ、まだ役人には捕まっていませんでした。

テソ、マルチョン、メンスは、窃盗、強盗、人身売買、献上品と税穀の横領と罪を重ね、ドスは海運判官(ヘウンパングァン)〇しを犯しました。

尋問が始まると、マルチョンは献上品の横領を認めます。しかし、忠清道(チュンチョンド)の役人に賄賂を渡し、民をさらい使用人にし虐待したこと、御史(オサ)を〇したこと、鉱山の採掘については認めません。

「横領に加担し贅沢をしただけだ、名ばかりの両班の家に生まれたが、庶子と言う理由で家を追い出され、似た境遇の人と出会い、生きていくために悪事を働いた。全てテソの命令でやった。それから、パク・ドスは海運判官を〇しました」と言います。

ドスは「この者たちには会ったこともない」としらを切りますが、証人として連れて来られたビリョンが「パク・ドスが海運判官を〇すところを見た」「その後、私を拉致し、テソの隠れ家に連れて行った。ドス、テソ、マルチョンが一緒にいるのを見た」「ソヤン商団の使用人をしていた時に、テソ、メンスの姿を何度も見た」と証言します。

ドスは「テソは父の庶子だが、15歳で家出し、それから行方不明だった、交流はない」と嘘の証言をしますが、拷問されそうになるとすぐに口を割り始めます。「私は言いつけに従いテソに会いに行っただけです」

イオン「誰に言いつけられた?パク・スン様か?」

ドスが話そうとするその時、パク・スンが官服を着て尋問所に入って来ます。「私パク・スンは、王様の特赦により放免され、これより本件の委官(イグァン。裁判官)を務めます」

大提学(テジェハク)は王に「パク・スンは黒幕の疑いがある。テソとドスは領議政(ヨンイジョン)の息子で、領議政が無関係とは言えない」と訴えますが、王は「証拠はないだろう。確かな証拠もなしに一国の宰相を罰することはできない」「パク・スンを領議政から降格するくらいにしておけ」と領議政を庇います。

マルチョンは「俺は、パク・スンに何度も上納してきました。内訳を記した『配当証書』もあります。ある場所に隠したので、今すぐに取ってきてお見せします」と領議政に不利になる証言をします。

イオンは証書の隠し場所を聞きますが、マルチョンはイオンには教えないと言います。大提学の配下の役人がマルチョンに同行することにしますが、役人がマルチョンの牢に行くと、マルチョンは領議政の配下の役人によって連れ出された後でした。

領議政の配下の役人がマルチョンを連れ出し、証書を手に入れた後に、マルチョンを〇害し「マルチョンは事故に遭って〇んだ」「証書は始めからなかった」と事実を捻じ曲げました…。 

何らかの理由で王がパク・スンと手を組んだのです…。

領議政は「罪人が死亡し捜査が困難となったため、尋問を打ち切る。パク・ドスは〇人の罪により島流しとする。パク・テソとチ・メンスは罪の多さから斬首とする」と刑を言い渡します。

このままテソとメンスが処刑されてしまっては、世子の件を明らかにすることはできません。

領議政は、贖銭(ソクチョン。刑罰の代わりに支払うお金)を払い、ドスを釈放しました。

イオンは領議政の屋敷に押しかけ「世子様を〇した理由は何ですか」と本人に問います。

「私が世子様を〇した証拠はない」「私を捕らえるのか。私は逃げも隠れもしなかった。あの時も今も、捕らえられなかったのも、止められなかったのもそなただ」と領議政は言います。

テソが世子に烏頭を届けただけでは、領議政を世子〇しで捕らえることはできません。イオンは自分の無力さと、領議政という山の大きさを痛感します。

テソ、メンスの処刑の日、移送される2人をトロクソンが救出します。江華島(クァンファド)で役人の取調べが行われれば自分達のこともいずれ調べられると考えたトロクソンは、ハンギの仲間である2人を助ける代わりに、江華島に来る西洋船に乗せてもらえるようハンギに仲介を頼んでいたのです。

逃亡中に怪我を負ったテソは、トロクソンの仲間に手当してもらいます。意識が朦朧とする中、手当をする女性に「母上…」と言い、テソは眠りにつきます。

領議政は証書を燃やし証拠隠滅を謀ります。そこに「テソが逃げた」と報告が入ります。

ドスに「パンチョン(精肉店がある村)に行ってくる。そなたの好きな“あれ”と肉を買ってくる」と領議政は言います。

感想

トロクソンの仲間の女性は、本当にテソの母親なのでしょうか…。

そして、ドスの好きな“あれ”とは何なのでしょうか(笑)

次回が気になります!

御史とジョイ 15話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 13話、14話 ネタバレと感想

13話

ジョイが男といるのを見て、イオンは素直になれません。

マルチョンは鉱山から持ってきた『配当証書』を隠します。

ドス、マルチョン、チ・メンスが捕まります。テソは捕まりません。

イオンは「テソが烏頭を栽培していた」と上司の大提学(テジェハク)に報告します。それは領議政(ヨンイジョン)が世子の死に関わっていることを意味します。世子の薬の処方を担当する侍薬庁(シヤクチョン)を設置したのは領議政で、侍薬庁が設置されてから、世子が信頼していた医者が罷免され、新しい医者が雇われ、世子に対する烏頭の処方が増えました。

ジョイは、村を出た時におばあさんに貰ったノウゼンカズラの種を新居に埋めます。

3人はそれぞれの得意分野を生かし、ジョイは縫物で、ビリョンは占い、グァンスンは計算で、仕事を始めます。

ジョイの縫物の技術と色選びは漢陽で有名となり、両班の奥様がジョイの顧客となります。ジョイは仕事中に聞いた噂話をイオンに報告するのでした。

“ドスとテソは同日に生まれた” と。

牢にいる領議政は王を呼び出し「医者が生きている」「世子様が父親によって毒殺されたという噂が広まらぬか心配です」と耳打ちします。「釈放してくれれば王様をお守りいたします」

ジョイは自分の荷物の中から、イオンから預かっていた『火薬売買帳簿』を取り出します。テソたちを罰するために必要な証拠なのでイオンに返すべきですが、そこにはジョイの母、トロクソンが取引に関わったと記されており、ジョイはどうするべきか悩みます。

14話

テソは世子の治腫医を見つけ、更に秘密の『薬房日記』と、領議政がその医者に渡した手紙を見つけます。

“侍薬庁を新設後は見聞きした全てのことを他言せず、世子に薬を飲ませるよう協力すること。その見返りとして娘の羅光淳(ナ・グァンスン)には一切危害を加えない” 

父親を貶める証拠を得たテソは医者を〇します。

トロクソンは漢陽のジョイに会いに来ます。ジョイは母を抱きしめます。

母は「私が朝鮮に戻って来た時にはあなたはもう嫁いでいた。裕福な家だとか」と言い、ジョイも会いに行けなかったことを詫びます。

離縁したことを伝えると、母は「良かったわ、自分の好きに生きなさい」と背中を押します。

これからは母と暮らせると喜ぶジョイに、母は「私を忘れて生きて」「私には別の人生がある。ドクボンという名も過去も捨てて生きる」と言います。

そんな母にジョイは『火薬売買帳簿』を見せ「今後はトロクソンとして生きるの?何をしていたのか本当の事を教えて欲しい」と言いますが、母は何も語らず「生きようとしているだけ」「あなたはあなたの人生を精一杯生きなさい」「義禁府(ウィグンブ)が探しているなら今すぐ帳簿を持っていけばいい」と言って出て行きました。

ジョイの母は一度ジョイを探しに嫁ぎ先を訪ねたことがありました。偶然出会いジョイの家を教えてくれたボリに、御礼に櫛を贈り、ジョイの家へ急ぎます。しかし、母が目にしたのは嫁ぎ先で虐められるジョイでした。

医者の遺体を発見したイオンはテソを追います。

テソに追いついたイオンは、テソの手首の傷跡を目にします。それは世子に烏頭を飲ませた医者にあった傷と同じものでした(医者は顔を隠していたので、イオンは何者なのか調べていました)。

世子〇しと領議政が繋がります…テソは捕らえられ、イオンはテソが手にしていた『薬房日記』を手にします。

領議政はテソを使い忠清道(チュンチョンド)の役人と結託し税穀の横領などで懐を肥やしていました。忠清道に派遣された御史を〇害し、王への報告書まで握りつぶしました。こんなことは王宮の助けなしには不可能です。領議政は世子暗〇の見返りに忠清道の覇権を何者かに与えられたのだとイオンは推測します。横領の証拠、役人と結託した証拠は既に手に入りました。

テソは不法に鉱山を採掘し銀を密造し、烏頭を栽培していました。ドスは海運判官(ヘウンパングァン)を殺しました。薬房日記に領議政と事件との接点が隠されているはずだとイオンは推理しますが、イオンの上司である大提学は「尋問では世子の件にはひとまず触れないように」とイオンを止めます。

テソは領議政が世子の主治医に渡した手紙を証拠に領議政を告発し、自分も死ぬ覚悟です。マルチョンとメンスには「テソに強制された」と言って罪を免れるよう説得します。

ジョイは、一度は帳簿を燃やし証拠隠滅しようとしましたが、結局イオンに提出します。

感想

テソとドスが同日に生まれた、これは、韓ドラあるあるの秘密が隠されている伏線かも?!

グァンスンの過去が明らかになりました。両班の娘ではなく、医者の娘でしたね。

ジョイの元夫の家が裕福な家だなんて、ジョイの実家はどれだけ貧しかったのでしょうか(>_<)

御史とジョイ 13話、14話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 11話、12話 ネタバレと感想

11話

死んだと思われていたイオンは、実は生きており、爆発の瓦礫から脱出し、テソとドスのいざこざを目撃していました。その後、イオンはテソとドスの後を密かに追い、身元を調べます。

ジョイは、尾島(ミド)トロクソンという文字と帳簿に残された印を手掛かりに母を探すため江華島(クァンファド)に行きます。

カン・ハンギの元に、鉱山が爆破してしまったと報告が入ります。トロクソンに支払う銀貨がないので、力づくで煙硝を奪うとハンギは言います。

トロクソン=女統領は、日本人商人がコクドゥ商団に渡す予定だった銃を、倍の値段で横取ります。約束を守らない事への見せしめだと言います。

ジョイ、ビリョン、グァンスンは、島に上陸し、カン・ハンギが海に何かを捨てるのを目撃します。

そして、ハンギに道を聞きます。「コリ島か尾島というところをご存じないですか。トロクソンという人を探しています。確かではないですが、その人が私の母ではないかと思って…」と話してしまいます。

ハンギは3人をコクドゥ商団に案内し、倉に閉じ込めます。

トロクソンの元に「代金を払う」と連絡があり、トロクソンはコクドゥ商団に向かいますが、嫌な予感がします。

商団にやってきたトロクソンにハンギはジョイを見せますが、トロクソンは「必要なのは清の捕虜を救うための銀貨だ。それ以外はいらない」と言います。

ハンギ「それならぶつ切りにして魚の餌にします」

トロクソン「好きにすればいい。その代わり私も行首の大切なものを海に沈めることにする」

ハ「望みは何?」

ト「ただちにその3人を島から追い出せ」「銃は煙硝の代金を支払うまで担保として預かっておく」

トロクソンの方が上手でした。

ハンギは3人を船に乗せます。トロクソンは遠くからジョイを見送っていました。ジョイは母が誘拐された時に、何もできず隠れていた自分を思い出し泣きます。

イオンは1人で捜査を続け、烏頭を売っているのは江華島のコクドゥ商団、行首はカン・ハンギと調べ上げます。

領議政(ヨンイジョン)が朝廷で大提学(テジェハク)の罷免と極刑を求めていると、〇んだはずのイオンが入室してきました。「真犯人をあぶりだすために死を偽装し葬儀を行った」とイオンは堂々と宣言し、捜査報告をします。

「権力を笠に地方の役人と結託し民から搾取し、あらゆる不正を働き、国の税を横領した邪悪な連中の黒幕を突き止めました」

イオンの祖母の使いで王宮に向かっていたユクチルとクパルは、王宮から帰宅するイオンに遭遇し、驚きのあまりに倒れてしまいます。

漢陽(ハニャン)に着いたジョイは、放心しながらイオンの家に向かい歩いていました(イオンはペッキ峰でジョイに自宅の場所を教えていました)。すると〇んだはずのイオンに道端で会います。ジョイはイオンに抱きつきます。

6人は漢陽で再会しました。

12話

イオンは祖母に怒られながらも受け入れられます。

鉱山を失い父に見捨てられたテソは、王と父を〇すと誓います。

トロクソンは娘を心配します。

イオンは報告書を提出します。

「パク・テソ他3名は、ソヤン商団、コクドゥ商団を拠点とし、銀の密造と銃と火薬の売買を行っています。首領のパク・テソは領議政の庶子で、海運判官(ヘウンパングァン)を〇したパク・ドスは嫡子です。

よって、背後には領議政パク・スンがいると思われます」

領議政は捕らえられます。

漢陽で暮らす家を探していたジョイ達は、詐欺師に騙されそうになったところを幼馴染のスンユルに助けられます。

イオンは、同僚から弁当代として貰った飾り紐をジョイに渡そうと街を歩いていると、ジョイがスンユルと楽しそうに話しているところを見てしまいます。

感想

イオン様、やっぱり生きてました!お葬式までしてしまったお祖母様は、周りに何と説明したら良いのやら(^-^;

ジョイは母親に会えましたが、何とも最悪な再会でしたね。

領議政があっさりと捕まり…ですが、このまま地位を失う領議政ではないはず!

御史とジョイ 11話、12話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆

御史とジョイ 10話 ネタバレと感想

10話

ジョイは、帳簿の中に「トロクソン(海の妖怪)」という文字と一緒に、見覚えのある印を見つけます。それは、自分の衣に縫われている印と同じものでした。

イオンは海運判官(ヘウンパングァン)〇しの犯人と間違えられ投獄されますが、ジョイが御史(オサ)の身分証を持って行き、解放されます。

海運判官を見張っていたはずのビリョンが行方不明で、兵士のような人々とペッキ峰に向かっていたと目撃証言があります。誰かに捕まったのかもしれない、とジョイは推測し、イオン一行は役所の兵を同行しペッキ峰の鉱山に向かいます。

ドスはテソの隠れ家に来て、鉱山を渡せと言います。そこにイオン達も到着します。追い詰められたテソは、予め用意していた地雷に火をつけ鉱山を爆破させます。イオンは瓦礫の下敷きになり、出て来られなくなってしまいました。イオンは死んでしまったと、皆が涙を流します。

漢陽(ハニャン)のイオンの実家では、遺体がないまま葬儀が行われます。イオンの祖母は自分が科挙を勧めたせいでイオンが死んでしまったと悔います。

ドスから「父さんにテソを〇せと言われた」と聞いたテソは、実家に帰り父とドスに剣を向けます。

父が大切にしている家系図に剣で穴を空けると、父も本性と本音をテソにぶつけ、家系図でテソを殴ります。

テソは父を抱きしめ、父に貰い大切にしていた笠の飾り紐を捨てます。

「父上の言いつけを守っても認めてもらえないのは、私が至らぬせいだと己を責めました。

一族の迷惑にならぬようひっそりと隠れ住み、昼夜を問わず父上の命令に従うだけの人生でした。

ですがどうやらそんな努力は無駄だったようですね。

己の全てをかけた鉱山まで失ったというのに、それすら私のせいだと責めるのですか。

これ以上私はこれ以上、何をどうすればいいのですか」

テソは涙を流し訴えますが、テソの気持ちを理解しようとする人などいません。

父「その気になれば私がお前を〇すことなど朝飯前だ。お前が消えても我が一族には何の影響もない。だがお前は後ろ盾を失えば相当生きづらくなるはずだ」

テソは父に拝礼をして去って行きました。「どうかお体を大切に」

父親は、ドスの罪をテソに擦り付けて〇そうと考えます。

イオンの死は、部署のトップ・大提学(テジェハク)にも伝わります。

領議政(ヨンイジョン)は、次々と御史が死に職務を全うしないのは弘文館(ホンムングァン)の大提学のせいだと、大提学の官位を取り上げ極刑にしてほしいと王に訴えます。

感想

テソは、やはり捨てられてしまいました(>_<)父親にあそこまで言われるなんて辛すぎます。

イオンは、生きていますよね?主役ですから、大丈夫ですよね?

御史とジョイ 10話のネタバレと感想でした。最後までお読みいただきありがとうございました☆